
八つ当たりをしてくる恋人には、どのように対応すればいいのでしょうか?ストレス発散に使われてしまっている場合の対処法を紹介します。
恋人に八つ当たりをされる……
自分は何も悪いことをしていないのに、恋人がイライラしている時に八つ当たりをされる……
あなたも、こんな状況に悩んでいないでしょうか?
恋人や家族などの「心を許している人」に、ついイライラをぶつけてしまう人は多いです。
でも、その頻度があまりに多かったり、当たりがキツかったりすると、うんざりしてしまいますよね。
後から「ごめん」と謝られても、モヤモヤした気持ちはなかなか消えないもの。
恋人に八つ当たりをされた場合は、どのように対応するのが正解なのでしょうか?
この記事では、八つ当たりをする彼氏彼女の心理や、八つ当たりをされた場合の対処法を解説します。
恋人に八つ当たりする心理とは?
まずは、恋人に八つ当たりをする人の心理を見ていきましょう。
「許してくれる」と思っている
八つ当たりをする一番の理由は、「この人なら許してくれる」という心理です。
あまり自覚はなくても、「八つ当たり」というのはそれを「許してくれない人」にはしないものです。
そのため、以下のような人が「八つ当たりの対象」として選ばれがち。
- 家族や恋人など自分を受け入れてくれている人
- 優しい性格で怒ったり反論してこない人
- 気が弱くて相手に言い返すことができない人
また、年下や部下などの「立場が下の人」も、八つ当たりされやすい傾向があります。
八つ当たり=ストレス発散
「八つ当たり」というのは、基本的にはストレスの発散です。
- 仕事のトラブル
- 生理前のイライラ
- 家族との問題
これらで溜め込んだストレスを発散する方法が、「八つ当たり」なのです。
つまり、八つ当たりをされる人は、何も悪いことをしていないということ。
先に紹介したように、「この人になら八つ当たりをしても大丈夫」という気持ちがあるから、イライラをぶつけてしまうのです。
良く言えば信頼されているが悪く言えば舐められている
八つ当たりをされるのは、良く言えば信頼されているからですが、悪く言えば相手に舐められているからです。
「この人になら怒りをぶつけても問題ない」「この人のことは不当な扱いをしても許される」
本人には自覚がない場合もありますが、八つ当たりをする人は心のどこかにこうした気持ちを抱いていることが多いです。
八つ当たりをする人の特徴
八つ当たりをする人には、どのような特徴があるのでしょうか?
感情の処理がうまくできない人
八つ当たりとは、「解消できなかった怒りを他の対象にぶつける行為」です。
本来なら、その怒りはそれを生み出した原因にぶつけるなり、自分自身でうまく解消しなければいけないもの。
しかし、恋人に八つ当たりをする人はそれがうまくできず、身近な存在にイライラをぶつけてしまうのです。
性格的には幼い傾向がある
恋人に八つ当たりをする人は、その性格や精神的に幼さが残っている傾向があります。
というのも、そもそも「怒り」というのは、自分自身で解決しなければならない問題だから。
恋人はその人の「親」でも「おもり」でも「サンドバッグ」でもありません。
にもかかわらず、恋人にその役割を要求するのは、他人に対して「精神的なケア」を求めていて、それを当然としているフシがあるからです。
怒りを「溜め込む人」に多い
八つ当たりをする人に「怒りっぽい人」というイメージを持つ人も多いかと思いますが……
実は、八つ当たりをする人には「怒りを溜め込む人」が多いです。
- 言いたいことを言えない
- 自分の気持ちを抑えてしまう
- 素直に感情を表すことができない
こうした人ほど、信頼できる人の前で「日頃溜め込んでいたもの」が爆発してしまうのです。
女性は生理前にイライラしがち
また、女性はホルモンバランスの関係で、生理前や排卵日前後にはイライラしやすくなります。
中には、「普段は穏やかで優しい性格なのに、整理前には別人になる……」というようなケースも。
この場合は、精神面だけではなく身体的なケアが必要だったり、何らかの婦人科系の疾患が原因の可能性もあるので、専門医を受診も視野に入れても良いかもしれません。
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八つ当たりされる側の本音とは?
八つ当たりをされる側の人は、何を感じるのでしょうか?
