夫婦仲を改善するには?
- 夫婦の仲が冷え切っている
- もう何年もまともに会話をしていない
- 正直「離婚した方が幸せかも」と思う
もしかすると、あなたもこんな風に感じているかもしれません。
そして、夫婦仲に悩んでいる人の多くは、同時にこんな風にも感じているのです。
「もうできることはやったし、自分にはどうすることもできない」
これは半分は正解だけれど。実は半分は不正解。
「もう無理だ」と思っても、できることというのは案外残されているものです。
この記事では、夫婦仲を改善する方法を紹介していきますね。
もくじ
そもそも夫婦仲が悪化する原因とは?
単純に刺激やときめきがなくなる
夫婦仲が悪化する原因の1つは、いわゆる倦怠期です。
恋愛初期にはアドレナリンなどのホルモンが出るため、相手に対しても刺激を感じるし毎日が楽しいです。
しかしそれは、時間が経つと収まるもの。
刺激や興奮がなくなったことにより、「相手と一緒にいてもつまらない」と感じる場合もあります。
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恋の寿命は3年!?倦怠期で気持ちが冷める理由と改善する方法
「許せない」と感じる致命的な出来事があった
- 親の悪口を言われた
- 浮気をされた
- 内緒で子供にお菓子を食べさせていた
こんな風に、「どうしても許せない」と思えるような出来事があり、相手を許せなくなってしまう場合もあります。
「許せない」という思いがあると、通常のコミュニケーションを取ることも困難になってしまうのです。
価値観や性格の違いが浮き彫りになった
「夫婦」というのは、生活を共にする相手です。
四六時中一緒にいれば、当然価値観や性格の違いも浮き彫りになるもの。
など、生活をしてみて「自分とは合わないな」と不満を感じる場合もあります。
仲直りできない理由とは?
妥協点が見つからない
夫婦仲が悪くなったとしても、お互いに妥協点や解決策を見つけ、仲直りができればなんら問題はないのです。
しかし問題は、それが見つからなかった時。
「お互いに相手の態度に納得がいかない」という状況の時は、仲直りをするのは非常に困難です。
「我慢して仲良くする」には限界がある!?
しかし、多くの夫婦は多少の嫌なことがあっても、「夫婦だから仕方がない」と目を瞑ります。
- 離婚は大変だから
- 子供もいるから
- 世間体が悪いから
こうした理由で、「嫌なこと」を我慢して無理に生活を続け、結果的にますます相手への不満を募らせてしまうのです。
夫婦仲を改善するにはどうすれば良い?
「相手に変わってほしい」は不可能!?
夫婦仲を改善したいと望む人の多くは、「相手に変化すること」を求めます。
誰しも「自分の理想の生活のイメージ」を持っているからこそ。
それを叶えるために、相手にも協力して欲しいと感じるのです。
でも、はっきり言ってこれは不可能です。なぜなら、相手は相手で同じことを考えているからです。
大切なのは「自分の幸せ」を壊すこと!?
ちょっとハードなことを言いますが……誰かと共に生活をする上で大切なのは、自分の幸せを追求することではありません。
むしろ、自分の幸せ(理想)を壊すことの方が重要です。
……と言っても、これは「何もかも相手に合わせて我慢しろ」ということではありません。
意識して欲しいのは、「自分の中にあるこだわりを手放す」ということなのです。
拒絶をやめて徹底的に受け入れてみる
人は、自分とは違う価値観は受けいられないものです。
なぜなら、それを受けいれたら自分が変化してしまうから。それは「今までの自分が消えてくなくなってしまうこと」なので、とても怖いことなのです。
だからこそ、多くの人は「自分と違う価値観」に対して拒絶感を覚えます。
「こんなの嫌!」とか「絶対に無理!」という気持ちが先に立ち、相手にその価値観を手放すことを求めてしまうのです。
家族や友達間でも起こり得る!?
ちなみにこうした出来事は、家族・友達・仕事仲間など、ありとあらゆる場所で起きています。
「あの人は間違っている!」とか。
「これはもっとこうするべきだ!」とか。
そんな会話は、日本中の至る所で聞こえてきますよね。
でも、ほとんどの場合それはどちらが間違っているとか、正しいということではないのです。ただ「違う」だけ。
そして大切なのは、その「違い」を受け入れ、相手と良い関係を築いていくことです。
相手を受け入れる必要ってあるの?
「こんな奴を受けいれたくない!」と感じる理由
「自分と違う価値観の人を受け入れる」というのは、とても難しいことです。
なぜなら、自分と違う価値観の人というのは、自分にとっては意味のないことや、無駄なことを大切にしている人である可能性が高いからです。
例えば、こんな夫婦がいたとします。
この夫婦が子育てを始めれば、十中八九こんなやりとりをするでしょう。
お互いに「やりたいこと(重要だと思うこと/価値観)」が違うから、すれ違いが起きるのです。
そして、お互いに価値観が違うからこそ、こんな風に感じます。
実際はただの価値観の違いなのですが、こうして対立してしまうとその「違い」はお互いにとっての「間違い」になってしまうのです。
そしてお互いに「相手は間違っている」と感じているため、こんな風に思います。
- 相手が変わるべき
- 相手が自分を理解すべき
- 自分は相手のようにはなりたくない
こんな風に思うからこそ。ますます相手を受け入れられなくなってしまうのです。
異なる価値観を受け入れる恐怖とは?
