謝れない人の特徴と心理|逆ギレしたりごめんなさいが言えない理由とは?

謝れない人には、どのような特徴や心理があるのでしょうか?謝罪をするべき状況なのに逆ギレをしたり、「ごめんなさい」が言えない理由を解説します。

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謝れない人は意外と多い!?

あなたの周りに「ごめんなさい」が言えない人はいませんか?

社会生活を送っていると、時には誰かに迷惑をかけられたり、傷つけられることもあるかと思います。

そんな時、「ごめんね」の一言があれば、多少気持ちも落ち着くものだけれど。

逆に、謝るべきシチュエーションなのに謝罪がないと、なんだかモヤモヤしてしまいますよね。

「ごめんなさい」が言えなかったり、逆ギレをするのはどのような心理なのでしょうか?

この記事では、「ごめんなさい」が言えない人の特徴心理、対処法を紹介します。

「ごめんなさい」が言えない人の心理

まずは、「ごめんなさい」が言えない人の心理を見ていきましょう。

自分は悪くないと思っている

謝罪というのは、自分に非があると感じている時に、それを許してもらうためにする行為です。

逆に言えば、その自覚がない場合は、謝罪をしようとは思いません。

  • 「自分には落ち度はなかった」
  • 「今のは、相手が悪い」
  • 「謝るほどの悪いことはしていない」

こんなふうに感じている時は、謝罪をすることに抵抗を感じるのです。

怒られるのが怖い

謝れない理由として、「怒られるのが怖い」という心理もあります。

子供が母親にイタズラがバレたのに、謝らないような場面を想像すると、分かりやすいかもしれません。

「ごめんなさい」と謝罪をすることは、その罪を認めること。そして罪を認めることは、怒られることに繋がります。

「悪いことをしてしまった」という自覚があっても、怒られる恐怖心から謝れないというのは、大人でもよくあることです。

不利な状況になりたくない

「アメリカでは簡単に謝ってはいけない」と聞いたことはありませんか?

アメリカは訴訟社会(すぐに相手を訴える社会)なので、自分の非を認めてしまうと、訴訟を起こされお金を取られる可能性があるからです。

そのため、アメリカでは「ごめんなさい」ではなく「失礼」というようなニュアンスの言葉がよく使われます。

「謝罪をする」というのは自分の罪を認めることであり、相手に優位に立たれることに繋がります。

「ここは日本なのだから関係ない」と思うかもしれませんが、対人関係において「不利な状況になりたくない」という心理から、謝れない人もいます。

謝れない人によくある特徴

ここからは、謝れない人によくある特徴を解説します。

プライドが高い

謝れない人には、プライドが高い人が多いです。

プライドとは、「自分は優れた人間であるべきだ」という自負のこと。

プライドが高ければ高いほど、自分の非を認めることは難しくなります。

また、プライドが高い人は、部下や年下などの目下の人には特に謝罪ができない傾向があります。

他人の気持ちが分からない

他人の気持ちが分からない、ちょっと鈍感なタイプの人も「ごめんなさい」を言えない傾向があります。

これは単純に「相手が傷ついている」「相手に迷惑をかけている」ということに、気づけないからです。

そのため、謝罪もしないし、注意しても何度も同じような行動を繰り返す場合があります。

その行動が「問題行動」だと認識していないからです。

自己肯定感が低い

自己肯定感が低い人は、他人と接する時の不安も強くなります。

そのため、「対して悪いことをしていないのにすぐに謝る」か「悪いことをしてもなかなか謝れない」かの、どちらかに別れる傾向があります。

  • 罪を認めたら怒られる
  • 謝っても許してもらえない
  • 謝ったら「ウザイ」を思われるかもしれない

こんなふうに不安を感じて、謝るタイミングを逃してしまう場合もあります。

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謝罪をせずに逆ギレする心理

「ごめんなさい」を言わずに逆ギレをするのは、どのような心理でしょうか?

責任転嫁

逆ギレというのは、自分に非があるのにもかかわらず、逆に怒り出して相手を責める行為です。

これは、簡単に言えば責任転嫁。

「悪いのは自分じゃなくて、自分にこんな行動をさせたそっちだ!」

という罪のなすりつけです。

恋愛で言うなら、浮気をした彼氏が彼女に対して「お前の魅力が足りないからだ!」なんて逆ギレをするのは、ありがちかもしれません。

ここにあるのは「自分の罪を認めたくない」という心理です。

ストレスから逃れるために逆ギレする

逆ギレは、他人から自分の行為を責められた時にすることが多いです。

  • 「どうしてそんなことをしたの?」
  • 「傷つけていることがわからないの?」
  • 「ひどいことをしているって自覚がある?」

こんなふうに責められることは、人にとってストレスです。

このストレスから逃れるために、逆ギレをして自分を正当化する場合があります。

逆ギレは強い拒絶

逆ギレというのは、その状況に対する強い拒絶です。

「怒られたくない」「罪を認めたくない」「相手に優位に立たれたくない」「自分は悪くない」

こうした気持ちが強ければ強いほど、謝罪を求められた時には抵抗を感じ、逆ギレしやすくなります。

なので、極端にプライドが高かったり、「自分は悪くない」という気持ちが強い人は、逆ギレもしやすいかもしれません。

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「ごめんなさい」が言える人との違いとは?

