
ため息をつく人には、どのような特徴や心理があるのでしょうか?周りへの不満のアピール?それともただ疲れているだけ?この記事ではため息をつく人の心理や対処法をお伝えします。
ため息をつく人が気になる!
あなたの周りに、ため息をついてばかりの人はいませんか?
何気ない瞬間に「はぁ……」とため息が聞こえてくると、気になってしまいますよね。
疲れからついついため息が出てしまったのなら仕方がないけれど。中には、周りに不満をアピールするために、わざとため息をつく人もいます。
彼氏、彼女、職場の同僚……こういう身近な人が「ため息ばかりつく人」だと、ちょっとうんざりしてしまうかも!?
ため息が多い人に対して、「こっちまで気持ちが暗くなるから辞めて欲しい!」と感じる人は多いです。
この記事ではため息をつく人の特徴や心理、ため息が多い人への対処法を紹介しますね。
ため息をつく理由とは?
ため息をつくのには、どのような理由があるのでしょうか?
肉体的な疲れが溜まっている時
肉体的に疲れが溜まっているとき、ため息をつく人は多いです。
- 長時間車を運転した後
- 長い映画を見た後
- 長蛇の列に並んだ後
こんな時には、ついついため息も出てしまいがち。これは、ため息をつくことで体をリラックスさせようとしているからです。
緊張していた体をほぐす効果あり!?
実は、ため息には緊張していた体をほぐす効果があります。
緊張しているときには人は呼吸が浅くなり、身体も強ばりますよね。
ため息をつくと、そうした身体の緊張が緩みます。
本人は意識していなくても、緊張状態が続いた後に無意識にため息をつく場合も多いのです。
わざとため息をつく人もいる
ため息は自然に出てしまう場合もありますが、中には周りの人に不満をアピールするために、わざとため息をつく人もいます。
- 部下がミスをした時
- 恋人と喧嘩をした時
- 店や電車などで嫌な思いをした時
こんなふうに「誰かのせいで自分が嫌な思いをさせられた」と感じた時、その気持ちをアピールするために、ため息をつくのです。
わざとため息をつく人の心理
わざとため息をつく人は、どのような心理なのでしょうか?
不満をアピールしている
わざとため息をつくのは、「自分が不満を感じている」というのを、周りにアピールするためです。
このアピールは周りに届かなければ意味がないので、通常よりも大きなボリュームになる傾向があります。
これに込められているのは、「あなたのせいで、こちらが大変な思いをしている」というメッセージです。
自分が被害者だと感じている
わざとため息をつく人は、基本的には自分が被害者側だと感じている場合が多いです。
「相手のせいで、自分は嫌な思いをしている」
そんなふうに感じるから、わざわざ周りに聞こえるように、ため息をついてアピールする訳ですね。
自分は「被害を受けた側」だと思っているため、ため息をつくのも当然の権利だと考えている場合もあります。
「察して欲しい」と感じている
ため息をつく人は、なぜはっきり不満を言わないのでしょうか?
それは「相手にこの不満を察して欲しい」と感じているからです。
例えば……
- 「これくらいのことは言わなくてもやって欲しい」
- 「いちいち言葉にするのは面倒だし疲れる」
- 「不満を口にすることで自分がわがままだと思われそうで嫌だ」
こんなふうに感じている時には、不満の気持ちを口に出さず、ため息をつく人も多いです。
「自分には非がない」と感じているからこそ、余計なことに労力を使いたくないのかもしれません。
精神的に支配したいと思っている
「支配」などというと恐ろしく感じるかもしれませんが……
ため息をつく人の中には、「相手を思い通りにコントロールしたい」と思っている人もいます。
ため息をつくことで相手の罪悪感を煽ったり不安にさせ、言いなりにしようとするのです。
本人にも自覚がない場合もありますが、意外とこのタイプは多いので注意が必要です。
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わざとため息をつく人の特徴とは?
わざとため息をつく人たちには、どのような特徴があるのでしょうか?
