彼氏に怒りを感じたとき
「もー! 許せない!」
こんな風に感じたとき、あなたはどんな行動をしますか?
怒りを相手にぶつけて、素直に謝ってもらえれば良いかもしれないけれど……
- 喧嘩になってむしろ怒りが増幅した
- 謝られても全く受け入れられない
- 何をしても全く怒りが収まらない!
こうした状況になってしまう場合もあるかと思います。
いったい、そんなときにはどうすれば良いのでしょうか?
この記事では、恋人への怒りが収まらない理由や、怒りが収まらないときの対処法を紹介します。
もくじ
「怒り」が湧く理由は何かを傷つけられたから
まずは「怒り」が湧く理由について解説します。
怒りは自分を守るための防御反応
「怒り」はネガティブなもののように捉えがちだけれど。
そもそも、「怒り」というのは大切なものを守るために備わった、とっても大切な感情です。
人がイライラしたり「怒り」の感情を抱くのは、その人にとっての「大切なもの」を傷つけられたときなのです。
人が怒りを感じる瞬間とは?
- 趣味をバカにされた
- 食べようと思っていたお菓子を食べられた
- 録画しておいた番組を勝手に消された
- デートに相手が遅刻してきた
こうした状況のとき、怒りを感じる人は多いです。自分が大切にしているものを「傷つけられた」と感じるからです。
傷つけられたものとは?
大切なものというのは、何も目に見えるものとは限りません。
- プライドを傷つけられたとき
- 信頼を裏切られたとき
- 愛情を踏みにじられたとき
こんな風に、心が傷つけられたときにも怒りを感じる人は多いです。
怒りは「戦い」の原動力
「怒り」というのは、大切なものを守るための戦いの原動力。
そういう意味ではとても大切なものなのですが……実はここで1つ、困ったことが。
それは「怒り」は、本来それが不要な場面でも出てきてしまう場合ある、ということです。
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怒りが収まらないのはどうして?
怒りが収まらないのはどうしてなのでしょうか?
相手に悪意がなければ怒りは必要ない!?
そもそも、「怒り」というのは、相手に戦う意思がなければ必要ありません。
- 相手に全く悪意がない場合
- 相手が折れて謝ってきた場合
- そもそもが自分の勘違いだった場合
こうした場合、怒りはさっさと収めてしまって良いのです……が、しかし。
「怒りを収めたいのに、全く収まらない!!!」
というのは、案外よくある話。それはどうしてなのでしょうか?
相手を「許せない」と感じる理由
怒りが収まらないのは、相手のことが許せないからです。
なぜ許せないかというと、そのことで自分が大きな損害を受けた、と感じているからなのですね。
謝られたり相手に悪意がなかったとしても、そこで受けた損害が埋められないままの場合。
人は「許せない」という思いを抱きます。
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謝られても損失は埋まらない!?
「失った」と感じているから怒りが消えない
例えば、ある女性が彼氏にこんな風に言われたとしましょう。
この時、女性はとても大きなショックを受け、傷つきました。
こんな風に感じたからです。
彼女は女性としてのプライドを酷く傷つけられたのです。
そしてこの傷ついた心は、傷つけてきた相手に謝られたからと言って、すぐに回復するものでもないのです。
こんな風に男性が謝っても。
という思いを、この女性は手放せないからです。
「傷つけられた」という思いが埋まれば怒りは消える
つまり怒りを収めるには、「傷つけられた(失った/損なわれた)」という思いを、手放す必要があるのです。
一般的には、以下のような方法が取られますね。
- 金銭やもので埋め合わせをする
- その行動に「傷つける意図はなかった」と説明をする
- 相手の怒りが治るまでひたすら待つ
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怒りは実は「怒る側」の問題!?