謝れない人は、謝れる人と何が違うのでしょうか?

想像力があるかどうか

想像力のある人は、自分の価値観に当てはめずに他人の気持ちを想像します。

「もしかしたら傷つけたかな?」「ひょっとすると不快に感じたかもしれない」

こんなふうに、相手の状況や気持ちを想像することができる人は、謝罪をすることができます。

逆に想像力がない人は、「相手がどう感じたか」を想像できないため、謝罪もしにくくなります。

表情や態度の変化に敏感かどうか

相手の表情や態度の変化に敏感な人も「ごめんなさい」を言えます。

「なんか、ちょっと不機嫌そうだな……?」と、相手のちょっとした変化に気づけるため、相手が嫌な思いをしたことにもすぐに気づけるのです。

このタイプの人は社会生活を送る上で「トラブルの芽」を小さなうちに摘み取れるので、人との揉め事も少ない傾向があります。

自分と相手を切り分けられるかどうか

「ごめんなさい」を言える人は、「自分と他人は違う」ということをよく知っている人です。

自分には悪気がなくても人が傷つくこともあるし、自分ではなんともないようなことでも傷つく人もいる。

このことを理解している人は、「ごめんね」とさらりと口にできます。

自分に悪気がなかったとしても、謝罪が必要な場合もあると分かっているからです。

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謝れない人への対処法とは?

謝れない人には、どのように対処すれば良いのでしょうか?

「怒らない」と伝える

謝れない人から謝罪を引き出すには、「怒らない」と伝えるのが効果的です。

なぜなら、謝れない人の多くは「怒られたくない」という気持ちを抱いているから。

その不安を軽減するだけで、謝罪へのハードルはグッと下がります。

「ちゃんと謝って反省してくれるなら、怒らないよ」

こんなふうに伝えることで、謝罪を引き出しやすくなります。

謝罪するべき理由を説明する

相手に想像力がなかったり、他人の気持ちに鈍感だと、そもそも罪の意識を感じていない可能性があります。

このタイプの人から謝罪を引き出すには「なぜ謝罪が必要なのか」を説明することが大切です。

場合によっては、紙に図を描くなどして視覚的に理解できるようにするのも効果的。

「あなたがその行動をすると、周りにはこんな影響があるんだよ」と分かりやすく伝えることで、相手も「謝罪が必要だ」と理解できます。

周りに人がいない場所を選ぶ

謝罪が苦手な人にとって、「ごめんなさい」と言うのは勇気がいることです。

人によっては、それでプライドが傷つくこともあります。

特に、

  • 友達の前
  • 部下や後輩がいる部屋
  • 街中など人目がある場所

こうした場所では、謝りたくてもなかなか謝れないもの。

なるべく人目のない、リラックスできる空間を選ぶことも、謝罪を引き出すためには効果的です。

謝れない人と接する時の注意点

謝れない人と接する時には、何に注意すれば良いのでしょうか?

相手の人格を否定しない

「ごめんなさい」が言えない人と接していると、「それって人としてどうなの?」と相手を責めたくなってしまうかもしれません。

ただ、これをしてしまうと、相手はますます謝れなくなりますし、お互いの信頼関係にもヒビが入ります。

「謝らない相手が悪いのでは?」と思うのは最もなのですが、謝れない人には謝れない人なりの事情があるものです。

謝罪を求める時には、相手の人格ではなく、「行為」を注意するようにしましょう。

その場で注意をする

嫌な思いをした時には、なるべくその場で注意をするように心がけましょう。

後から「あの時のあれで傷ついた」と言っても、相手は「どうして今更そんなことを言うんだろう?」と思ってしまうからです。

その瞬間、その場所で注意をされれば、相手も「これはよくない行為なんだな」と自覚しやすくなります。

相手の事情や性格を考慮する

謝れない人には、謝れない人なりの事情があります。

それを考慮せずに「謝らない」という事実だけを見てしまうと、相手に対して「許せない」という気持ちが膨らんでしまいがち。

そして、こちらがイライラしてしまうと、相手もますます謝りにくくなってしまうものです。

謝れない人と接する時には、「相手にも謝れない事情がある」と考えることも大切です。

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この記事のまとめ

この記事では、謝れない人の特徴や心理、対処法を解説してきました。

まとめると……

  • プライドが高かったり、「怒られるのが怖い」という気持ちがあると「ごめんなさい」が言えなくなる
  • 謝れない人の中には、想像力がなかったり、他人の気持ちに鈍感な人もいる
  • 謝罪を引き出すためには、相手の性格や事情を考慮し、謝りやすい環境を作ることが大切

と、なります。

「ごめんなさい」が言えない人と出会った時には、今回紹介したことを思い出してみてくださいね。

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