
女性に「もう期待していない」と言われたら、どうすればいいの?言葉の裏にある心理や、期待しないと言われたときの対処法を解説します。
「もう何も期待していない」と言われたら…
「もういいよ、あなたには何も期待していないから」
彼女にこんなセリフを言われたら、ショックですよね。
でも、こうした冷たい言葉を投げかけられた経験のある男性は意外と多いもの。「人の期待に応える」というのは、実はとても難しいことだからです。
とはいえ、そのままの状態では関係もギクシャクしてしまうし、できれば彼女の信頼を取り戻して、仲良く過ごしていきたいですよね。
「もう期待しない」と彼女に言われた時には、いったいどうすれば良いのでしょうか?
また、こうした冷たい言葉を言う女性の真意とは?
この記事で詳しく解説していきますね。
「もう期待していない」の意味とは?
そもそも「もう期待していない」という言葉は、どのような意味に捉えれば良いのでしょうか?
期待しないってどういうこと?
「もうあなたには何も期待しない」
こんなふうに言われた時、「期待しないってどういうことだろう……?」と首を傾げてしまう男性も多いかもしれません。
「期待しない」という言葉には、一般的には以下のようなニュアンスが込められています。
- 求めない
- 欲しがらない
- 楽しみにしない
つまりは「期待しない」という言葉は、「あなたに対してもう何も求めません」という意味です。
そもそも今まで何を期待していたの?
では、そもそも彼女は、今まで何を期待していたのでしょうか?
この答えは人それぞれですが、「女性の希望に沿う何らかの行動」を求めていたのだと考えられます。
例えば……
- 「もっとデートの頻度を増やして欲しい」
- 「誕生日くらいは趣味より自分を優先して欲しい」
- 「ちゃんと働いて生活費を入れて欲しい」
以前、彼女からこうした「要望」を出されていた場合、女性側は「彼がそれを叶えてくれる」と待っていたのかもしれません。
もう期待しない=幻滅した、ガッカリした
その希望の是非や正当性は置いておいて、期待していたものが得られなかった時、女性は深く傷つき相手に対して失望の気持ちを抱きます。
「もう期待しない」という言葉には、「幻滅した」「ガッカリした」というニュアンスが込められていることが多いです。
男性側の行動や努力が足りていなかったり、女性の求めるものが大きすぎた場合は、相手側は「期待を裏切られた」と感じてしまいます。
「もう期待しない」と言われた時には、まずはこうした意味合いが込められているのだと知っておくと、この先の対処がしやすくなります。
冷たい言葉を言う女性の心理
「期待しない」という言葉を言うのは、どのような心理なのでしょうか?
「裏切られた」と感じている
「もう期待しない」という言葉は、すでに何度も期待を裏切られた女性が使う言葉です。
それはつまり、自覚はなくても男性側がすでに何度も女性を裏切るような行動をしているということ。
- デートの頻度を増やして欲しいのに、相変わらず仕事優先
- いつも趣味に夢中で、誕生日やイベントも会ってくれない
- 「仕事を探すよ」と言いつつ、相変わらず何もしない
こうした行動に心当たりはないでしょうか?
女性からすれば、こうした姿を見るたびに「何もしてくれないんだ……」とガッカリしてしまうもの。
そして、これ以上期待して傷つきたくないからこそ、「もう期待しない」とわざわざ男性に伝えているのです。
女性は怒っている?諦めている?
「もう期待しない」と言われたとき、女性がどのような気持ちなのか気になりますよね。
一般的に、人は誰かに何かを期待して裏切られた時には、相手への悲しみや怒りを感じます。
「信じていたのに、その気持ちを裏切られた」と感じるからです。
多くの場合は、それでも相手のことを信じようとするものですが、それが何度も続くと精神的に疲弊してしまうもの。
「もう期待しない」と言う時には、失望や諦めを感じているケースが多いです。
「もう期待しない」は別れのサイン?
