
モラハラをする男性には、どのような特徴があるのでしょうか?付き合う前にチェックするべき、6つのポイントを紹介します。
モラハラ気質な男性とは?
「なんか、これってちょっとモラハラっぽいかも……?」
男性に対して、こんなふうに感じたことはありませんか?
モラハラとは、相手の尊厳を踏み躙ったり、傷つけるような行為のことを言います。
そして、世の中には、恋人や家族、周りの人に対してモラハラや、それに近い言動をする男性が一定数存在します。
こうしたタイプの男性と付き合ってしまうと、辛い思いをしてしまいがち。
でも、いったいどうすれば、モラハラをする男性を見抜くことができるのでしょうか?
そして自分の周りにいる男性が、モラハラ気質だと気づいたら、どうすればいいの?
この記事で詳しく解説していきます。
モラハラ気質な男性の特徴
まずは、モラハラをする男性の特徴を解説します。
他人を見下すような発言が多い
モラハラ気質な男性に一番ありがちな特徴は、他人を見下すような発言が多いことです。
- 「そんなこともできないの?」
- 「頭悪いんじゃない?」
- 「お前は男から相手にされないもんな」
こうした発言をされたら、イラッとしてしまいますよね。
モラハラ気質な男性は、相手を勝手に「自分より下」と決めつけて、上から目線な発言をするため、周りに不快な思いをさせたり、傷つけていることが多いです。
残念ながら本人に悪気はない
モラハラ気質な男性は、基本的に悪気がありません。
他人を見下すような発言をしたり、それによって相手を傷つけても「当たり前のことを言っただけ」と感じているからです。
実際に、「今の発言はよくないよ」などと周りが指摘しても、「自分は何も悪いことをしていない」という意図の発言をすることも多いです。
「自分が上、相手が下」だと心から信じていて、自分が王様のように扱われることを当然だと思っているため、相手を見下す発言や行動をしても、それが悪いことだと感じないのです。
自慢話やマウンティングが好き
モラハラ気質な男性は、自慢話やマウンティングをよくします。
こうすることで、「自分が上」だと周りにアピールしているのです。
- 「学生時代に成績がトップだった」
- 「今の会社は自分のおかげで稼げている」
- 「何もしなくても女性の方から言い寄ってくる」
こんなふうに自慢をしたり、
- 「お前はバカだから仕事もできないな」
- 「俺のおかげでお前は働けているんだよ」
- 「俺とデートできるなんて、お前は幸せものだな」
こうして、相手に「お前は俺より下だ」と言い聞かせるような発言をします。
モラハラ気質な男性の心理
モラハラ気質な男性の心理を解説します。
自分が優れていると信じている
モラハラ気質な男性は、自分が優れた存在だと心から信じていますし、そのことを臆せずに口にします。
- 「俺はすごいから」
- 「俺は天才だから」
- 「全部俺のおかげだから」
こうした発言を堂々とするので、人によっては「この人は本当にすごいのかも……!」と感じて、モラハラ男性を崇拝してしまう場合もあります。
本人は嘘をついているわけではなく、心からそう信じて発言しているので、周りも信じてしまいやすいのです。
自分に都合の悪い状況は受け入れられない
モラハラ気質な男性は、「自分に都合の悪い状況」は受け入れられません。
例えば、「自分が下に見ている人間が、自分より仕事で成果を上げる」というような状況は、モラハラ気質な男性にとって受け入れられないもの。
こうした状況になると、「あいつが成果を出せたのは俺のおかげだ」と自分の素晴らしさをアピールしたり、「あいつはコネで成功しただけだ」と相手を批判したり、「あんまり調子に乗るなよ」と相手を攻撃したりします。
場合によっては、「次の仕事は俺と一緒にやろう」などと、相手を自分の味方に取り込もうとする場合もあります。
認識が歪んでいる場合が多い
モラハラ気質な男性は、認識が歪んでいる場合も多いです。
というより、自分にとって都合の良いように、認識を歪めてしまうのです。
例えば、好きな女性に振られた時には、単純に自分に魅力がないだけだとしても、「彼女は俺みたいな素晴らしい人間と付き合うことに引け目を感じているんだ……」などと、自分に都合よく解釈します。
モラハラ男性がターゲットにする人とは?
モラハラ気質な男性は、どのような相手にモラハラをするのでしょうか?
自分より弱い相手をターゲットにする
モラハラ気質な男性は、誰に対してもモラハラをするわけではありません。
ターゲットにするのは、自分より力や立場が弱いと感じた相手です。
なぜなら、自分より力や立場が弱い相手なら、上に立ちやすいから。
具体的には、後輩・女性・子供は、モラハラ男性のターゲットにされやすいです。
自信がなさそうな人は狙われやすい
後輩・女性・子供の他にも、
- 自信がなさそうな人
- 優しい性格の人
- 謙虚な人
こうした人も、モラハラ男性のターゲットにされやすい傾向があります。
威圧的な態度をとっても、反抗せずに受け入れてくれるからです。
ただ、これはあくまでモラハラ男性の主観なので、実際にそうとは限りません。
予想外に反抗されて、コロリと態度を翻したり、悪態をついて逃げ出すような場合もあります。
モラハラ男性の目的は他人の上に立つことなので、「戦っても勝てなそうな相手」とは、戦おうとしないのです。
自分より強い相手には媚びへつらう場合も…
モラハラ気質な男性は、自分よりも力や立場が上だと感じる相手には、モラハラをしません。
それどころか、媚びへつらったり、機嫌を取る場合もあります。
「強い人間に好かれること」も、自分が優れているとアピールする手段だからです。
そして、陰では「あいつは大したことない」などと、悪口を言っていたりします。
モラハラ気質な男性の恋愛傾向
モラハラ気質な男性は、どのような恋愛をするのでしょうか?
