
会話やLINEのやりとりの中で、オウム返しをする人はどのような心理なのでしょうか?同じ言葉を繰り返す理由を解説します。
同じ言葉を繰り返すのはどうして?
あなたの周りに、LINEや会話でオウム返しをする人はいませんか?
オウム返しとは、相手の発言をそのまま同じ言葉でオウムのように返すことをいいます。
「こないだ、久しぶりにラーメンを食べたんだ」と言ったら、「へぇ、ラーメンを食べたんだね」と言ってくるような感じですね。
1回や2回なら気にならないけれど、その回数があまりにも多いと、「どうしてなんだろう?」と気になりますよね。
会話やLINEでオウム返しが多いのは、いったいどのような心理なのでしょうか?
オウム返しが多い人の特徴や心理、そして相手が異性の場合の脈あり・脈なしの見抜き方を解説していきます。
オウム返しが多い人の特徴
オウム返しが多い人には、どのような特徴があるのでしょうか?
意外とちゃんと話を聞いている
意外に感じるかもしれませんが、オウム返しをする人には「ちゃんと話を聞いている人」が多いです。
というのも、オウム返しというのは、相手の言葉をそのまま繰り返すことを言います。
これは、そもそもちゃんと話を聞いていなければできないことです。
「ふーん」「へぇ」とただ相槌を出すのと違い、オウム返しには「会話にきちんと参加しているよ」という意思があるのです。
逆に、話を聞いていなかったり、会話を終わらせたいと考えている時には、オウム返しではなくそっけない相槌を返す人が多いです。
慎重な人は確認として繰り返す
オウム返しが多い人の中には、慎重な性格の人もいます。
これは、相手の発言を繰り返すことで、言い間違い・聞き間違いがないかを確認するためです。
例えば、デートの待ち合わせを決める時などに「じゃあ、10時に駅前ね」とLINEを送ったら、「OK、10時に○○駅の前ね」などと返ってくるような場合、相手は几帳面で慎重な性格なのかも。
口下手な人はオウム返しをしがち
また、口下手な人はオウム返しをしやすい傾向があります。
会話というのはテンポ感が大切ですが、相手の発言に対して何を言えば良いのか分からない時には、オウム返しをしておけばその場をやり過ごすことができるからです。
普段は普通に会話ができる人でも、好きな人と一緒にいる時に緊張してオウム返しが増えてしまう人もいます。
オウム返しをする人の心理
オウム返しが多い人の心理について解説します。
ちゃんと聞いているとアピールしている
オウム返しをする人の心理としてまず挙げられるのは、「ちゃんと聞いているよ」というアピールです。
これは、カップルの会話などでよくあります。
特に、女性の会話に対して、彼氏や旦那がオウム返しをするようなパターンが多いですね。
男性は女性ほど「その日の出来事や感情を共有すること」に意義を感じないものですが、女性の機嫌を損ねたくはないので、オウム返しをするのです。
相手主体で会話を進めたい
オウム返しというのは、相手の言葉をそのまま繰り返すことです。
冒頭でも紹介したように、「昨日ラーメンを食べたんだ」と言ったら、「ラーメンを食べたんだね」と返ってくるようなイメージです。
「美味しかった?」「どんなラーメンなの?」「私もラーメン、好きなんだよね」などと話を広げてくれれば良いのですが、オウム返しをするだけでは、基本的には話は広がりません。
そのため、オウム返しをする人は、基本的には「相手主体で会話を進めたい」と考えていることが多いです。
会話に自信がない
会話が上手い人は、相手の発言に対して質問をしたり、自分の体験などを織り交ぜて自然と会話を広げていきます。
ただ、自分に自信がなかったり、その会話の内容に関する知識がない時は、「不用意な発言をしたくない」と感じるものです。
「変なことを言って引かれたくない」「無知な人だと思われたくない」
こうした気持ちから、オウム返しをする人もいます。
無難に時間をやり過ごしたい
オウム返しは、「無難にこの時間をやり過ごしたい」と考えている時に、使われる場合もあります。
例えば、マッチングアプリの初回デートなどで、「自分の好みとは違う異性」が来てしまった時は、「相手に脈ありだと期待させたくないけれど、すぐに帰るのも失礼だから、適当に時間をやり過ごそう」と考えますよね。
そんな時、オウム返しは便利です。
相手を褒めたり、あまり会話を盛り上げてしまうと「脈ありかも」と誤解させてしまうし、あまりにもそっけない対応をしてしまうのは失礼だけれど。
オウム返しをしておけば、相手主体で会話を進めることができるし、そう悪い印象にはならないからです。
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オウム返しは恋愛テクニックとしても有効
実は、オウム返しは恋愛テクニックとしても有効だと言われています。その理由を解説します。
「理解者だ」と感じるから
自分が言った言葉を反復されると、潜在意識が「この人は自分のことを理解してくれた」と感じます。
先にも紹介した「こないだラーメンを食べたんだよね」というセリフも、「ふーん」「へぇ、そうなんだ」と返されるよりも、「ラーメンを食べたんだね」と返された方が、「ちゃんと話を聞いている」という印象になるのです。
会話が盛り上がっているように錯覚する
オウム返しをしても、実際には会話は何も広がっていないのですが、言い方や表情次第では、「会話が盛り上がっている」と相手に感じさせることができます。
特に恋愛では、「話していて楽しかった」と相手に感じてもらうことは重要です。
繰り返しになりますが、「相手の発言に、なんて返せばいいのか分からない」と感じる時、オウム返しは非常に便利なのです。
テクニックとして使う人もいる
「オウム返しが恋愛テクニックとして有効」と知っている人は、会話やLINEの中での駆け引きとしても活用します。
もちろん、使いすぎると「どうして同じことを繰り返すんだろう?」と相手に疑問を抱かせてしまうので逆効果ですが、ほどよくオウム返しをすることで、先に解説したように「この人は自分を理解してくれている」と感じさせることができるからです。
特に、承認欲求が強かったり、話すのが好きな人にはこのテクニックは効果的です。
オウム返しをするのは脈あり?脈なし?