先ほどの夫婦の例でいうと、片方は「お金は貯めるべきだ」と思っていて、もう片方は「お金は使うべきだ」と思っていますよね。
この夫婦にとって、相手の価値観を受け入れるのは非常に苦しいことです。
なぜなら、「お金を貯めるべきだ」と思っている側が相手の価値観を受け入れたら、もうお金を貯めることはできなくなってしまう。
逆に「お金を使うべきだ」と思っている側が相手の価値観を受け入れたら、もうお金を使って楽しむことはできなくなってしまう。
自分の「理想」と異なる方こそ、自分と違う価値観を受け入れることは怖いのです。
妥協点すら受け入れたくない!?
ちなみにですが、価値観が異なる相手と共同で何かをする場合は、「妥協点を探す」というのも案外難しいものです。
そもそも理解し合えていない状態では、「妥協点を探す」というのは単なる「我慢」や「諦め」に過ぎないのですね。
「お金を貯めるべきた」と思っているのに月に10万円も使われてしまったり。
逆に「お金を使いたい」と思っているのに、何かと制限されてしまったり。
側から見ると、「お互いに歩み寄ればいいんじゃない?」と思うようなことでも。当人同士にとって、これは重要な問題なのです。
相手を受け入れることってできるの?
そもそも、価値観の異なる相手を受け入れることは可能なのでしょうか?
実はそんなに難しくない
価値観の異なる相手を受け入れるというのは、実はそんなに難しいことではありません。
「そういう考えもありね」と思えば、それで受け入れ完了です。
しかしそれができないのは、自分の中にある「こうするべきだ」という強いこだわりなのです。
「こだわり」が夫婦仲を悪くする!?
こだわりが強い人は、相手の意見や価値観を受け入れられません。
こだわりが強い人というのは、「自分を変えたくない」という気持ちが強い人なのです。
そして実はそこには、以下のような気持ちが隠されていたりするもの。
- 他者への不信感
- 被害者意識
- コンプレックス
こうしたものがあると、「こだわり」は強くなります。そして「自分を変えたくない」という気持ちも強まり、結果的に他者との関係にも亀裂が入ってしまうのです。
相手を受け入れなくてもいい?
「でも、無理に価値観の違う相手を受け入れる必要ってあるの?
もしかすると、あなたもこんな風に感じるかもしれません。
極論を言えば、それはあなたの自由です。
価値観の違う相手を受け入れなくても、生きていくことはできます。
……が、しかし。
私たちは人生を通して、価値観の違う相手と巡り会うようになっています。
それは、異なる価値観を知り、受け入れていくことが自身の成長につながり、人生をより豊かで充実したものへと変えていくからです。
「受け入れ」の過程で起きること
他者を受け入れるときには、ちょっとネガティブな気持ちを抱くかもしれません。
「自分を変えられた」とか、「我慢させられた」というのがそれですね。
でも実は、他者を受け入れることは、自分にとってとてもメリットのあることなのですよ。
コンプレックスやエゴを手放せる
- 他者への不信感の手放し
- 被害者意識の手放し
- コンプレックスの手放し
他者(異なる価値観の人)を受け入れることは、同時にこうしたことです。
これらを行うことで人生はより豊かなものへと変化していく
人生における「結婚」の意味を考えてみよう
結婚も人生も学び!
そもそも、私たちは「縁」がある人とは出会いません。
この地球上で「誰か」と出会い深い関係を築いたということには、とても大きな意味があるのです。
そして私たちが出会う人は、全ての人が「愛」や「喜び」を教えてくれる人です。
それは一見そうは思えなかったり、むしろ「苦しみ」や「悲しみ」を与える相手のように思うかもしれません。
しかし私たちは、そうした「体験」を通して成長します。そしてその成長によって、より大きな愛を感じられるようになるのです。
パートナーは愛を教えてくれる人
つまり、結婚相手というのはあなたに愛を教えてくれる人なのですね。
「そんなの頼んでない!」と思うかもしれませんが……(笑)
大切なのは、我慢したり自分を犠牲にすることではありません。
自分の中にあるネガティブな感情に気づき、それを手放していくこと。
パートナーというのは、そのために出会った「学びの相手」なのです。
学びが終われば自然と離れる!?
