
否定ばかりする人には、どのような特徴や心理があるのでしょうか?他人に対して否定的・批判的・攻撃的な人への対処法と併せて解説します。
いつも否定してくるのはどうして?
「あの人、ホント何を言っても否定してくるよなぁ……」
あなたの周りにも、こんなふうに感じる人がいませんか?
否定ばかりしてくる人と一緒にいると、疲れてしまいますよね。私にも同じ経験があるので、その気持ちはよく分かります。
他人に対して否定的・批判的・攻撃的な人には、実はいくつかの共通する特徴や心理があります。
この記事では、否定ばかりする人の特徴や、そんな人と出会ってしまった時の対処法を解説します。
否定的な人の特徴
まずは、否定的な人の特徴をチェックしてみましょう。
常に物事の「悪い面」に目を向ける
何事にも、良い面と悪い面があるものです。
そして、否定的な人は物事の「悪い面」に目を向けます。
そのため、例えばレストランで食事をした時にも「美味しかった」という感想よりも先に、「このレストランは値段の割にはサービスが悪い」と言った否定的な意見が出てくるのです。
他人のアドバイスを受け入れない
否定的な人は、他人の意見にも否定的です。
そのため、周りからアドバイスをされた時にも、「でも、それは違うんじゃない?」「だって、そんなの無理だよ」と受け入れようとはしません。
例えそれがどんなに有意義なものであっても、反対意見を唱えます。
優柔不断
否定的な人には、実は優柔不断な人が多いです。
何かを決断する時にも、ネガティブな側面に目を向けてしまうからです。
例えば、お店を選ぶ時にも「値段が高い」「混んでいる」など、そのお店に対しての否定的な意見が出てきてしまうため、なかなか決断がしにくくなります。
否定的な人の心理
否定的な人の心理を解説します。
傷つくのが怖い
誰だって傷つくのは嫌なものですが、否定的な人は、人一倍その傾向が強いです。
「傷つきたくない」「失敗したくない」
こうした気持ちが強いからこそ、物事の悪い面に目を向けて、そのリスクを回避しようとするのです。
しかしその結果、先にも触れたように優柔不断になってしまったり、何かを始めようとしてもデメリットが大きいように感じてしまい、「石橋を叩くが渡らない」というような状況になりがちです。
優位に立ちたい
否定ばかりする人は、「優位に立ちたい」という気持ちを抱いている場合もあります。
相手の意見を否定することで、自分の優位性を示すことができるからです。
「でもさ……」と否定ばかりするのは、「あなたより自分の方が優れている」という密かなアピールかもしれません。
被害者意識が強い
否定的な人は、どちらかというと被害者意識が強い傾向があります。
被害者意識とは、「自分が周りに虐げられている」という感覚のことです。
これを持っている人は、周りの人の意見を「攻撃」として捉えてしまいます。
そのため、素直に受け入れることができず、否定をしてしまうのです。
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批判的・攻撃的な人の特徴と心理
他人や物事に対して批判的・攻撃的な人の特徴と心理を見ていきましょう。
強い否定が批判や攻撃
否定的な人と、批判的人・攻撃的な人の心理は、基本的には共通しています。
先に紹介したような「優位に立ちたい」「自分を守りたい」という心理が強く働くと、ただ否定をするだけではなく、より攻撃的な言動が目立つようになります。
例えば「拾ってきた野良猫」を想像してもらえば分かりやすいかもしれませんが、「攻撃的な人」というのは、不安や恐怖心が強いのです。
自分の株を上げたい
自分の株を上げるために周りを批判・攻撃する人は意外と多いです。
例えば「あの人はファッションセンスが悪い」と言えば、自分はファッションセンスが優れているのだと周りにアピールすることができます。
「お洒落だけど、流行には遅れているよね」と、一見ただの批評に見えるような形で、批判を繰り返す人もます。
相手を褒めたり評価するのではなく、批判・攻撃ばかりする人は、他人を否定しその人の価値を落とすことで、自分の株を上げようとしているのです。
他人を支配するため>
批判や攻撃をされたら、傷つきますよね。
すると、以下のような考えになってしまいがちです。
- 「目立たないようにしよう……」
- 「怒られないようにしよう……」
- 「機嫌を損ねないようにしよう……」
誰かから批判されたり、悪口を言われたことで傷つき、萎縮してしまうのです。
否定をする人の中には、相手のこの反応を狙ってわざと攻撃を繰り返す人もいます。
そうすれば、自分がその場を支配できるからです。
怒りやストレスを発散するため
怒りやストレスを発散するために、否定をする人もいます。
簡単に言えば、八つ当たりですね。
これは、単純に自分の感情をコントロールできていない時に起こる現象です。
- 生理前
- 仕事が忙しい
- 子育て中
こうした時期に、批判的・攻撃的になってしまう人は多いものです。
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否定的な人と過ごす弊害とは?