理不尽に感じる
恋人に八つ当たりをされた時、多くの人は「理不尽だ」という思いを抱きます。
実際、自分が何か悪いことをした訳ではないのだから、納得がいきませんよね。
多少のイライラくらいなら目を瞑れても、暴言を吐かれたり、物を壊されるなどして別れを考えるケースもあります。
何とかしてあげたいと思うが…
八つ当たりをしてくる恋人に対して、「何とかしてあげたい」と考える人も少なくありません。
特に、優しい性格の人は「何もできない自分」を心苦しく感じてしまうかも。
しかし、この優しさゆえに相手からの八つ当たりに耐えたり、自分を犠牲にしてしまう恋愛は辛いものです。
八つ当たりをしてくる恋人に対して、「何とかしてあげたいけれど、どうにもできないし自分も辛い……」と悩む人は多いのです。
相手の人間性に疑問を感じる
また、八つ当たりをしてくる恋人に対して、「これって人としてどうなの?」と相手の人間性に疑問を感じてしまうケースもあります。
特に、普段あまりイライラすることのない人は、イライラしてばかりの恋人を幼く感じてしまうかも。
「どうして自分で感情をコントロールできないんだろう?」「どうして他人を巻き込むんだろう?」
こうした気持ちは、相手への不信感にも繋がります。
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八つ当たりをされた時の対処法
恋人に八つ当たりをされた時には、どのように対応すれば良いのでしょうか?
距離を置く
恋人に八つ当たりをされたとき、一番ダメージが少なく済むのは、相手と距離を置くことです。
例えば、「今日は調子が悪いからもう帰るね」とデートを短めに切り上げたり、「ちょっと外の空気を吸ってくるから」と一時的に部屋を出たり……。
LINEなどで八つ当たりをされている場合は、「今から仕事の関係で人と会うから、連絡でいなくなるよ」などと伝えて、通知を
OFFにしてしまうのも方法です。
こんな風に「物理的に距離を置くこと」で相手に攻撃されずに済みますし、時間を置くことで相手が冷静な気持ちを取り戻せる場合もあります。
ガス抜きをする
八つ当たりをしてくる人に対しては、いわゆる「ガス抜き」が有効です。
相手の中に溜め込んだ怒りを、言葉にして吐き出させることで、心を落ち着かせることができます。
相手がイライラしている時には、「どうしたの?話聞くよ」「仕事で辛いことでもあった?」と話を振ってみると、その心のうちを明かしてくれるかもしれません。
相手にしない
八つ当たりをしてくる人に対しては、「相手にしない」という手段もあります。
相手にしないというのは、
- 無視する
- 適当に受け流す
- 冷静な言葉を返す
こうした行動を言います。
相手のテンションに合わせてやり返したり、いちいち傷つくのではなく、こうした対応をすることで「この人には八つ当たりはできない」と感じさせることができます。
次の項目でも詳しく紹介しますが、「八つ当たりをやめさせたい」と感じる場合は、こうした行動が効果を発揮します。
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八つ当たりをやめさせる方法
恋人に八つ当たりをやめさせたい場合は、何をすれば良いのでしょうか?
八つ当たりを受け入れない
人が八つ当たりをするのは、「この人なら八つ当たりをしても大丈夫」と心のどこかで思っている時です。
逆に言えば「この人には八つ当たりをしてはいけない」と思っている人に対しては、八つ当たりはできません。
そして、そんな風に思わせるためには、「八つ当たりを受け入れないこと」が大切です。
- 「八つ当たりしないで」と言う
- 無言で部屋を出ていく
- 「うるさい」と怒鳴る
優しい性格の人はこうした行動に抵抗があるかもしれませんが、相手の中にあなたへの甘えがある場合、こうした行動で不快感や拒絶を示すことで八つ当たりが軽減する場合もあります。
怒りの原因を解決する
恋人が八つ当たりをしてくるのは、「怒りを感じるような出来事(原因)」があったからです。
八つ当たりをやめさせるには、この原因を解消することも大切です。
例えば、
- 合わない職場で働いてストレスが溜まっている → 転職を提案する
- 生理前のホルモンバランスの乱れでイライラしている → 婦人科の受診を勧める
- 家族との関係に悩んでいる → 家族と距離を置くように助言する
根本的な原因が解決すれば、ストレスも減り八つ当たりも自然と治ります。
「問題行動」だと気付かせる
「八つ当たりをする」という行為は、人間関係においては問題行動です。
それに気付かせるためには、
- 「八つ当たりをされると辛い」
- 「八つ当たりをするなら一緒にいられない」
- 「八つ当たりを減らす努力をしてほしい」
こんな風に言葉にして伝えることも大切です。
人間というのは「楽な方向」に逃げてしまう生き物なので、身近に八つ当たりを受け入れてくれる存在がいると、いつまでも甘えてしまいがち。
あなたが「これは受け入れられない」と示すことも、相手を成長させるためには大切です。
八つ当たりをされた時の注意点
恋人に八つ当たりをされた時は、何に注意すれば良いのでしょうか?
