過去の話を持ち出す人の特徴と心理|終わったことを蒸し返す理由とは?

過去の話を持ち出すのは、どういう心理なのでしょうか?この記事では、終わったことをいつまでもネチネチと言う人の特徴や、過去の話を蒸し返された時の対処法を解説します。

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終わったことを持ち出すのはどうして!?

「この人、どうして過去のことをネチネチ言うんだろう……?」

あなたもこんな風に悩んだことはありませんか?

世の中には、いつまでも過去の話を持ち出す人がいるものです。

そしてそんなふうに過去の話をほじくりかえされると、「どうして終わったことを蒸し返すの!?」とイライラしてしまいがち。

……でも、実は「過去の話を持ち出す」のには理由があるのです。この記事で詳しく解説していきますね。

「過去の話を蒸し返された」と感じる瞬間

まずは、「過去の話を持ち出された」と感じる瞬間について見ていきましょう。

すでに終わった出来事の話をされたとき

自分の中で「すでに終わった」と感じている出来事の話をされた時、「どうして?」と疑問に感じてしまう人は多いです。

例えば、カップルのどちらかがデートの約束をすっぽかしたとしましょう。

その場合、その時にすっぽかした側が謝罪をして仲直りをしたら、その話は終了です。

にもかかわらず、デートのたびに「あの時は2時間も待った」とか「また約束を忘れるでしょ?」などと言われると、「またその話か……」とうんざりしてしまいがちです。

どうしようもないことで責められたとき

例えば、今交際している彼女に「元カノとはディズニーランドに行ったんでしょ?」なんて言われても、困ってしまいますよね。

それは過去の話だし、そんなことを言われても今の自分にはどうしようもないからです。

彼女側は「私のこともディズニーランドに連れて行って」と伝えたいだけなのかもしれませんが、彼氏側からすると、「そのことは君とは関係ないのでは?」と困惑してしまうもの。

元彼・元カノの話など、「今の自分にはどうしようもない過去の話」をされたときにも、嫌な気持ちになる人は多いです。

全く関係ない話の場合も多い!?

過去の話を持ち出す時、その話が「今の出来事とは全く関係のない事柄」である場合も多いです。

例えば上司に、「どうして君はミスばかりするんだ?先月のあれだって……」なんて言われたとしても、先月のミスと今月のミスでは、全く状況や内容が違う場合もあります。

その人の中では繋がっているとしても、実際は全く関係ない話……というのも、実はよくあるパターンです。

過去の話を持ち出す心理とは?

