文句を言う心理とは?不平不満が多い人にうんざりした時の対処法

文句ばかり言うのはどうして?

「あの人って、文句ばかり言ってるよね……」

あなたも、こんな風にうんざりした経験があるかもしれません。

文句が多い人と一緒にいると、こちらまでネガティブな気持ちになって疲れてしまいますよね。

文句が多い人はどのような心理なのでしょうか?また、文句ばかりの人に遭遇したときには、どのように対処すればいいの?

この記事で詳しく解説していきますね。

文句を言う人の心理とは?

文句を言う人は、どのような心理なのでしょうか?

文句を言わないと気が済まない!?

文句を言う人は、なぜ文句を言うのか?

それは、文句を言わないと自分の気が済まないからです。

  • 許せない
  • 認められない
  • 受け入れられない

文句を言うのは、こうした気持ちがあるからです。

文句を言わなければ、その状況を受け入れてしまうことになります。

そのため、文句を言わずにはいられないのです。

不平不満が増える原因

文句を言うのは、その状況に不満を感じている時です。

文句が多い人は日常生活の中で多くの不満を感じている人なのですね。

  • 神経質
  • 真面目
  • こだわりが強い

こうした傾向のある人は、世の中に対して「許せない」と感じることも多いかもしれません。

他人や世界に期待しすぎ!?

文句が多い人は、自分の理想を他人にも押し付ける傾向があります。

  • 「こうあるべきだ」
  • 「こうした方がいい」
  • 「こっちの方が正しい」

文句が多い人は、こんな風に自分の理想に沿って他人が動くことを期待します。

しかし、人間はそれぞれが異なる価値観や考え方を持っています。自分の希望を周りが叶えてくれないのは、当然といえば当然のこと。

他人に期待すれば、それを「裏切られた」と不満に感じることが増えてしまうのも当然です。

文句が多いのは病気?

あまりに文句が多い人と遭遇すると「この人は何かの病気なのかも……?」と思うかもしれません。

親しい人なら心療内科を勧めるのもあり

もしも家族や恋人などの親しい人が、文句ばかりを言うようになってしまった場合。

精神科や心療内科を勧めるのも方法の1つです。

というのも、文句が多いのはストレスを抱えている状態には変わりないからです。

その状態が長く続けば鬱などになる可能性もありますし、周りも文句を言われるストレスに耐え続けることになります。

そして、そうした症状に素人であるあなただけで対処するのはなかなか難しいこと。

「何かおかしいな」と思ったときには、無理をせずにプロの力を借りるのも方法の1つだと知っておきましょう。

指摘されても受け入れない場合も……

文句を言う人に「それはおかしいよ」と苦言を申した経験が、あなたにもあるかもしれません。

しかし、文句を言う人はそうした言葉を受け入れない場合もあります。

そもそも文句を言うのは、自分の正当性を主張する行為でもあります。

「自分は絶対に正しい」と思い込んでいる場合、他者の言葉を受け入れるのは難しいのです。

自分が絶対に正しいという心理

文句が多い人は「自分が絶対に正しい」と思い込んでいる場合があります。

  • 間違いを受け入れられない
  • 他人の主張を認められない

こんな風に頑な態度になってしまうのは、プライドの高さが原因かもしれません。

プライドが高いと文句が増える?

プライドの高さと文句には、どのような関係があるのでしょうか?

プライドとは?

プライドとは、誇りや自尊心のことです。

多くの人は「私は○○な人間でありたい」という理想の自分像を持っていますが、

プライドとは、その理想の自分像を守ろうとする心理だと考えると分かりやすいかもしれません。

  • 素晴らしい人間でありたい
  • 価値のある人間でありたい
  • 必要とされる人間でありたい

こうした理想の自分像を持っている場合。

周りからもそう扱われることを望んだり、自分に対しても求めるものが多くなります。ブランド品を持つなどして自分を飾り立てようとするかもしれません。

プライドが高い人とは、自分への理想も高い人なのです。

理想と現実のギャップで文句が増える

高い理想を持つことも、プライドが高いことも悪いことではありません。

例えば、高い理想を持てばそれを叶えるために努力し、現実をより良いものへと変えていくことができます。

しかし、理想が高い人は時にその理想と現実のギャップで苦しみます。

自分が理想通りの人生を送れていればいいけれど、そうではないとその状態が許せなくなってしまうのです

理想が高い人は、このあたりをどう受け入れていくかが幸せな人生を送れるかどうかのポイントになります。

現実を受け入れられない理由とは?

文句が多い人は、自分の理想へのこだわりも強い人です。

「こうじゃなきゃ嫌だ!」という気持ちがあるからこそ、その理想と異なる現実を受け入れられないのです。

現実が理想と異なるとき。

対処法は大きく分けると2つです。

  • 自分の中にある理想やこだわりを捨てて、現実を受け入れる
  • 現実を受け入れた上で、現実を理想に近づける努力を続ける

簡単に言うと「できないから諦める」か「それでも頑張る」かのどちらかですね。

文句が多い人は、このどちらも選べずに立ち止まっている状態とも言えます。

文句ばかりの人への対処法

文句ばかりを言う人と遭遇した場合、どのように対処すれば良いのでしょうか?