異性とのLINEや会話でオウム返しが多い場合は、脈ありでしょうか?それとも脈なし?
会話を続けたがるなら脈あり
脈あり・脈なしを判断するには、相手がLINEや会話を続けたがるかどうかをチェックしましょう。
例えば、LINEが途切れても相手の方から再開してきたり、会話が途切れても帰りたがる素振りを見せないのなら、脈ありの可能性は十分にあります。
ただ、これだけでは「脈あり確定」とまでは言い切れないので、
- また会いたいと言ってくる
- 好意を匂わせるような発言がある
- 会話をしている時の距離が近い
こうした脈ありサインがあるかどうかを併せてチェックして判断しましょう。
「他のこと」に気を取られるのは脈なし
相手と会話をしている時、チラチラと時計を見たり、店内の様子を眺めるなど「あなた以外に意識が逸れている」のなら、現段階では脈は薄いかもしれません。
この場合、オウム返しをするのは「失礼のないように、無難にこの時間をやりすごしたい」と考えているからです。
ただ、緊張して挙動不審になる人もいるので、あなたの方から相手に質問をするなどして、「相手が話しやすい空気」を作ると、反応が変わる場合もあります。
詐欺や勧誘目的には注意が必要
マッチングアプリなどで知り合った人が、やたらとオウム返しをしてくる場合は、やや注意が必要です。
というのも、詐欺や勧誘目的で、心理テクニックとしてオウム返しを使っている可能性があるからです。
このタイプによくある特徴としては、「恋愛的な熱意をあまり感じないのにやりとりは続けたがること」です。
- 自分の素性は明かさない
- 手を繋ぐなどの行為は嫌がる
- アプローチをしてもあまり反応がない
こうした脈なしっぽい傾向があるにも関わらず、会話やLINEでオウム返しをしてやりとりを続けたがるのは、「他の目的」があるからかも!?
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何度も同じ言葉を繰り返す理由とは?
オウム返しとは少し異なりますが、
- 「明日ね、明日!」
- 「1000円だよ、1000円!」
- 「分かった、分かった
こんな風に何度も同じ言葉を繰り返す人もいますよね。
これはどのような心理なのでしょうか?
念押しをしている
同じ言葉を繰り返すのには、以下の心理が考えられます。
- 自分の話を聞いて欲しい
- 自分を理解して欲しい
- 自分の話をしっかり覚えて欲しい
こんな風に「この言葉をよく聞いてくれ!」という気持ちから、同じ言葉を繰り返すのはよくあるパターンです。
相手が話を聞いていないと感じている
「この人、あまり話を聞いていなそうだな……」
こんな風に感じた時、無意識に同じ言葉を繰り返してしまう人は多いです。
例えば、リアクションが薄かったり、声が小さい人は、「ちゃんと聞いてる?」と確認されたり、同じ言葉を繰り返されることも多いかも。
楽しい話は何度も繰り返してしまう
また、自分にとって「楽しい話」を、何度も繰り返してしまう人も多いです。
それを話すことが気持ちいいし、相手が喜んでくれることが嬉しいからです。
おしゃべり好きな人には、「鉄板ネタ」をいくつも持っている人もいますが、誰に話したのかを忘れて、同じ話を繰り返してしまう場合もあります。
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オウム返しへの返事の仕方
オウム返しをされた場合、返事はどのようにすれば良いのでしょうか?
オウム返しリレーになってしまう!?
相手にオウム返しをされると、返事に困ってしまいますよね。
だって、オウム返しでは全く話が広がっていないから。
A子「昨日美味しいコーヒーを飲んだんだ」
B男「へぇ、コーヒー?」
A子「うん、コーヒー……」
B男「コーヒーかぁ……」
こんな風に、「オウム返しリレー」が続いてしまう場合もあります。これは、口下手な人同士の会話では、意外とよくある現象です。
これを防ぐためには、「会話を広げるコツ」を知っておくことが大切です。
会話を広げるコツ
会話を広げるためには、「質問をすること」と「相手の興味がありそうな話題を振ること」、この2つを意識しましょう。
例えば先ほどのようにコーヒーの話題を振る時には、
- 「コーヒー好き?」
- 「普段コーヒーは飲む?」
- 「○○くんはお酒の方が好き?」
こんな風に質問をしたり、相手の興味のありそうな方向へ話題を持ってくと自然と会話が広がります。
焦らず笑顔で待つのもあり
また、相手が口下手でオウム返しが多い人の場合は、無理にこちらから話を広げようとせず、焦らずに待つのも方法です。
無表情で黙ってしまうと、相手を萎縮してしまうので注意が必要ですが、口角を上げて笑顔でいれば、相手も話しやすくなります。
「あなたの話を聞きたいな」「ゆっくりでもいいよ」「ちゃんと聞いているよ」
こうした姿勢を見せると、口下手な人でも話しやすくなります。
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この記事のまとめ
この記事では、オウム返しをする人の特徴や心理、対処法を解説してきました。
まとめると……
- オウム返しをするのは、ちゃんと聞いているとうアピールや、その場を無難にやり過ごすため
- 恋愛テクニックとして、相手の心を開かせるためにオウム返しをする人もいる
- 口下手な人や異性との会話に自信がない人は、オウム返しをしやすい傾向がある
と、なります。
オウム返しをする人が気になった時は、今回紹介したことを思い出してみてくださいね。
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