自分を正当化する性格
自分を正当化する性格の人は、基本的に全てを「周りの人のせい」にします。
トラブルが起きたり、嫌なことがあっても、それは自分の責任ではなく、他人の責任なのです。
そしてこのタイプの人は、わざとため息をつくことも多いです。
「周りの人のせいで自分が嫌な思いをしている」と常日頃から感じているからです。
プライドが高くやや傲慢
わざとため息をつく人には、プライドが高い人も多いです。
例えば、「相手よりも自分の方が上」という考えを持っていると、自然と見下すような行動をしてしまいがち。
ため息で不満を伝えるのも、その1つです。
「自分はそれをしても許される」と感じているからこそ、ため息で不満をアピールするのです。
精神的に幼く依存傾向がある
意外かもしれませんが、ため息をつく人は、精神的に幼い傾向があります。
わざとため息をつくのは、周りの人に不満をアピールするための行為なのですが……
言ってしまえばこれは、幼い子供が自分の思い通りにならないことに腹を立てて、泣き喚くのと同じです。
「ため息をつく人」は、周りが自分のために動くことは当たり前なのだと思ってしまいがち。
「どうして自分の思い通りに動いてくれないの?」「どうして嫌なことをするの?」
周りに対してこんなふうに感じるからこそ、ため息をついて不機嫌さや不満をアピールするのです。
ため息をつく人への対処法
目の前でため息を吐かれた場合は、どうすれば良いのでしょうか?
気にしなくていい!
ため息を吐かれたとき。
「相手を不快にさせてしまったのかな……」と気にしてしまう人は多いです。
しかし、相手が直接なにも言ってこないのであれば、気にしなくてOK!
先にも解説した通り、ため息をつくのには「相手を思い通りにコントロールしたい」という心理が隠されている場合もあります。
それに合わせて振り回されていると、相手のご機嫌取りにエネルギーを使って消耗してしまいます。
ため息を吐かれた場合は、あまり気にしすぎないようにしましょう!
ため息の理由を尋ねる
突然ため息を吐かれると、嫌な気持ちになることもありますよね。
「不満があるならはっきり言えばいいのに……」と思うかもしれません。
しかし攻撃的な口調では、火に油を注ぐだけ。周りにため息をつく人がいる場合、おすすめなのは相手にため息の理由を聞くことです。
- 「何かご迷惑をおかけしましたか?」
- 「何か不手際がありましたか?」
- 「何か不快な思いをさせてしまいましたか?」
もちろん、相手が友達や恋人ならもっとカジュアルに「どうしたの?」と聞くだけでもOK。
質問をされると、相手もその理由を説明しないわけにはいかなくなります。延々とため息をつかれるよりも、状況を改善してお互いが心地よく過ごした方が、よっぽと良いですよね。
また、場合によっては、ため息を吐いたことを自覚し反省する場合もあります。
この方法は、無自覚のため息にも効果的です。
休憩をとってもらう
ため息をつくのは、必ずしも不満のアピールとは限りません。
単純に疲れていたり、緊張が続いている時にため息が出ることもあるからです。
なので、相手がため息をついていたら、「疲れてるんだね」と声をかけて、相手が休めるようにフォローするのも効果的。
少し休んで気持ちがリフレッシュすると、自然とため息が減る場合もあります。
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ため息に文句を言うのはあり?
ため息をつかれたとき、それに文句を言うとどうなるのでしょうか?
ため息をつき返すと……!?
ため息を吐かれたとき。
「こっちだって疲れているんだ!」という気持ちから、ため息を吐きかえした経験のある人もいるかもしれません。
お互いに気持ちに余裕があれば、笑って終わりにできるかもしれませんが……
お互いにイライラしているときには、こうした行動が喧嘩の引き金になってしまう可能性もあるので注意しましょう。
ため息がうるさい!と文句を言う場合
ため息がうるさい人に対して「ため息がうるさい」と文句を言いたくなることもありますよね。
相手が無自覚にため息をついている場合は、文句を言えば改善してもらえる可能性もあります。
また、わざとため息をついている人も、正面から文句を言われると、その行動を改める場合があります。
……ただ、これは相手との関係性や、相手の性格によっては火に油を注ぐ結果に。状況によって判断することが大切です。
上司や周りに相談してみるのもあり
もしもあなたの周りにため息をつく人がいて、それが気になっている場合。
あなたが直接指摘しなくても、上司や周りの人にそれとなく理由を聞いたり、行動をたしなめてもらうのも方法です。
また、「最近ため息ばかりついてるけど、何かあった?」と相手に寄り添う姿勢を見せると、反感を買わずに状況を改善することができるかもしれません。
ため息を気にしないコツ
ため息が癖になっている人と過ごす場合は、どうすれば良いのでしょうか?