「もう期待しない」と言う時、女性側は別れを視野に入れている場合も多いです。
本当なら期待したいし、希望を叶えてもらいたいけれど、これ以上期待しても、男性側は自分の希望を叶えてくれることはない。
そんなふうに判断した場合、これ以上関係を続けても、幸せでいることは難しいからです。
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女性側が前向きに諦めている場合もある
「もう期待しない」という言葉は一見ネガティブに聞こえますが、女性側が前向きな気持ちで口にする場合もあります。
それはどのような状況でしょうか?
自分が「求めすぎていた」と気づいた場合
例えば、仕事が忙しい男性に「毎日LINEをして欲しい」「もっとデートの頻度を増やして欲しい」と求めても、なかなかそれを叶えることは難しいかもしれません。
女性側が「これは自分のわがままだ」と気づいた時には、前向きな気持ちで「相手に期待する(求める)のはやめよう」と口にする場合もあります。
男性が十分努力していると感じた場合
求める結果が得られなかったとしても、「男性側は十分に努力している」と感じた時も、前向きに「期待するのはやめよう」と考える可能性があります。
例えば、「新しい仕事を探して面接に行っているけれど、なかなか採用されない」というような場合です。
期待しても希望が通るわけではないし、期待をすることで相手に余計なプレッシャーを与えてしまうかもしれない。
こうした理由で、期待するのをやめるケースもあります。
「期待すること」が押し付けだと気づいた場合
そもそも、「他人に期待する」という行為は、相手に対して一方的に自分の希望を押し付けるものです。
「二人の関係のために、もっとデートの頻度を増やして欲しい」「あなたの将来のために、しっかり働いて欲しい」
こんなふうにもっともらしく理由をつけていたとしても、結局のところ、それは「自分のため」に他なりません。
- 「私を幸せにして欲しい」
- 「私を安心させて欲しい」
- 「私を喜ばせて欲しい」
「期待」という好意の裏にあるのは、こうした願望です。だからこそ「他人に期待するのは良くない」と言われているのですね。
「相手に求めるのではなく、自分で自分の気持ちを満たしていかないと行けない」と気づき、期待をやめる場合もあります。
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男性側にはどのくらい非があるの?
「もう期待しない」と言われた場合、男性側にはどのくらい非があるのでしょうか?
勝手に期待して勝手に傷ついただけ!?
女性の期待を裏切ってしまった時には「申し訳ない……」とも感じるけれど。
でも、言ってしまえば女性は勝手に期待して、勝手に傷ついただけですよね。
そもそも、期待というのは相手に対して何かを求めたり、自分の希望を押し付ける行為です。
よく、親が子供に「テストで良い点数を取ること」を期待したりしますが……これは必ずしも子供のためではなく、「自分がいい気分になったり、安心するため」だったりします。
恋愛もこれと同じで、一見男性のために何かを求めているように見えても、その奥にあるのは自分勝手な願望の押し付けです。
そういう意味では、「期待を裏切った」からと言って、男性側に非があるとは限りません。
男性が「約束」を破った場合は過失になる
「もっとデートがしたい」「もっとLINEをして欲しい」「ちゃんと働いて欲しい」
女性がこうした要望を出した時、男性側が「わかった」と承諾したのなら、それは「約束」になります。
何も言わずに勝手に期待して傷ついたのなら、それは女性側の問題ですが、約束をしている場合は話が別です。
約束をしたにもかかわらず、それが達成されない場合は、「期待を裏切った」のではなく「約束を破った」ということになるので、そこには男性側の責任も発生します。
どちらに「甘え」があるのかを見極める
女性に「もうあなたには期待しない」と言われた場合は、これまでの関係性において、男性側と女性側のどちらに「甘え」があったのかを、冷静に見極める必要があります。
「甘え」とは、本来なら自分がするべきことをやらず、相手に負担させている状態です。
- 仕事が忙しく、いつも彼女に予定を合わせてもらっていた
- 二人の関係性を維持するために、自分は何も努力していなかった
- 生活費や家賃など、彼女の収入を頼りにして生活していた
こうした場合、甘えているのは男性側であり、反省し行動を変えていく必要も出てきます。
逆に、「自分は彼女と同等、あるいは彼女以上に努力や行動をしている」という場合は、女性側が男性側に甘えている状態だと考えられます。
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「期待されたい」というエゴに注意
「彼女に期待されたい」という気持ちが悪循環を生んでいる場合もあります。
期待を裏切ると罪悪感を感じる
女性の期待を裏切ったとき。
男性の中には、以下のように自分を責めてしまう人も多いです。
- 「彼女を幸せにしてあげられなかった……」
- 「彼女を傷つけてしまった……」
- 「自分は役に立てなかった……」
優しい性格の男性ほどこんなふうに感じてしまいがちですが……
実はそこには、ちょっとしたエゴが潜んでいるかも!?
