何度言っても直らない人の特徴と心理|改心させ行動を変えさせる方法とは?

何度言っても変わらない人には、どのような特徴があるのでしょうか?意外な心理と行動を変えさせる具体的な方法を紹介します。

酒・タバコ・ギャンブル好きな彼氏……やめさせる方法ってあるの?

何度言っても直らない人にうんざり!

あなたの周りに、何度注意をしても変わらない人はいませんか?

「やめて」「よくないよ」と何回も伝えているのに同じ行動を繰り返されると、なんだか虚しくなってしまいますよね。

特に、自分の彼氏や彼女がこのタイプだと、恋愛をしていても満たされない気持ちになってしまうかも。

でも、「何度言っても変わらない人」はどうしてその行動を改めようとしないのでしょうか?

実はそこには、意外な心理が隠されていることも。

この記事では、何度言っても変わらない人の特徴や心理、そしてそんな人たちを改心させ行動を変えさせるための、具体的な方法を紹介します。

何度言っても直らない人の特徴

まずは、何度言っても直らない人によくある特徴を見ていきましょう。

こだわりが強い

何度言っても行動を変えない人には、こだわりが強い人が多いです。

例えば、「食事の時にタバコを吸うのはやめて」と言っても、その行為へのこだわりが強い人は、なかなかそれを辞めることができません。

「相手が嫌な思いをしている」と頭では分かっていても、自分の中あるこだわりを手放すことができず、辞めることができないのです。

衝動的に行動しがち

何度言っても行動を変えない人には、衝動的に行動してしまう人も少なくありません。

例えば、ギャンブルや浮気を繰り返してしまう人は、目の前にお金があったり、魅力的な異性がいると衝動的に手を出してしまう……という場合も。

頭では「やめよう」と思っていても、その状況になると自分の行動を止めることができなくなってしまうのです。

相手の気持ちを考えていない

相手の気持ちを考えることができず、自分の行動を改められない場合もあります。

「自分の行動によって、相手(や周りの人)に嫌な思いをさせている」という自覚がなければ、そもそもその行動をやめる必要性も感じないからです。

例えばですが、タバコの煙などは周りからすると「不快なもの」だけれど、本人には「心地よいもの」だったりします。

そのため、喫煙者は「自分が周りに迷惑をかけている」という自覚に欠けていたりするのです。

何度言っても直らない人の心理

何度言っても直らない人は、どのような心理なのでしょうか?

行動を変えることにメリットを感じていない

何度言っても直らない人によくあるのは、その行動を変えることにメリットを感じていないパターンです。

よくあるのは、女性が「健康に悪いからお酒はやめなよ」などと言っても、男性が「お酒はストレス解消になるし、飲み過ぎなければ問題ない」と答えるような状況ですね。

ある行動を繰り返すのは、それがその人にとって「なんらかのメリット」を与えてるからです。

その行動をやめるメリットが、その行動を続けるメリットを上回っていると感じない限り、なかなか行動を変えようとは思わないのです。

相手の提案に心の中では納得していない

その場では「もうしないよ」と言いつつ、心の中では納得しない……というのも、よくあるケースです。

注意される側にとって、「怒られる状況」というのはストレスなので、なるべく早く終わらせたいもの。

そのため、本当は納得していないのに「分かったよ」と言ってしまう人は少なくありません。

しかし、心からその提案に納得している訳ではないので、同じ行動を繰り返すのです。

自分がなぜそれを繰り返すのか理解していない

何度言っても直らない人の中には、自分がどうしてその行動をやめられないのか、理解していない人もいます。

例えば「お酒がやめられない」という人にも、

  • 習慣になっている
  • お酒を飲まないと眠れない
  • 仕事の付き合いで飲まないといけない
  • 他にストレスを解消する方法がわからない
  • 仕事とプライベートの切り替えのために飲みたくなる

など、さまざまな理由があります。

こうした理由(原因)を把握していないと、行動を変えることは困難なのです。

自分を客観視できていない

何度言っても直らない人は、自分を客観視できていない場合があります。

これはつまり、「自分がどのような立場で、どのような振る舞いをしているかの自覚ができていない」ということです。

例えば、40歳の女性が子供のように振る舞っていたり、10代の女性のような服を着ていたら周りは違和感を感じますよね。

もちろん、「自分はこのスタイルを貫く」と決めて生きていくのも素敵なことですが、自分を客観視できていないと、「自分が周りから見ると浮いている」ということにも気づけないのです。

何度言っても直らない人を改心させるポイント

では、何度言っても直らない人を改心させるには、何を意識すれば良いのでしょうか?