「ため息ではなく深呼吸」と考える
冒頭でも触れましたが、ため息には「体の緊張を解きほぐす効果」があります。
そういう意味では「深呼吸」と変わらないのですね。
誰かがため息を吐いていたときには、「ため息ではなく深呼吸」と考えると気にならなくなるかもしれません。
「相手の問題」と割り切る
ため息が気になる人には、気遣い屋が多いです。
- 優しい性格
- 周りの人をよく見ている
- 人の気持ちが良くわかる
こういうタイプの人は、ため息をつく人が近くにいると精神的にまいってしまうかも。
誰かがため息を吐いていると気になるかもしれませんが、そんな時には「相手の問題」と割り切って考えることも大切です。
耳栓やイヤホンで対処する
「隣の席の人のため息が気になる」という場合には、耳栓やイヤホンで対処するのも方法の1つです。
「集中したいから」など周りには事情を説明して、音を遮断したり、好きな音楽を流せば、作業をする時の集中力もアップします。
耳栓は100均にも売っているので、ため息が気になる場合は試してみると良いかもしれません。
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Q&A|よくある質問
Q1. ため息をつくのはわざとですか?
A. わざとの人もいますが、無自覚の人もいます。わざとため息をつく場合、「周りの人に聞かせたい」という意図があるので、音量が大きくなり、息も「はぁっ!」と鋭くなる傾向があります。
Q2. ため息をやめさせるにはどうすればいいですか?
A. まずは相手に「ため息ばかりついてるけど、どうしたの?」と気遣いの姿勢を見せるのがおすすめです。こうするだけでも相手に「周りの人に心配されるくらい大きなため息をついていた」と自覚させることができ、改善に繋がる場合があります。
Q3. 疲れるとついため息をついてしまいます…
A. ため息には体をリラックスさせたり、緊張をほぐす効果があります。逆に言えば、こうした状況にならなければ、ため息も出にくくなります。ストレッチや深呼吸をしたり、こまめに休憩を取るのがおすすめです。
愛丸の体験談|ため息をつかれた時は…
私自身も、人にため息をつかれたことが何度もあります。それに、つい自分自身がため息をついてしまうこともあります。
ため息をつく側の人は無自覚かもしれませんが、ため息って聞いてる人の心への殺傷力がそれなりに高いんですよね……。責められているようにも感じるし、なんとなく居心地も悪くなるし……。
だからこそ、なるべくならため息はつかれたくないし、自分のため息も人には聞かせたくないものです。
……が、そんなふうに意識していても、誰かにため息を疲れてしまった時は。
一番大切なのは、やっぱり「気にしないこと」です。
そもそも、責任のある大人なら、何か問題が起きたときには、それをきちんと解決することが大切。
この当たり前のことをせず、ただため息をついて不満をアピールするのは、無責任で自分勝手な行為です。
ため息をつくのも、機嫌が悪いのも、その人自身の問題。
まずはそんなふうに考えて、自分の心を守ってくださいね。
まとめ|ため息は気にしないのが正解
この記事では、ため息をつく人の特徴や心理、ため息を疲れたときの対処法を解説してきました。
まとめると……
- ため息には体の緊張をほぐしたり、リラックスする効果があるため無意識に出てしまう場合も多い
- わざとため息をつくのは周りへの不満のアピールだが、基本的には気にしなくてOK
- ため息が気になる場合には、「最近ため息が多いけど、疲れてる?」と相手への気遣いを見せつつ自覚させるのがおすすめ
と、なります。
ため息を吐かれると、「どういう意味なんだろう……」と気になってしまいますよね。
明らかに露骨にため息を吐かれるのなら「不機嫌アピール」と考えられますが、ため息には無意識の場合も多々あります。
あまり悩まず、軽い気持ちで捉えてみてくださいね。
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いつも暖かい応援、ありがとうございます。あなたの毎日が素敵な未来につながりますように……☆