「幸せにしてあげたい」は傲慢!?
「彼女を幸せにしてあげたい」と思うのは素敵なこと。
でも、もしもあなたの心の中に「彼女を幸せにすることで自分を満たしたい」という願望が強くあるのなら、それはエゴ(自分勝手な欲望)かもしれません。
- 自分の凄さを感じたい
- 自分の価値を感じたい
- 自分の力を感じたい
こうした気持ちから他人を幸せにしようとするというのは、実はありがちなパターンです。
エゴが強いと相手を甘やかしてしまう
本来、自分を幸せにできるのは自分だけです。
にもかかわらず、男性側のエゴが強く、それゆえに「女性を幸せにしてあげたい」と思っていると、必要以上に相手を甘やかそうとしてしまう場合があります。
例えば、相手のわがままを何でも受け入れたり、理不尽な要望にも答えたり……。
これをしてしまうと、女性側は男性側にますます甘え、「自分を満たしてもらうための要求」も増していきます。
すると、当然叶えられないことも増えていき、お互いに辛い思いをしてしまうのです。
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「もう期待しない」と言われがちな男性の特徴
女性の期待を裏切り、「もう期待しない」と言われてしまう男性にありがちな特徴を紹介します。
他人に期待させるような発言が多い
他人の期待を裏切る人というのは、そもそも他人に期待を抱かせる人です。
- 「やってあげるよ」
- 「幸せにしてあげるよ」
- 「君は何もしなくていいよ」
もしも女性にこんなふうに言うことが多い男性は、最初のうちはモテます。
ただ、女性側はこの言葉の通りの行動を男性に求めるので、それが達成されない場合は「期待を裏切られた」と感じてしまいます。
女性を下に見ているケースもある
女性の期待を裏切る男性は、実は女性を下に見ているケースもあります。
「自分が助けてあげないと、彼女は何もできない……」
こんなふうに感じていると、男性は女性を甘やかしたり、必要以上に世話を焼いてしまいがち。
すると、女性側は男性側に精神的に依存するような状態になり、「本来なら自分自身でやるべきこと」まで男性に求めるようになってしまいます。
「私が満たされないのは、彼氏のせい」「彼女が幸せじゃないのは、自分のせい」
お互いがこんなふに考えてしまうと、関係はこじれてしまいがちです。
自分のキャパシティを理解していない
彼女に期待をされても、それを叶えてあげられるのなら、何の問題もありません。
女性側は求め続け、男性側は与え続け、お互いに満足できるからです。
とはいえ、人にはキャパシティがあります。
自分のキャパシティを理解していない男性は、女性に対して自分のキャパシティ以上のものを与えようとして、相手に無駄な期待を抱かせてしまうかも。
本人に悪気はなくても、女性側は騙されたように感じてしまうかもしれません。
「もう期待しない」と言われた時の対処法
女性に「もう期待しない」と言われたら、どのように対処すれば良いのでしょうか?
一時的にご機嫌をとっても意味はない!?