自分をストレス発散に使わせない
恋人に八つ当たりをするのは、いわば恋人を「サンドバッグ」として使っているようなものです。
そして、そんな状況に耐えてしまうのは、自分がサンドバッグであることを受け入れてしまうのと同じです。
「相手も苦しんでいる」「自分が我慢すれば済む」
こうした気持ちから八つ当たりを受け入れてしまう人も多いけれど。
「八つ当たりをされる状況」というのは、おかしな状況なのだと意識しましょう。
相手の問題だと割り切る
八つ当たりをしてくる恋人に対して、「自分が至らないせいだ……」と自分を責めてしまう人もいます。
しかし、八つ当たりをしてくるのは、その人の問題であってあなたの問題ではありません。
にもかかわらず自分を責めて「何がいけないんだろう……」と悩んでしまうと、問題解決が遠のいてしまいます。
八つ当たりをされた時には、それが「相手が解決するべき課題」なのだと割り切ることも大切です。
別れも視野に入れて良い
八つ当たりの程度にもよりますが、恋人に当たられることで辛い思いをしているのなら、別れを視野に入れることも大切です。
八つ当たりをされるというのは、理不尽な状況であり、あなたがそれに耐える必要性はどこにもありません。
あなたのことを不当に扱う人からは、離れて良いのです。
相手への「好き」という気持ちがあると難しい部分もあると思いますが、世の中には八つ当たりをしない異性もいます。
「八つ当たりが一向に改善されない」という場合は、今付き合っている恋人が、「本当に自分にとって相応しい相手なのか」を今一度見直してみても良いかもしれません。
自分が恋人に八つ当たりをしてしまった場合は?
もしも自分自身が恋人に八つ当たりをしてしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか?
まずは相手に謝罪する
恋人に八つ当たりをしてしまったら、まずはきちんと謝罪をしましょう。
八つ当たりをしてしまった理由と、相手への申し訳なさをきちんと伝えれば、許してもらえる可能性もあります。
怒りをコントロールするのはなかなか難しく、「あの時はどうしようもなかった」と感じるかもしれませんが、だからと言って恋人を傷つけて良いわけではないんですよね。
まずは謝罪をして、恋人との関係修復を試みましょう。
相手への甘えを自覚する
八つ当たりをするのは、相手に対して「この人には八つ当たりをしても許される」という甘えの気持ちがあるからです。
そして、そのことを自覚しないでいると、八つ当たりはどんどんエスカレートしてしまいがち。
すると、関係にヒビが入ったり、最悪の場合は別れに繋がるケースもあります。
「いつも恋人に八つ当たりをしてしまう」という人は、その根底にある「相手への甘え」を自覚することも大切です。
自分を大切にする
八つ当たりをしてしまう人は、もっと自分を大切にしてみてください。
というのも、八つ当たりをする人には、日頃からストレスを溜め込んだり、辛くても我慢してしまう人が多いからです。
嫌なことには嫌と言う。理不尽な目にあった時にはその状況から自分を守る。
こうして自分を大切にしていくと、自然と周りの人も大切にできるようになります。
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この記事のまとめ
この記事では、八つ当たりをする人の心理や、八つ当たりをする恋人への対処法を紹介してきました。
まとめると……
- 八つ当たりをするのは「この人には怒りをぶつけても大丈夫」という甘えがあるから
- 八つ当たりをされた時には、相手と距離を置くなど「八つ当たりを回避する工夫」が必要
- 相手が問題を自覚すれば改善する可能性もあるが、八つ当たりという理不尽な状況に耐え続ける必要はない
と、なります。
恋人に八つ当たりをされて悩んだ時は、今回紹介したことを思い出してみてくださいね。
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いつも暖かい応援、ありがとうございます。あなたの毎日が素敵な未来につながりますように……☆