「相手と自分は違う」と心がける

何度言っても直らない人に対しては、「どうしてこんなこともできないの?」「どうしてこんなに簡単なことも分からないの?」という気持ちになりがち。

でも、人それぞれ考え方や価値観は違います。

自分には当たり前にできることも、相手にとっては「難しいこと」なのかもしれません。

まずはそのことを知り、「こんなことくらいできて当然」という考え方を手放すことが大切です。

相手が「行動を変えられない理由」を考える

相手がその行動を繰り返すのは、それによって何らかのメリットを得ていたり、それをやめることで不利益が生じるからです。

行動を変えさせるためには、こうした「行動を変えられない理由」を知る必要があります。

例えば、何度も遅刻を繰り返す人には、

  • 朝起きるのが苦手
  • 時間の計算が苦手
  • 準備に時間がかかる

など、さまざまな理由が考えられます。

ただ「遅刻をやめて」と注意するのではなく、その原因に目を向けることで、解決策も見つけやすくなります。

注意するだけではなく一緒に頑張る

何度言っても行動を変えない人に対しては、注意や説教をするよりも「一緒に頑張る姿勢」を見せるのが効果的です。

というのも、相手に注意や説教をすると、反発心を抱かれてしまい、逆に頑なにその行動を繰り返すようになってしまう場合もあるからです。

相手の「敵」ではなく「味方」になることも、行動を変えさせるポイントです。

何度言っても直らない人を変える15の方法

では、何度言っても直らない人を変えるには、何をすれば良いのでしょうか?

具体的な方法をまとめて紹介します。

1. 一緒に考える

何度言っても直らない人に対して、イライラしてしまう人は多いと思います。

しかし「どうして直さないの!?」と怒っても、問題が解決する訳ではありません。

問題を解決するには、相手と一緒に「どうすればその問題を解決できるか」を考えましょう。

あなたが一緒に考えることは、相手にとっては客観的な視点を得ることです。

それによって問題の原因や解決策が見えてくる可能性は充分にあります。

NG「なんで直さないの!?」

OK「どうすれば直せるか一緒に考えてみよう」

2. 数字を使って具体的に伝える

相手に行動を変えてもらいたい時。

  • 「ちゃんとやって」
  • 「しっかりして」
  • 「もっと頑張って」

こうした言葉で叱咤激励することもあるかもしれません。

しかしこうした言葉は実はとても曖昧で、相手に伝わりにくいものです。

相手に行動を変えてもらいたいときには、数字を使って具体的に要望を伝えましょう。

NG「待ち合わせには早めにきてね」

OK「待ち合わせは常に5分前集合で」

3. ハードルを低くする

初めから完璧な状態を求めると、相手はそれを億劫に感じてしまうかも。

行動を変えるためには、「そのくらいならやってみようかな」と前向きな意欲を持ってもらうことも大切です。

そのためにはハードルを低く設定しましょう。

NG 遅刻を完璧になくす

OK 遅刻を今の半分に減らす

4. お願いをする

「〜して」という命令口調の言葉は、相手に反発心を抱かせてしまいます。

気持ちよく行動をしてもらうためには、命令ではなく「お願い」の形にすると効果的です。

その方が相手も「頑張ろう」とやる気が出るからです。

NG「部屋を片付けて」

OK「部屋の片付けをしてくれたら嬉しいな」

5. メリットを伝える

何度言っても直らないのは、直すことにメリットがないと感じているからかもしれません。

相手に行動を変えさせたいなら、それによってどのようなメリットがあるかを伝えるののも効果的。

「直したほうがいいんだ!」と思えれば、自然と行動を変えようと思えるからです。

NG「タバコはやめた方がいいよ」

OK「健康的な生活をすると肌が綺麗になるよ」

6. 否定形を使わない

何度言っても行動を変えない人に行動を変えてもらうには、「否定形の言葉を使わないこと」も効果的です。

なぜなら、「脳は否定形を理解できない」と言われているから。

つまり、「○○しないで」と言われても、「しないで」という言葉は印象に残りにくく、「○○」の部分だけが強調されてしまうのです。

「○◯しないで」とやめて欲しいことを言うのではなく、「××して」として欲しいことを伝えましょう。

NG「浮気しないで」

OK「私のことだけ好きでいて」

7. 楽しめる工夫をする

「嫌だなぁ」と思いながらやっても、十中八九続きません。

行動を持続させるためには、その行動を楽しむことが大切です。

「何度言っても直らない人」には、行動を続けられるような工夫を提案してみましょう。

NG ひたすら我慢させて禁酒させる

OK お酒を飲まない日は代わりにヘルシーなスイーツを楽しむ

8. ご褒美を設定する

行動が習慣化するまでには時間がかかります。そこでおすすめなのが、ちょっとしたご褒美を作ることです。

「スタンプカードを作る」などのシンプルなもので構いません。

こうした小さな喜びや快楽は、人を行動に駆り立てる立派な要因になります。

NG 毎日掃除機をかけるというルールを決める

OK 掃除機をかけたらスタンプを1つ押す、貯まったらご褒美あり!

9. 少しでも褒める

人によっては責められてやる気を出す人もいますが……ほとんどの人は逆です。

人は褒められたり認められたときのほうが、やる気が出るのです。

相手も自分もいい気分になれて、一石二鳥かも!?

