フキハラをする男性の特徴と心理|不機嫌アピールをする理由と対処法とは?

フキハラをする男性って、どんな男性?不機嫌をアピールする心理や対処法を解説します。

これってフキハラ?

「なんか、彼氏が不機嫌かも……?」

あなたも、彼氏や好きな人とのデート中にこんな風に思った経験があるかもしれません。

話しかけてもそっけなかったり、言葉や態度に棘があると「何かしてしまったかな?」と不安になりますよね。

人は誰しも「機嫌が悪い時」があるものですが、大人になると、自分の感情は上手にコントロールして、それを見せないように努力するものです。

しかし、世の中には不機嫌さをわざとアピールして、周りをコントロールしようとする、いわゆる「フキハラ」をする人もいます。

この記事では、そんなフキハラをする男性の特徴や心理、不機嫌アピールをされた時の対処法を解説します。

フキハラとは?不機嫌アピールをする理由

まずは、フキハラの定義や、不機嫌をアピールする理由を見ていきましょう。

不機嫌ハラスメントはモラハラの一種

フキハラとは、「不機嫌ハラスメント」の略で、実はモラハラの一種と言われています。

これは、不機嫌な態度を取ることで周りに「精神的なダメージ」を与え、自分が優位になる状態を作り出すための行為です。

実際、不機嫌な人が周りにいると、気を遣ったり、相手の顔色をうかがってしまいますよね。

「相手を不快にさせてしまったかも?」と不安や罪悪感を抱かせることで、周りをコントロールしようとしているのです。

代表的な行為はため息や舌打ちなど

「フキハラ」と一言に言っても、それにはさまざまな行動があります。

例えば、代表的なのは「ため息」や「舌打ち」でしょうか。

他にも、

  • 無視をする
  • わざと大きな物音を立てる
  • 相手に対してダメ出しや文句を言う

こうした行動も、フキハラに含まれます。

フキハラをしている自覚がないことも多い

フキハラをされると、特に優しくて気の弱い性格の人ほど、萎縮してしまう傾向があります。

中には、自分には全く非がない状態でも「ごめんね」と謝ってしまう人も。

しかしその一方で、フキハラをしている人は、「悪いことをしている」という自覚がないケースも多いです。

無意識には「周りを思い通りに動かしたい」「自分が優位でありたい」という気持ちを抱いていて、それが「不機嫌アピール」という行動に現れているとしても。本人はただ「嫌なことがあったからイライラしているだけで、別に周りには迷惑をかけていない」と思っている場合もあります。

フキハラをする男性の特徴

フキハラをする男性には、どのような特徴があるのでしょうか?