過去の話を持ち出す人の心理を、詳しく解説していきます。

相手を責めて反省させたい

過去の話を持ち出す理由としてありがちなのは、「相手に過失を自覚させて、反省させたい」というものです。

今目の前で起きた1つのミスについて責めるより、「あれもこれも……」と複数の事例を挙げれば、それだけ説得力が増すし、言われた側も納得しやすいと考えるからです。

過去の話を持ち出すのには、こうした背景があるのです。

自分に有利な状態を作るため

自分に有利な状態を作るために、過去の話を持ち出す人もいます。

  • 明らかに相手に非がある話
  • 自分が不利益を被った話
  • 相手が罪悪感を感じていること

こうした話を持ち出せば、相手より自分が優位な立場に立てる可能性が高いから。

つまりは「喧嘩に勝つ材料」として、過去の話を持ち出しているのです。

話のネタとして面白いから

単純に、「面白いから」という理由で、過去の話を持ち出す人もいます。

例えば、ちょっと恥ずかしい失敗談なんかは、話のネタとしても貴重なものです。

相手は悪気なく、その場を盛り上げるために、過去の話を蒸し返しているのかもしれません。

「終わったこと」になっていない場合も…

喧嘩などで過去の話を持ち出された場合、それはその人の中で『過去の話』が終わっていないからかもしれません。

例えば、どちらかが浮気をしたとしますよね。

そんなとき、浮気をした側は「この話は解決した」と感じていたとしても。

浮気をされた側の傷が、そう簡単に癒える訳ではありません。すると、浮気をされた側はいつまで経っても過去の話を蒸し返してしまうかも。

「この話はまだ解決していない」と感じている場合は、それはその人にとっては「過去の話」ではないのです。

過去の話を持ち出す人の特徴

過去の話を蒸し返す人には、性格や考え方に共通するいくつかの特徴があります。

ここでは、代表的な傾向を見ていきましょう。

完璧主義でこだわりが強い

完璧主義な人は、物事の細部にまでこだわる傾向があります。

そのため、過去に起きた出来事の中で「これは違った」「もっとこうあるべきだった」と感じたことが、ずっと心に引っかかってしまうのです。

たとえ周りが「もう終わった話」として流していたとしても、本人にとっては「まだ解決していない問題」として認識されていることも。

そのこだわりの強さゆえに、何度も同じ話を繰り返してしまうのです。

ネガティブな記憶を引きずりやすい

人は本来、ポジティブな記憶よりもネガティブな記憶の方が強く残りやすいといわれています。

特に、感受性が強かったり、過去の出来事に対して深く考え込むタイプの人は、その傾向が顕著です。

過去の失敗や言われた一言が、いつまでも心の奥でくすぶっていて、ふとした瞬間に思い出されてしまう……。

そういった心理が、「あのときさ……」という形で言葉になって表れるのかもしれません。

プライドが高く負けず嫌い

プライドが高い人は、自分が不当に扱われたと感じた出来事や、自分の中で「納得がいかなかったこと」を忘れられない傾向があります。

「自分は間違っていなかった」「あのときの私は正しかった」と証明したくて、つい過去の話を持ち出してしまうのです。

また、負けず嫌いな人は、過去の「勝ち負け」に関する出来事を引きずることが多く、たとえ今が平和な状態でも、「あのときこうだったよね」と蒸し返すことで、自分の中のバランスを保とうとすることがあります。

こうした背景を知っておくと、「またその話?」と一方的に否定するのではなく、「それだけ大事なことだったんだな」と理解できるかもしれません。

女性の方が過去の話を持ち出す!?

実は、一般的には、女性が過去の話を持ち出しやすいと言われています。その理由を見ていきましょう。

女性の方がフラッシュバックしやすい

実は、過去の話を持ち出すのは女性に多いと言われています。

それは、女性の方が男性とくらべて「フラッシュバック」が起こりやすいからです。

フラッシュバックというのは、「過去の出来事が瞬間的に蘇り、今目の前の出来事として起きているように感じられる現象」のこと。

フラッシュバックが起きると、女性は過去の出来事を「今さっき起きた出来事」のように感じます。

そのため、過去の出来事の話題を今の喧嘩でも持ち出してしまうのです。

強い感情が記憶を呼び起こす

フラッシュバックが起きる理由は簡単です。

女性が、喧嘩の最中にそのときと似たような感情を体験するからです。

  • 「裏切られた」という怒り
  • 「傷つけられた」という悲しみ
  • 「理解してもらえない」という苦しみ

こうした感情を味わった時、以前の記憶がフラッシュバックするのです。

「自分を傷つける相手」への警戒心が働く

ちなみに、女性の方が男性よりもフラッシュバックが起こりやすい理由は、パートナーの選定に起因していると言われています。

自分を傷つける相手というのは、自分にとっては選ぶべきではない相手。

パートナーをしっかり選定するために、女性は男性と比べるとフラッシュバックが起こりやすくなっているのだとか。

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男性は過去をなかったことにする!?

男性は女性ほどは過去の話を持ち出さない傾向があります。その理由を解説します。

男性は過去の話を蒸し返さない!?

男性は女性と比べると過去の話を持ち出すことが少ないです。(もちろん個人差はありますが……)

これは先に紹介した、「男性は女性ほどフラッシュバックが起こりにくい」というのが理由の1つ。

それに加えて、男性は「過去はあくまで過去のことで今とは関係ない」と考える傾向があります。

男性は結果を重視する

男性は女性と比べると、「気持ちの動き」に対してドライな傾向があります。

  • その時どう感じたか
  • どんな風に傷ついたか
  • どれだけ辛い思いをしたか

女性はこうした「気持ち」を重大なものとして捉えますが、男性はどちらかというと「結果」や「結論」を重要視します。

そのため、過去の話も「あくまで終わったこと」として捉える傾向があるのです。

根に持つタイプの男性もいる

もちろん、中にはいつまでも過去のことを根に持ち、喧嘩のたびに持ち出してくる男性もいます。

男女問わず、コンプレックスが強く自分に自信がないと、こうした傾向は強まります。

自分に対してのネガティブな気持ちがあると、過去に感じた嫌な気持ちを引きずってしまいがちなのです。

過去の話を持ち出すのがNGな理由

過去の話を持ち出すことは、なぜいけないのでしょうか?