ちなみに、もしもあなたが「もうパートナーから学ぶことは何もない」と思うのなら、離婚を選ぶのも1つです。
人によっては、「パートナーを受け入れること」ではなく、「自分で道を切り開いていく」という学びを体験している人もいます。
あなたが今現在どちらの状況なのかは、あなた自身にしか判断できないこと。
自分としっかり向き合って、「どんな未来を選びたいか」を考えてみてくださいね。
夫婦関係をよくする具体的な行動
ここからは、夫婦仲を改善する具体的な方法を紹介します。
男女は別の生き物!?違いを受け入れる
「相手を受け入れよう」と思ったら、まずは「男女の違い」を受け入れることから初めて見るのが良いと思います。
というのも、「男」と「女」というのは、そもそもかなり異なる部分が多いからです。
そのため、ものの考え方や優先順位にも違いが出てきたり、どうしてもお互いに分かり合えない部分も出てきます。
- 「どうしてこんな簡単なことも分からないのだろう?」
- 「どうしてこんなことも出来ないのだろう?」
- 「なんで話が通じないんだろう?」
そんな風にイライラしたら、それは男女の違いかも。
どちらが正しいとか、優れているということではなく。男と女は違うし、違うからこそ惹かれ合うのです。
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「相手も同じ」は勘違い!同一視を辞める
人は、恋人やパートナーなどの「親しい人」を「自分と同じ人間だ」と考えてしまいがちです。
- 同じことを感じている
- 同じことをやろうとしている
- 同じ人生を生きている
無意識に、こんな風に思ってしまいがちなのですね。
でも、私たちは1人1人が別々の人間。兄弟や親子だって違うのですから、「他人」が価値観も考え方も違うのは当然ですよね。
ですが、そのことをついつい忘れて、親しい人を自分の延長線上に見てしまうのです。
すると、パートナーと自分の「些細な違い」が許せなくなってしまいます。
「自分と同じはずなのに、どうして理解してくれないの?」となってしまうからです。
どんなに長い時間を共に過ごしても、寝食をともにしても、他人は他人。
そのことを今一度意識してみてください。繰り返しになりますが「違い」は決して悪いことではないのです。
自分が求めていることを知る
あなたはパートナーに何を求めているのでしょうか?
- 「約束を守ること」
- 「時間通りに家に帰ってくること」
- 「楽しそうに休日を過ごすこと」
……色々あると思います。
自分がパートナーに求めているものを、紙に書き出してみてください。そうして自分と向き合う時間を作るのです。
最初のうちはバラバラに言えても、続けていると徐々に「自分が本当に求めているもの」が見えてきたりするもの。
自分の心が何を感じ、何を求めているのかを知るのは大切なことです。
相手が必要としているものを知る
自分が求めているものが分かったら、今度は『相手が求めているもの』を考えてみましょう。
自分が不満に感じるのと同じように、パートナーももしかすると、夫婦生活の中でなにか虚しさや物足りなさを感じていた可能性もあります。
……とはいえ、それをぶつけ合うのは得策ではありません。
ここでもおすすめは、まず相手に紙に書き出してもらうこと。
具体的な例をあげたり、明確に言葉にすることで、相手の言い分も理解しやすくなります。
完璧ではない相手を許す
それでもやっぱり相手に対してイライラしたり、ムシャクシャしたり、釈然としない場合もあると思います。
むしろほとんどの場合はそうだと思います。
そんなときこそ、改めて意識してみて欲しいのは「人間はみんな完璧ではない」ということ。
相手もまだまだ成長途中の未熟者なんだと考えてみてください。
そんな風に考えると、「できて当然」と思っていたものも、「仕方がないのかもしれない」と受け入れやすくなります。
自分が先に「与える」
夫婦仲を改善するためには、2人がそれぞれ自分を変えていく必要があります。
そしてそのために大切なのは、まずはあなたから行動を開始するととです。
相手に求めるより先に、自分から与えることを意識してみてください。
相手に求めるのではなく、あなた自身が相手に「してあげられること」を探してみてください。
「相手に求めずに自分が与える」ということを行っていくうちに、相手にもあなたの心が届きます。
そうすると初めて、相手も自発的に「あなたのための行動」をしてくれるようになるのです。
この記事のまとめ
いかがでしたか?
パートナーとの関係は、幸福感はもちろん、脳や寿命にすら影響を与えると言われています。
今のパートナーと巡り合ったのは1つの縁です。
自分自身が後から後悔しないためにも。
そしてあなた方2人の幸せを願う人のためにも、できる限りのことをしてみてください。
そして、最後にもう1つだけ意識して欲しいことがあります。
それは、あなたのことを愛する人が望んでいるのは、あなたが笑顔で幸せな毎日を生きることだということ。
子供や親のためにパートナーと暮らし続けることを選ぶことも決して間違いではありません。
が、その選択によってあなたが笑顔を失ってしまうのであれば、それはその人たちが本当に望むところではないかもしれません。
『何が幸せか』というのはとても難しいものだと思います。
ただ、どんな選択をするにせよ『幸せを求めること』を忘れないでください。
あなたが幸せになること。笑顔で生きること。
それが、あなたを愛する人を幸せにするためにあなたができる、何よりの行動でもあります。
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