過去にフキハラによる成功体験がある

フキハラをする男性には、「フキハラによる成功体験」があることが多いです。

例えば、

  • 家族に甘やかされて育った
  • 元カノが何でも言うことを聞いてくれた
  • 仕事で重要なポジションにありいつも部下が顔色を窺っている

こうした状態だと、「不機嫌アピール」をすることで、周りが勝手に自分の要望を叶えてくれたりします。

「不機嫌アピールをする=自分の要求が通る」と学習してしまっていると、同じような行動を繰り返しやすくなります。

モラハラ気質で周りをコントロールしたい

フキハラはモラハラの一種です。

モラハラとは、相手の人格を否定したり攻撃することで自分の「支配下」に置き、相手を思い通りにコントロールする行為のことを言います。

フキハラも、

  • お前のせいで自分は機嫌が悪い
  • お前には至らないところがある
  • お前のせいで自分は迷惑している

こうしたアピールなので、言葉としてはやや柔らかい印象を受けるかもしれませんが、立派なモラハラと言えます。

メタ認知が弱く自分を客観視できていない

フキハラをする男性には、「自分がフキハラをしている」という自覚に欠けている人も多いです。

そして、こうした人たちによくあるのが、メタ認知が弱く自分を客観視できていないことです。

メタ認知とは、「自分が周りからどのように見えているか」を客観的に把握し調整する能力のことです。

これが弱いと、「今自分は周りに不快感を与えている」ということにも気づけないので、無自覚にフキハラを繰り返してしまいます。

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フキハラをする男性の心理

ここからは、フキハラをする男性の心理を深堀りしていきましょう。

自分の機嫌を自分で取ることができない

人が不機嫌になるのは、「辛い」「苦しい」「悲しい」など、ネガティブな感情を抱いている時です。

本来なら、こうした感情は自分の中でうまく処理をしたり、相手に具体的な解決策を提案するなどして、対人関係に影響がでないように対処するもの。

しかし、フキハラをする男性は、これをせず感情を周りにぶつけます。

「自分の機嫌は自分で取るべき」とよく言われますが、フキハラをする男性はこれができず、周りに機嫌を取ってもらおうとするのです。

他責志向な傾向がある

フキハラをする男性は、他責志向な傾向があります。

他責志向とは、簡単に言えば「人のせいにしやすい」ということですね。

嫌なことがあったり、うまく行かない時に、「自分はどうすればいいのかな?」と考えるのではなく、「もっと相手にこうして欲しい」「相手はこうするべきだ」と周りにその責任を押し付けるのです。

そのため、周りに対しても否定的・攻撃的な発言をしてしまうことも多くなります。

自己中心的で周りのことを考えていない

フキハラをする男性には、自己中心的な人も少なくありません。

「自分が不機嫌な態度になることで、周りに嫌な思いをさせる」ということに、意識が向いていないのです。

あるいは、周りに嫌な思いをさせることを、あまり「悪いこと」と思っていないケースもあります。

フキハラをする男性にとって大切なのは「自分(の気持ち)」であり、周りの人の優先順位は低いのです。

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彼氏が突然不機嫌になる原因とは?

彼氏や好きな人が突然不機嫌になると、「何か嫌なことをしてしまったかな?」と不安になってしまうかもしれません。

実際のところ、男性が不機嫌になるのにはどのような理由が考えられるのでしょうか?