文句を聞き流す/距離を置く

文句を言う人と遭遇した場合、反応は大きく分けると3つです。

  • スルーして距離を置く
  • 文句を言わないように諭す
  • 一緒に解決策を考える

一番簡単なのは、スルーしてその人と距離を置くことです。あまり親しくない人が相手の場合、この方法が一番無難だと言えます。

ただ、その人のためを思うのなら、2番目か3番目の方法を試してみると良いかもしれません。

大人になるように諭す場合

文句を言う人は、現実を受け入れられずに立ち止まっている状態です。

そしてその場合、基本的には放って置いてもいつかは大人になります。

それが何年後か何十年後になるかは分かりませんが、いつかは「文句を言ってても何も変わらない」と気づくときが来るからです。

相手が親しい人の場合は、以下のような言葉で大人になるように促すのもありかもしれません。

  • 文句を言っても何も変わらないよ
  • 文句を言う前に自分で行動しなきゃ

これが受け入れられるとは限りませんが、あなたの言葉が相手の背中を押すきっかけになる可能性もあります。

一緒に解決策を考える場合

文句を言う人は、自分ではその問題を解決できないと考えている場合も多いです。

  • 会社が悪い!
  • 親が悪い!
  • 国が悪い!

こんな風に人のせいにするのは、自分がそれらの管理下にあり支配されていると思い込んでいるからです。

「自分が何をやっても無駄」と思うからこそ、それらに対して不平不満を言うのですね。

しかし、私たち人間は1人1人が力を持っています。1つ1つの力は小さくても、それが合わされば社会や世界だって変えることができるのです。

文句を言う人と遭遇した場合。

「どうすればその問題を解決することができるか」と一緒に考えると、その人の意識も変化し前向きになるかもしれません。

文句を減らす方法とは?

最後に、文句を減らす方法について解説します。

諦められるなら諦めて良い

文句を減らすには、3つの方法があります。

  • 今の状況を我慢する
  • 理想を叶えることを諦める
  • 前を向いて行動する

もちろん、簡単に諦められるものなら、諦めれば良いのです。我慢できるならすれば良いのです。

理想の中には、後から振り返ってみると「どうしてあんなことに拘っていたんだろう?」と思うようなものもあるからです。

でも、そうではない場合。

「どうしてもこの現実が嫌だ!」と思うほど、強い夢や願いを抱いている場合。それはその理想を叶えるために前を向くことが、唯一の解決策だと言えます。

腹を括って問題と向き合う

文句を言っている間は、人は問題を前にして立ち止まっている状態です。

「これは嫌!」と文句を言っていると頑張って戦っているように感じるかもしれませんが、それはただケチをつけているだけで根本的な解決にはつながっていません。

問題を解決するには「これは嫌」と文句を言うのではなくて、「どうすれば今の現実が良くなるか」を考えていくことが必要です。

  • どうすれば快適になるか
  • どうすれば楽しくなるか
  • どうすれば幸せになるか

これらを考え実行していくこと。失敗してもめげずに努力を続けること。

文句を言いたくなるような出来事に遭遇したときには、こんな風に腹を括って問題と向き合うことも大切です。

自分1人で頑張らなくていい

あなたが抱いている理想は、あなたの人生の課題なのかもしれません。

時には問題が大きすぎて挫けてこともあると思います。

そんな時に思い出して欲しいのは、あなたは1人で頑張らなくても良いのだと言うこと。

あなたの理想はきっと、あなただけではなく周りの人も幸せにするもののはず。

それならば、きっとあなたの周りには、あなたの理想に共感して協力してくれる人がいるはずです。

そういう人の力を借りましょう。そういう人に助けや協力を求めましょう。

  • ネットで情報を集める
  • 専門の機関を調べる
  • 経験者の話を聞く

こんな風に、使えるものは使いましょう。場合によっては、専門家の力を借りることが解決の糸口になる場合もあります。お金で解決できる部分は、お金で解決してしまっても良いのです。

あなたはよく頑張っています。

だからこそ「周りの人の力を借りても良い」のだと、忘れないでくださいね。

失敗や上手くいかないことも含めて人生

人生には、上手くいかないこともあります。

失敗をしたとき、人は「自分はダメだ……」と感じて落ち込んでしまいがち。

でも、そもそもそんな風に思う必要はないのです。

私たちが生きている今のこの世界は、私たちが初めて体験している未来です。誰も正解は知りません。答えもありません。それはみんなで探して見つけていくものです。

たった10年の間にも、世界は変化しています。あなたも変化しています。それは私たち1人1人が、未来に向かって手探りで生きているからです。

生きていれば分からないこともあるし、間違うこともある。それはあなたが挑戦をした結果です。何も恥じることはありません。

生きているだけで、よく頑張っているんです。

失敗をしたり、上手くいかない時はそんな風に考えてみてくださいね。

文句を言う心理に関するまとめ

いかがでしたか?

文句を言う人に遭遇すると「文句を言わないでよ……」とこちらまで文句を言いたくなってしまいますよね(笑)

文句を言うのは、その人が「今以上の理想の未来」を思い描いているからです。

  • もっと幸せな社会
  • もっと快適な人間関係
  • もっと楽しい職場環境

もちろん、その人の理想が全ての人にとっても理想だとは限りません。

でも、文句を言う人に遭遇した時には「あなたはどうしたいの?」と聞いてみると、何か新しい未来を切り開くきっかけになるかもしれません。

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