周りに自慢できる女性を選ぶ
モラハラ気質な男性は、周りに自慢できる女性を選びます。
例えば、職場での評価が高かったり、外見が美人だったり、実家がお金持ちだったり……
こうした女性を彼女にすることで、「自分はすごい」とアピールすることができるからです。
最初は理想的な男性に見える
意外かもしれませんが、モラハラ気質な男性は、最初は「理想的な男性」に見えることが多いです。
甘い言葉をかけたり、高級レストランに連れて行ってくれたり、贈り物もこまめにしてくれるかもしれません。
これは、男性の目的が「その女性を手に入れること」だからです。
この時点では相手の女性はモラハラの対象ではなく、むしろ「手に入れることで自分の価値を高めてくれる存在」なので、丁重に扱うし、わがままも聞くし、機嫌も取ります。
こうした男性の態度を見て、女性も「この人なら……」と信じてしまうのです。
付き合った後に豹変することが多い
モラハラ男性は、交際後や結婚後に豹変することが多いです。
というのも、すでに「その女性を手に入れる」という目的は果たしたため、これまでのように下手に出る必要がなくなるからです。
そして今度は、パートナーにモラハラをすることで、自分の優位性を示そうとします。
バカにしたり、威圧的な態度をとったり、浮気をしたり……
……ただ、モラハラを繰り返すだけでは、相手の女性を逃してしまうので、
- 「お前には俺しかいないんだよ」
- 「お前が悪いんだよ」
- 「お前みたいなやつは他に誰からも相手にされないよ」
こうした台詞で女性を繋ぎ止めようとしたり、時折優しさを見せるのも特徴です。
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モラハラ気質な男性を見抜く6つのポイント
ここからは、モラハラ気質な男性を見抜く6つのポイントを解説します。
1.「ありがとう」がない
モラハラ気質な男性を見抜くには、まずは「ありがとう」があるかないかをチェックしてみましょう。
例えば、マッチングアプリで出会ったのなら、最初に「メッセージをくれてありがとう」というような言葉があるかどうか。職場で出会った人なら、ちょっとした気遣いをした時に「気を遣ってくれてありがとう」という言葉があるかどうか。
些細なことに思えるかもしれませんが、相手の行動に対して感謝の気持ちを持てない人は、他人が自分のために何かしてくれることを、「当たり前」と感じている場合があるので注意が必要です。
2.「ごめんなさい」が言えない
モラハラ気質な男性を見抜くには、「ごめんなさい」が言えるかどうかを見るのも効果的です。
遅刻をした時や些細なミスをした時、言い訳ばかりで「ごめんなさい」がない男性は、モラハラ気質な可能性あり。
自分の非を認めることができないのは、「相手に優位に立たれたくない」という心理も関係しています。
「ごめんなさい」が言えない男性には、注意が必要です。
3. 店員への態度が悪い
店員とは、お金の対価としてサービスを提供してくれる存在です。
そのため、本来なら上も下もありません。
ですが、モラハラ気質な男性は店員に対して、「お金を払っているのだから、自分の方が上」というような考え方をします。
そのため、威圧的な態度をとったり、無茶な要望を平気でします。
4.「お前」と言う
女性に対して「お前」という男性も、モラハラ気質な可能性があるので注意しましょう。
「お前」は、よほど気心がしれた相手や、自分が見下している相手に使う言葉です。
そのため、ある程度デリカシーのある人なら、あまり親しくない女性を「お前」と呼ぶことはありません。
こうした呼び方をする時点で、「この女性を下に置きたい」という意図が見えるので、距離を置くことをおすすめします。
5. 否定・批判が多い
デートをしている時、周りにいるカップルを批判したり、出てきた料理に文句を言うのも、モラハラ気質な男性にありがちな行動です。
これは、否定・批判をすることで、「自分は優れている」とアピールしているのです。
好きな女性に自分をよく見せたいと思うのは自然なことですが、度が過ぎた否定・批判をする男性には注意が必要です。
6. ドラマのような台詞を平気で口にする
モラハラ気質な男性は、ドラマのような台詞を平気で口にする場合もあります。
- 「僕の力で会社を立て直してみせます」
- 「君のことを世界で一番幸せにするよ」
- 「世界が終わるとしても君を愛するよ」
こんな情熱的な台詞をいう男性は、一見、魅力的に見えるかもしれませんが……
こうした台詞は、恥ずかしさや「実行できなかったらどうしよう」という不安から、そう簡単には口にできないものです。
それ相応の覚悟があるのなら別ですが、モラハラ気質な男性はただ「自分のすごさをアピールするため」や「周りにチヤホヤされるため」にこうした台詞を言うので要注意です。
モラハラ気質な男性への対処法