否定的な人と過ごすと、どのような弊害があるのでしょうか?
行動が制限される
否定的な人と過ごす一番の弊害は、行動が制限されてしまい自由に生きられなくなること。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、家族などが否定的な場合、無意識のうちに行動が制限されてしまうケースは多いです。
身近な人に否定ばかりされていると、やっぱり精神的には辛いものがありますよね。
「自分さえ我慢すれば平和に過ごせる……」という気持ちで、自由に生きることを諦めてしまう人はけして少なくありません。
否定が伝染してしまう
否定的な人と一緒にいて、自分まで否定的になってしまう場合もあります。
「否定」という行為によって人は一種の快楽を得られるからです。
- 自分は正しい
- 自分は優れている
- 自分は素晴らしい
否定をすることでこうした気持ちを感じることができます。そのため、否定が癖になりやめられなくなってしまうのです。
ものの見方が歪んでしまう
否定的な人と一緒に過ごすと、ものの見方が歪んでしまう場合もあります。
「耳から入る言葉」には、それなりの影響力があるのです。
ただ聞き流しているつもりでも、否定的な言葉を聞き続けているといつの間にかその考え方に染まってしまうかも!?
否定や攻撃をされた時の対処法
否定や攻撃をされた時には、どのように対処すれば良いのでしょうか?
否定をせずに受け流す
誰かから否定や攻撃をされた時には、否定をせずに受け流すのがベターです。
というのも、否定をしてくる人に対して否定をし返してしまうと、相手の言動がますますエスカレートしてしまうからです。
- 「そういう考え方もあるんだね」
- 「あなたはそういうふうに思うんだね」
- 「参考にしておくね」
こんなふうに相手の意見を受け流すと、「この人には何を言っても無駄」と相手も諦めやすくなります。
安全性を示す
否定や攻撃をする人は、その内面に不安や恐怖心を抱いていることが多いです。
そのため、あなたが「敵ではない」と示すことにも、一定の効果が期待できます。
例えば、
- 笑顔で挨拶をする
- 相手の良いところを褒める
- 相手に何かを教えてもらう
こうした行動をすると、否定・批判が改善される場合もあります。
面倒な場合は距離を置く
家族や職場に否定的な人がいる場合は、先に紹介したような「対処法」で相手の行動を改善していく必要がありますが……
プライベートでこうした人と出会った時には、さっさと距離を置いてしまうのがおすすめ。
例えば、恋活・婚活などの出会いの場にも、否定的な人はいます。
「好き」という気持ちがあるのなら関わってみるのもありですが、無理に一緒にいて精神的に疲弊してしまうのなら、さっさと次の出会いを探した方が、幸せへの近道になります。
否定的な人と関わる注意点
否定的な人と関わる上での注意点を解説します。
否定を真に受けない
誰かから否定された時、自分を責めたり、自信をなくしてしまう人もいます。
相手の意見にも一理あるかもしれませんが、それはあくまで「その人個人の考え方」なのだと意識しておきましょう。
物事には良い面と悪い面があるように、あなたが否定された一面にも、必ず「良い面」があります。
否定をする人は、例えどんなに魅力的な人を前にしても、「悪い面」を見つけて否定をするものです。
自分自身の良い面に目を向け、それを認めてくれる人と関わることも大切です。
相手を攻撃しない
先にも触れましたが、否定をする人に否定や攻撃をし返すと、相手の行動がエスカレートしてしまう場合があります。
相手に「否定的だ」と気づかせることも大切ですが、その行動を辞めさせるためには「その必要がない」と認識させることが重要です。
あなたが攻撃性を示してしまうと逆効果になるので、注意をする場合も「自分は敵ではなく味方だ」とアピールしていきましょう。
周りの人に相談する
否定ばかりする人と一緒にいると、いつの間にか「その意見が正しい」と錯覚してしまうことがあります。
特に、自分に自信がない人はこの傾向があるので、注意が必要です。
もしも周りに否定的な人がいるのなら、周りの人に相談をしてみましょう。
客観的な意見を聞くことで、冷静な思考を取り戻せます。
否定ばかりする人に関するまとめ
この記事では、否定的な人の特徴や心理、否定的な人への対処法を解説してきました。
まとめると……
- 否定ばかりする人は、物事の悪い面に目を向けたり、優柔不断な傾向がある
- 「優位に立ちたい」「傷つきたくない」という気持ちが強いと、否定的になる
- 否定する人に対しては、否定をせずに受け流し「敵ではない」とアピールするのが効果的
と、なります。
否定ばかりする人と出会った時には、今回紹介したことを思い出してみてくださいね。
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