怒りには「怒る側」の問題もあるかもしれません。
被害者意識が問題をこじれさせる
先ほどの例で言えば、彼女の足を「大根みたい」と言った男性に、非があるように思えますよね。
そして、彼氏にそんな風に言われた女性は「被害者」に見えるかもしれません。
でも実は、こうした「被害者意識」を持ってしまうと、ますます相手を許せなくなってしまうので、少し注意が必要です。
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傷つくのはそれを気にしているから
先ほどの女性は彼氏に「大根みたいな足」と言われて深く傷つきました。
実はこれは、そもそもこの女性が自分の足にコンプレックスを抱いているからなのです。
逆に、全くコンプレックスを抱いていない女性なら、誰になんと言われようが、特に気にすることはありません。
と言われて、多少はムッとするかもしれませんが、
などと、笑って済ませられるのです。
恋愛でありがちなコンプレックスとは?
例えば恋人にたいしてなら、以下のコンプレックスが発動する場合が多いです。
- 女としての魅力がない
- 愛される価値がない
- 人として劣っている
こうしたコンプレックスを抱いている場合、恋人の何気ない一言で、傷ついてしまう傾向があります。
どんなことを言われても、
と感じてしまうのです。
そしてこんな風に傷ついてしまうからこそ、恋人への怒りも収まらなくなります。
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自分の中にある「怒りの種」の手放しが大切
怒りを手放すには、自分の中の「怒りの種」に気づくことが大切です。
怒りの種を見つけよう
恋人への怒りを手放すにはどうすれば良いのか?
その答えは実は簡単です。
自分の中にある「怒りの種」に気づくこと。そしてそれを手放すことです。
収まらない怒りというのは、自分の中にある触れられたくない部分に触れられた時に発動する場合も多いです。
そこはいわば怒りの種。
たとえ相手にはそんなに悪気がなくても、その部分に触れられると……
- 「攻撃された!」
- 「否定された!」
- 「傷つけられた!」
こんな風に感じるのです。
まずは自分の中にある怒りの種がなんなのかを考えてみましょう!
過去の体験が影響している!?
「怒りの種」には、過去の体験が影響している場合も多いです。
例えば子供の時にとても心が傷つくような体験をした場合。
それと似たようなことがあると、過剰に反応してしまいがち。
これは、その時の体験が頭の中に蘇ってしまうからです。
例えば、一度浮気をされたことのある女性は、新しい恋人と付き合っても「ちょっとした怪しい動き」にイライラしてしまうかもしれません。
怒りを手放すには、こうした過去の体験との関連性に気づくこと。
そしてその過去の体験を癒していくことも大切です。
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責めずに自分の気持ちを伝えてみよう
怒りを手放すには、相手に自分の気持ちを伝えることも大切です。
素直に気持ちを伝えてる?
恋人に怒りを感じているとき、多くの人は「怒り」を伝えます。
しかしこれは、実は「素直な気持ち」とは言い切れません。
なぜならこうした怒りの根底には、なんらかの悲しみが潜んでいる場合が多いからです。
「悲しみ」を抑えると拗れる!?
怒りが収まらない時には、自分の「悲しみ」を伝えることを意識してみてください。
こんな風に悲しみを伝えると、まず自分の気持ちがすっきりします。
そして相手も、「自分の発言が相手を傷つけた」と気づくことができるのです。
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ブレイクタイムを設ければ怒りは収まる!?
怒りが収まらないときには、ブレイクタイム(休憩)を挟むのも方法の1つです。
一度「他のこと」をして気持ちを落ち着けよう
怒りが収まらないときには、一度ブレイクタイムを設けるのもおすすめ。
というのも、『怒り』の感情は脳や体に非常に大きなストレスを与えるため、そもそも長続きしないようになっているからです。
なので、単純に「時間を置いたら怒りが収まった」というのは、実はよく聞く話。
難しいことは考えずに、とにかく時間を置いてみるというのも怒りを収める方法の1つです。
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この記事のまとめ
いかがでしたか?
怒りが収まらないときには、まずは自分が何に怒っているのか(何を傷つけられたと感じているのか)を明確にしてみてください。
それをするだけでも、怒りの気持ちがスッと収まる場合は多いです。
また、気持ちや体が疲れているときはイライラしてしまいがち。
「お互い疲れているなー」と感じるときには、思い切って温泉やマッサージでリフレッシュするのもありかも!?
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いつも暖かい応援、ありがとうございます。あなたの恋が素敵な未来に繋がりますように……☆