モラハラ気質な男性と出会ってしまった場合、対処法は大きく分けて4つです。
具体的に紹介していきます。
対処法1. 逃げる
モラハラ気質な男性と出会ったら、一番簡単なのは逃げることです。
「負けたようで悔しい」と感じるかもしれませんが、モラハラ気質な男性と関わって心をすり減らしてしまうよりは、離れてしまった方が効率良く平和な日常を手に入れられる場合もあります。
今、辛い思いをしているのなら、まずは逃げることを考えましょう。
対処法2. 周りの人に何とかしてもらう
モラハラ気質な男性に悩んだら、周りの人に相談をするのも効果的です。
特に、職場などの場合はこれが一番かもしれません。
モラハラというのは、意味もなく他人を傷つける行為であり、許されるものではありません。
周りに相談して、適切な対処(処分)をしてもらったり、手助けをしてもらうことで、状況の改善がしやすくなります。
対処法3.「この人には勝てない」と思わせる
モラハラ気質な男性に対して「許せない」という気持ちがあるのなら、「この人には勝てない」と思わせるのも方法です。
具体的には、
- 仕事を頑張って、収入で勝つ
- 自分磨きをして、見た目で勝つ
- 人脈を作り、周りからの評価で勝つ
こうした行動をして、モラハラ気質な男性よりも「上」に立つのです。
モラハラ気質な男性は、基本的に「自分より弱い相手」をターゲットにするので、あなたの方が立場が上になれば、モラハラはされなくなります。
それどころか、態度を翻して媚びてくるかもしれません。
時間がかかる場合もありますが、一番気持ちが良い方法ではあります。
対処法4. 戦って撃退する
モラハラ気質な男性は、自分より弱いと思っている人にモラハラをします。
簡単に言うと「反抗してこない(できない)」と思われていると、モラハラを受けやすいのです。
そのため、モラハラに対して「ふざけるな」と怒鳴ったり、「それはモラハラだから、上に訴える」と毅然とした態度で応じると、モラハラをしなくなる場合もあります。
「この人は、攻撃するとやり返してくる(負ける可能性がある)」と思わせることも、モラハラを撃退する方法です。
モラハラ気質な男性と出会った時の注意点
モラハラ気質な男性と出会ってしまった時の、注意点を解説します。
相手の言葉を真に受けない
モラハラ気質な男性は、他人を見下すような言動をします。
これを真に受けてしまうと、相手の思うツボ。
モラハラ気質な男性の目的は、あなたのことを傷つけ、自分が優位に立つことです。
そのため、攻撃できそうなポイントを見つけては、嬉々としてマウントを取ってきます。
こうした時には、真に受けずに適当に流してしまいましょう。
モラハラ気質な男性の言葉は、「あなたのためのもの」ではなく、ただ自分が気持ちよくなるためのものなので、受け取る価値も必要性もないのです。
自分を責めない
モラハラ気質な男性は、絶妙に「痛いところ」をついてきます。
例えば、コンプレックスに感じていることや、気にしていることがあると、わざわざそこを指摘してくるのです。
これは、何を言えばあなたに一番ダメージを与えられるかを、理解しているからです。
しかしそこで気にした素振りを見せると、モラハラ気質な男性はますますそのポイントを攻撃してきます。
これを防ぐには、自分に自信を持つことが大切。
自分自身が自分を責めず、前向きな考えを持つことが、モラハラを受け流したり撃退する「盾」になります。
我慢や同情しない
モラハラ気質な男性に対して、我慢や同情をするのはおすすめしません。
「いつか相手もわかってくれる」と思っても、ほとんどの場合、相手は変わらないからです。
モラハラをされた時には、きちんと「対処」をすることが大切。
「上司に訴えて、クビになったら可哀想……」などと思うかもしれませんが、それは相手の自業自得。あなたが犠牲になる必要はありません。
自分ひとりで頑張る必要はないので、「嫌だな」と感じた時には周りの人に相談したり、周りを味方につけて効率良く対処していきましょう。
この記事のまとめ
この記事では、モラハラ気質な男性の特徴や心理、対処法などを解説してきました。
まとめると……
- モラハラ気質な男性は、ターゲットを見つけると嬉々としてマウントを取ってくる
- モラハラ気質な男性は、「勝ち目がない」と感じた相手にはモラハラをしない
- モラハラをされたら、相手の発言はスルーしつつ周りに相談するなど適切な対処をする
と、なります。
モラハラをされると気疲れしてしまいがち。
真面目な性格の人ほど誠実に向き合おうとしますが、モラハラ気質な男性は、自分が気持ち良くなるために、いわば勝手に石を投げつけてきているようなものなので、そもそも向き合う必要はありません。
無理をせず、自分を大切にすることを一番に心がけて、対応してみてくださいね。
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