NG「こんなことも出来ないなんて、本当に使えない奴だ!反省しろ!」

OK「君には才能があるから、できるはずだ」

褒め上手な女はモテる!男が言われら嬉しい言葉3つを活用せよ

10. 環境を整える

人が行動を変えるため、続けるためには環境も大切です。

部下にやる気を出させたいなら、部署全体の雰囲気を変える。

父親にダイエットをさせたいなら、家族みんなでジョギングを始める。

彼氏のお酒の量を減らしたいなら、家にビールを買い置きするのを止める。

こんな風に環境を整えることで、その人が行動しやすい状況を作り出すことができます。

NG 意志の力だけで頑張る

OK 行動しやすいように環境を整える

11. 罰則よりも信頼で縛る

「次やったら別れるから」などと相手を脅して行動させる方法もありますが……それよりおすすめなのは信頼で相手を縛ること。

人は自分のことを信じてくれている人のことは「裏切りたくない」と感じるからです。

NG「浮気をしたら別れるから」

OK「あなたのことを信じてるよ」

12. 愛情を伝える

相手に行動を変えさせたいのは、その人のことを思う気持ちがあるからこそ。

しかし「どうして直さないの?」と怒ってばかりいると、相手はあなたからの愛情が分からなくなってしまうかもしれません。

普段はあまり言わないかもしれないけれど、この機会に「大好きだよ」などの愛情表現をしてみましょう。

シンプルですが、相手のやる気を出させるとても効果的な方法です。

NG「それやめなよ」

OK「あなたのことが大好きだから言うけど、それはやめた方がいいよ」

13. ガツンと言う

あらゆる方法を試しても効果がないときには、思い切りガツンと言うのも大切。

相手に自分の行動がどれだけNGなのかを分からせられるし、怒られることで「自分を気にかけてくれている人がいる」とも気づ課せられるからです。

また、あなたが本気の怒りを見せることで、相手が「これはまずい……」と自覚する場合もあります。

NG「ちょっとそういうのは……」

OK「いい加減にしなよ!」

14. 先に感謝する

相手に何かをお願いしたとき。先に「ありがとう」を言ってしまうのもオススメの方法です。

これは公共の施設などでもよく使われている手法。

「いつも綺麗に使っていただきありがとうございます」などと言われると、その場所を綺麗に使いたくなるのが人間です。

NG「もっと真剣に考えて!」

OK「いつも真剣に考えてくれてありがとう」

15. 諦めて放置する

結局のところ、人の行動は本人次第。

「諦める」というのは一見ネガティブに聞こえますが、それは本人がいつの日か自分で気づき成長すると信じること。

どんな手法を使っても効果がないときは、意識を切り替えてあなたの肩の荷を下ろしてしまいましょう。

案外、その方が上手く行く場合もあります。

NG「私がちゃんと怒らないとと彼は変わらない」

OK「いつか自分で気づくだろう。放っておこう」

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何度言っても変わらない場合の注意点

「他人を変えたい」と思ったときに注意すべきポイントを解説します。

「こちらの都合」だと理解する

そもそも、「行動を変えて欲しい」と思うのは、自分の都合です。

「相手のためにならない」「相手のためにやめさせるべきだ」と思うかもしれませんが、結局のところそれは、相手が変化することで自分がメリットを得られるからです。

相手がその行動によって不利益を被っても、この先の人生で苦労しても、それは相手の自由です。

「相手が傷つく姿を見たくない……」と思うかもしれませんが、まずはこのことを理解し受け入れることが大切です。

自分が嫌なら離れる

「何度言っても変わらない人」と一緒にいてストレスを感じるのなら、その人と離れるのも方法です。

それが自分の子供ならば大人になるまでは育てる義務がありますが、彼氏や彼女の場合は、そうではありません。

あなたが「嫌な思いをしている」と伝えているにも関わらず、何度も同じ行動を繰り返すのであれば、見切りをつけて次の相手を見つけた方が良いかもしれません。

場合によっては専門医の受診を考える

何度言っても行動を変えることができず、それによって周りや本人が苦しんでいるのであれば、専門医の受診も視野に入れても良いかもしれません。

例えば、アルコールなどには依存性があるので、自分一人だけの意思や努力で辞めるのは難しいかも。

専門医を受診することで、「なぜその行動をやめられないのか」の答えやより具体的な解決策が見えてくる場合もあります。

この記事のまとめ

この記事では、何度言っても直らない人の特徴や心理、行動を変えさせるための具体的な方法を紹介してきました。

まとめると……

  • 何度言っても直らない人には、「その行動をやめられないその人なりの理由」がある
  • 何度言っても直らない人は、自分でもその理由を理解してない場合がある
  • 何度言っても直らない人に行動を変えさせるには、原因を把握して具体的な対策をしていくことが大切

と、なります。

何度言っても直らない人と一緒にいると、疲れてしまうこともあるけれど。

それでも一緒にいるとは、きっとその人に魅力がたくさんあるからなのだと思います。

すぐに変えるのは難しいかもしれないけれど、今回紹介した方法を少しずつ実践して、「お互いに心地よい関係」を模索してみてくださいね。

応援しています。

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