問題の解決が遠ざかってしまう

パートナーと喧嘩をした時などは、過去の話を持ち出すことは避けた方が良いかもしれません。

というのも、過去の話を持ち出すと収拾がつかなくなってしまう場合が多いからです。

  • 「あの時はああだった」
  • 「先月はこう言っていた」
  • 「3年前にも同じことをした」

こうした言い分は事実かもしれませんが……

過去の話を持ち出すことで「問題の解決」が遠ざかってしまう可能性は高いのです。

責め合いになってしまう

過去の話を持ち出すときには、「この話を使って相手を打ち負かしたい」という心理が働いている場合もあります。

そしてどちらかがこうしたマウンティングを仕掛けると、喧嘩はエスカレートしてしまいがち。

責め合いになりいつまでも解決に向かえなくなってしまうので、話し合いの時には「今の議題」だけに集中すると良いかもしれません。

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過去の話を持ち出されたらどうする?

喧嘩などで過去の話を持ち出された場合は、どのように対処すれば良いのでしょうか?

「関係ない」と突っぱねるのはNG

過去の話を持ち出されたとき、NGなのは「その話は関係ない!」と突っぱねてしまうことです。

なぜかと言うと、突っぱねると反感を買ってますます喧嘩がエスカレートしてしまう可能性が高いから。

過去の話を持ち出された時には「どうして今その話を?」とイライラしてしまうかもしれませんが、まずは冷静な気持ちを取り戻しましょう。

冷静に相手の気持ちを分析する

冒頭でも触れましたが、過去の話を持ち出す理由の1つに「優位に立ちたい」という心理があります。

過去の話を持ち出された時には、相手がなぜその話を持ち出したのかを考えてみることも大切。

相手の心理を分析することで、ベストな対処法も見えてくるからです。

相手の性格に合わせた対応をしよう

もしも相手が「喧嘩に勝ちたい」という理由で過去の話を持ち出している場合。

一番簡単にその場を解決する方法は、その喧嘩に負けてしまうことです。

相手に大人になることを望んでも、それはなかなか難しいもの。

それよりはあなたが相手の性格を理解した上で、あえて「負けてあげること」がその場を楽に終わらせる方法かもしれません。

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Q&A|よくある質問

喧嘩で過去の話を出すのはダメですか?

過去の話をすると、相手に「関係のない話を持ち出さないで」と思われる可能性が高いです。自分にとっては関係のある話でも、過去の話を持ち出すと収拾がつかなくなってしまいがち。喧嘩を早く終わらせるためには、過去の話は持ち出さない方が良いかもしれません。

恋人が過去の話をしつこく持ち出してきます…

過去の話を何度も持ち出すのは、その話が相手の中でまだ解決していないからかもしれません。「これからは○○にするよ」と具体的な解決策を提案したり、一度徹底的に過去の話について話し合うと、相手の気持ちがスッキリする場合があります。

過去の話をされるとイライラしてしまうのは心が狭い?

いいえ、終わった話を何度も蒸し返されたら、誰でも嫌な気持ちになるものです。特にこちら側に非がある話だと「もう謝ったのにどうして……」と思ってしまいますよね。喧嘩中ではなくお互いが冷静な時に「過去の話はやめよう」と提案するのも、方法の1つです。

愛丸さくらの体験談|過去の話をしたくなったら…

喧嘩中などに過去の話をされると、嫌な気持ちになってしまいがち。

でも、逆に自分が過去の話を持ち出したくなることもありますよね。

特に、相手が何度言っても同じことを繰り返すような場合、「あの時もそうだったじゃん」なんてついつい言ってしまいがち。

とはいえ、喧嘩中に過去の話を持ち出すと、収拾がつかなくなってしまうことが多いです。

過去の話を持ち出したくなったときは、少しだけ1人の時間を作るのがおすすめです。

そうして、今の自分の気持ちを整理するのです。

  • 自分の怒りのポイント
  • 自分が求めていること
  • 相手に伝えるべきこと

1人になってこれらを整理すると、相手に伝えるべきことも明確になります。

喧嘩中にブレイクタイムを設けるのは、お互いの気持ちを落ち着けるためにも効果的なので、ヒートアップした時には試してみると良いかもしれません。

この記事のまとめ

いかがでしたか?

「過去の話をすることがダメ」という訳ではないけれど。

過去の話を持ち出すと、喧嘩はこじれてしまいがち。

しかし過去の話を持ち出したくなる心理や対処法を知っておけば、喧嘩をより早く収束できるようになります。

恋人とすれ違って悩んだときには、意識してみてくださいね。

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