元カレの話や過去の恋愛経験は聞きたくない

「自分のことをちゃんと知って欲しい」という気持ちから、元カレや過去の恋愛の話をする女性もいますが……

多くの男性は、好きな女性の「過去の恋愛話」を、できれば聞きたくないと思っています。

過去の話だと分かっていても、「他の男性」を愛していたという事実を突きつけられるのは、辛いからです。

フキハラ気質な男性ではなくても、「元カレの話」や「過去の恋愛話」が理由で、気持ちが落ち込んだり、不機嫌になってしまうケースは、実はよくあります。

他の約束を優先し自分を後回しにされた

女性も、彼氏がいつも男友達との約束を優先させていたり、地元の友達とばかり遊んでいたら、「なんだかなぁ……」と思ってしまいますよね。

これは、男性も同じです。

彼女や好きな人には自分を一番に優先して欲しいし、大切にして欲しいもの。

あまりにも「他の約束」を優先して、デートや連絡の頻度が少なすぎると、「自分は愛されていないのでは?」と不満を感じます。

素直に「寂しい」と言えれば良いのですが、プライドが邪魔をしてこれを言えず、不機嫌な態度を取ってしまう場合もあります。

デートの途中でほったらかしにされた

  • 女性向けのショップで1人で買い物に夢中になる
  • デート中にかかってきた友達からの電話に出る
  • 店員さんと世間話で盛り上がる

こんな風に、デート中にほったらかしにされ、不機嫌になる男性は意外と多いです。

せっかくデートにきているのに彼女にほったらかしにされると、男性としては居場所がなくなってしまうもの。

「俺と一緒にいても楽しくないのかな」と感じ、不機嫌になってしまうのです。

「男としての面子」が潰されたと感じた

意外とよくあるのが、男性が「男としての面子を潰された」と感じて、不機嫌になってしまうことです。

例えば、人前でお説教やダメ出しをされた時や、デートで会計を支払おうとしたら、横から彼女がサッとカードで会計を済ませてしまった時。

「これじゃ男としての面子が丸潰れだ……」と感じて、落ち込んだり不機嫌になってしまうのです。

「男を立てる」という考え方は、古臭く感じるかもしれませんが、男女の関係に実は今の時代でも大切だったりします。

女性が「可愛くありたい」と思っているように、男性も、特に好きな女性の前では「カッコいい男でありたい」と思っているもの。

それを台無しにされたと感じると、モヤモヤしてしまうかもしれません。

急な予定変更が続き計画が崩れてしまった

急な予定変更が続いて計画が崩れてしまい、男性が不機嫌になるケースもあります。

これは、几帳面な性格の男性によくあるパターンです。

事前に店を調べて予約をしていたり、チケットを購入していたのに、彼女が寝坊して計画が台無しになってしまった……なんて場合は、やっぱり嫌な気持ちになってしまうかも。

そのデートに気合が入っていた分、落胆する気持ちも大きくなります。

他にも、

  • トイレからなかなか戻ってこない
  • 歩くのが遅い
  • 買い物が長い

これらが積み重なり、「このままじゃ次の予定に間に合わない」とイライラしてしまうケースもあります。

お泊まりの誘いやキスを拒絶された

「ホテルに誘われたけれど断った」「キスされそうになって顔を背けた」

こうした「女性からの拒絶」が原因で、男性が不機嫌になるケースもあります。

例えば、デートの帰り際に「この後どうする?」と男性が暗にホテルへの誘いをかけたのに、女性が「え?帰るよ?」と普通に答えてしまった場合などですね。

女性に断られたことで、プライドが傷つき、落ち込んでしまう男性もいます。

もちろん、無理に応じる必要はありませんが、「相手を傷つけない断り方」を身につけておくと、余計なトラブルを防ぎやすくなります。

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フキハラをされた時の対処法

多少は不機嫌になっても、すぐに調子を取り戻してくれるのであれば問題はありません。

しかし、不機嫌な状態が長時間続いたり、何度も繰り返してくる場合は、どのように対処すれば良いのでしょうか?

「相手の問題」と割り切る

フキハラをされた時、NGなのは「彼が不機嫌になったのは私のせいだ」と自分を責めてしまうことです。

これをしてしまうと、フキハラ男性の思うツボ。「自分が不機嫌になれば彼女は思い通りに動いてくれる」と学習させてしまうと、相手は何度も同じ行動を繰り返すようになります。

男性が不機嫌になった時は、まずは「感情のコントロールができないのは相手の問題」と割り切りましょう。

その上で、この先に交際を続けられるかを考えたり、「自分の言動に何か問題があったかな?」と客観的に振り返りをすることが大切です。

面倒に感じるのなら別れるのもあり

「フキハラ」というのは、本人がその行動を改めようとしない限りは、なかなか改善しないものです。

なので、もしもこの先も彼と付き合っていきたいと考えているのなら、一度話し合いをして「不機嫌になるのはやめて」と伝えることも大切です。

  • 不機嫌になられると怖いし気を遣う
  • こちらも意見が言えなくなってしまう
  • 嫌なことがあるなら言葉で伝えて欲しい

こんな風にこちらの希望を伝え、逆に相手の要望を聞き、妥協点を見つけていくことで、良い関係を築きやすくなります。

ただ、これはなかなか骨の折れるものです。

あなたがフキハラに対してストレスを感じていたり、「もっと他に良い男性がいるかも」と感じるのであれば、別れを視野に入れても良いかもしれません。

「機嫌を取る方法」を学んでおく

フキハラに対しては、「機嫌を取る方法を学んでおくこと」も効果があります。

例えばですが、

  • 相手を褒める
  • 相手が好きな話題を振る
  • 相手が好きなお菓子を渡す

こうした行動をするだけでも、コロッと態度が緩和する場合もあります。また、ある程度時間を置くことで、相手の気持ちが落ち着き自然と機嫌が直るケースもあります。

逆にNGなのは、

  • 相手を責める
  • こちらも不機嫌になる
  • 相手を脅すような発言をする

こうした行動をしてしまうことです。

「別に根は悪い人じゃないから一緒にいたいんだけど、気持ちが安定していないんだよな……」と感じるような場合は、こうしたいくつかの対処法を知っておくと、気持ちが楽になるかもしれません。

この記事のまとめ

この記事では、フキハラをする男性の特徴や心理、不機嫌アピールをされた時の対処法を解説してきました。

まとめると……

  • フキハラをする男性には、感情のコントロールができなかったり、周りへの配慮が欠けている人も多い
  • フキハラをしてくる男性に対しては、萎縮して言いなりになるのではなく、「相手の問題」と割り切ることが大切
  • 「少し時間を置く」「相手の気持ちが上向きになる言動をする」など、いくつかのフキハラ対策を知っておくと気持ちが楽になる

と、なります。

フキハラをされると、嫌な気持ちになってしまうものです。

ただ、フキハラをする人は、良くも悪くも子供っぽい傾向があるので、本文で紹介したように「相手を褒める」というようなシンプルな行動が、効果を発揮する場合もあります。

フキハラに「コントロールされてしまう」のではなく、むしろ「相手をコントロールする」くらいの気持ちでいると、対処がしやすくなるかもしれません。

また、ストレスを感じているのなら、親しい人に相談をしたり、距離を置くなどして「自分の心を守ること」を優先してくださいね。

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いつも暖かい応援、ありがとうございます。あなたの恋が上手く進みますように……☆