「もう期待しない」などと言われたら、「なんとかして彼女の信頼を取り戻したい……」と思うかもしれません。
しかし、プレゼントなどで一時的に彼女のご機嫌をとっても、また同じことを繰り返すだけでは意味がありません。
「もう期待しない」と言われた場合は、二人の関係性を見直したり、自分自身の行いを振り返り、反省して行動で示していく必要があります。
今この瞬間から具体的な行動をする
彼女の信頼を取り戻すためには、今この瞬間から、具体的な行動をしていく必要があります。
例えば、
- 仕事の休みを申請して、旅行の予約を入れる
- スマホのアラームを設定して、1日に1通は必ず彼女にLINEを送る
- 条件が悪くてもとにかくすぐに働ける仕事を探し、面接に行く
彼女に「変わったな」と感じてもらうためには、口で約束をするだけではなく、こうした具体的な行動で示していく必要があります。
無理なものは無理と伝える
「もう期待しない」と言われたとき、そもそもその期待に答えられる見込みがないのなら、「無理」ときちんと伝えることも大切です。
「もう期待しない」と言いつつ、心の中ではまだ期待しているケースは多いもの。
できないことはできない、ときちんと伝えないと、女性側はいつまでも男性側に期待し続け辛い思いをしてしまいます。
「無理」と伝えることも、相手への優しさです。
信頼を取り戻し満足させるコツとは?
女性の信頼を取り戻し、満足させるコツを紹介します。
女性に具体的な希望を教えてもらう
女性に「もう期待しない」と言われた時、そもそも彼女が何に怒っているのか、いまいち理解できない場合もあると思います。
例えば……
- 「デートに行きたい」というから、ラーメン屋に連れて行った
- 「将来のことを考えて」というから、自分の人生プランを話した
- 「働いて欲しい」というから、タイミーで働いてきた
こうした行動は、一見「期待に答えている」ようにも見えますが、彼女が求めるものの本質からズレている可能性もあります。
「ディズニーランドに行きたい」「そろそろ結婚がしたい」「正社員として働いて欲しい」
こんなふうに、女性が具体的には自分に何を求めているのかを教えてもらった方が、相手を満足させる近道になる場合もあります。
相手への信頼や尊敬の気持ちを見直す
「もう期待しない」と言われた時こそ、相手への信頼を見直すことも大切です。
あなたは、そもそも彼女のことを心から信頼し、尊敬できているでしょうか?
- 「彼女は精神的に未熟だ」
- 「彼女は一人じゃ何もできない」
- 「彼女は人として尊敬できない」
こうした気持ちがあると、無意識のうちに彼女を蔑ろにしたり、雑に扱ってしまいがちです。
一人の女性として、人として、改めて相手のことを見つめ直し、尊敬や信頼の気持ちを持つことも大切です。
男性と女性の違いを学ぼう
彼女とすれ違ってしまったときには男女の違いを学ぶのも効果的。
例えば、LINEの頻度などはその代表例です。
彼女に「もっとLINEがしたい」と言われた時、男性は「必要な時だけやりとりすれば良くない?」と思ってしまいがちですが……
女性は「特別な用事がなくてもLINEのやりとりがしたい」と感じる傾向があります。女性は誰かと日常の報告をしたり、感情を共有することで安心感や喜びを得られるからです。
男性はLINEをただの連絡手段と捉えがちですが、女性にとっては重要なコミュニケーションツール。
こうした男女の違いを知っておくと、喧嘩やすれ違いを減らすことができますよ。
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この記事のまとめ
この記事では、「もう期待しない」と言う女性の心理や、こうした冷たい言葉を言われてしまう原因、そして対処法を解説してきました。
まとめると……
- 「もう期待しない」と言う言葉には失望や諦めが込められていて、別れを視野に入れている可能性もある
- 「自分がわがままだった」と気づき、前向きな気持ちで「もう期待しない」というケースもある
- 「もう期待しない」と言われた時には、二人の関係性や自分の行動を見直すことが大切
と、なります。
「もう何も期待しない」なんて言われたら、落ち込んでしまうけれど。
それは、自分の生き方や今度の二人の関係性を見直す良いきっかけにもなります。
大切なのは、ここから先にどのような行動をしていくか。
あまり落ち込み過ぎず、気持ちを前向きにして向き合ってみてくださいね。
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いつも暖かい応援、ありがとうございます。あなたの毎日が素敵な未来に繋がりますように……☆