
相手に追われると冷めてしまう…
「恋愛で相手から好意を向けられると、なんだか冷めてしまう……」
もしかすると、あなたもこんなふうに感じたことがあるかもしれません。
優しいし、悪い人じゃないし、見た目だって嫌いじゃないし、自分のことを大切にしてくれている。
それなのに、なぜか心が冷めていく……。
そんな自分を「ひどい」と責めてしまったり、「恋愛ができないのかも」と落ち込んでしまう人も少なくありません。
でも、追われることで冷めてしまうのには、ちゃんとした理由があるのです。
この記事では、「追われると冷める心理」や「好意を寄せられると逃げたくなる理由」、さらにその気持ちとの向き合い方について丁寧にお伝えします。
あなたの中のモヤモヤが、少しでも軽くなるきっかけになりますように。
追われると冷める心理とは?
追われると冷めてしまうのは、単なるわがままではありません。
そこには、人間関係に対する不安や、無意識の反応が隠れていることが多いのです。
ここでは、よくある心理パターンをご紹介します。
相手の好意を重く感じてしまう
好かれることは本来嬉しいことのはず。
でも、あまりにも一方的に好意を向けられると、息苦しさやプレッシャーを感じてしまうことがあります。
「もっと好きにならなきゃいけないのかな?」「期待に応えなきゃ……」と、自分の気持ち以上に頑張ろうとしてしまい、その結果、冷めてしまう人も少なくありません。
性的に見られることが気持ち悪い
好意の中に「下心」を感じ取ってしまうと、途端に不快感を覚える人もいます。
たとえそれが悪意のないものであっても、まだ信頼関係ができていない段階では「怖い」「気持ち悪い」と感じてしまうことも。
身体目的ではなくても、「女性として見られる」ことに抵抗があるタイミングもあるのです。
相手の価値が自分の中で落ちてしまった
人は「簡単に手に入れられるもの」には価値を感じにくい傾向があります。
追われることで「この人は私に夢中なんだ」と感じると、その人は「いつでも手に入れられる人」になってしまう。その結果、気持ちが冷めてしまう場合もあります。
好意を寄せられるのが苦手な理由
相手を拒絶したいわけではないのに、なぜか好意を向けられるのが苦手。
そんなあなたには、こんな背景があるのかもしれません。
相手をよく知らないまま好かれると不安になる
まだお互いのことをよく知らないのに、ぐいぐい来られると「えっ、私の何を見て好きになったの?」と疑問や不信感が湧いてしまうことがあります。
「好き」と言われるより前に、「信頼」を築きたかった……そんな気持ちのすれ違いが、逃げたくなる感情を生むのです。
恋愛そのものに苦手意識がある
過去に恋愛で傷ついた経験があると、「また同じことになったらどうしよう」と不安になってしまうことがあります。
恋愛=重荷、トラブル、心の消耗……
そんなイメージが強いと、異性から好意を向けられることすらも、警戒してしまうのです。
自分に自信がなく、気持ちを受け止めきれない
自分に自信がない人は、相手の好意を真正面から受け止めるのが難しくなってしまいます。
「自分なんかが好かれる訳がない」とか「こんな自分を好きになる相手はおかしいんじゃないか?」と感じてしまうからです。
このタイプの人にとっては、人から好意を向けられることは『異常事態』。そのため、本来は嬉しいことであっても、「怖い」と感じて逃げたくなってしまうのです。
恋愛で冷めやすい人に見られる傾向
「追われると冷めてしまう」という感情には、もともとの性格傾向や生活スタイルも大きく影響しています。
ここでは、冷めやすい人に共通する特徴を見ていきましょう。
一人の時間や自由を大切にしたい
恋愛の優先順位が低く「自分の時間を大切にしたい」と感じる人もいます。
そのタイプの人は、相手に好意を向けられると冷めたり逃げたくなってしまいがち。
「今の自分の生活を壊されそう」と感じてしまうからです。
理想とのギャップに敏感
「理想の恋愛像」や「理想の相手像」が明確にある人は、そのイメージと現実のギャップに敏感です。
好意を向けられても、「なんか違うかも……」と感じてしまうと、その瞬間に気持ちが離れてしまうことがあります。
相手に期待されることが苦手
「〇〇してくれるはず」「ちゃんと応えてくれるよね」
そんな期待の空気を察知すると、プレッシャーでしんどくなってしまうことも。
期待に応えようとして無理をするくらいなら、最初から逃げたい……そんな自己防衛の心理が働いている可能性もあります。
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冷めやすさを乗り越える3つのヒント
冷めやすさに悩んでいるときには、無理に「変わろう」としなくても大丈夫。
少しずつ自分の感情と向き合っていくことで、恋愛がしやすくなるヒントも見つかるはずです。
1. 自分の心の動きを冷静に見つめてみる
恋愛で冷めてしまうのには、おそらく何らかの理由があります。
「どのタイミングで冷めたのか」「なにが苦しかったのか」
自分の心の動きを丁寧に振り返って、パターンや癖を探してみましょう。
自分の本音に気づくと、それだけで気持ちが楽になったり、対処もしやすくなります。
2. 相手との距離感をコントロールする
追われて苦しくなるのは、あなたのペースが乱されているからかもしれません。
一気に仲良くなろうとするのではなく、自分が心地いいと思える距離感を意識してみましょう。
「ちょっと待ってほしい」「ゆっくり知っていきたい」
こうした気持ちを相手に伝えるのを躊躇してしまう人は多いのですが、どちらかが無理をする恋愛は幸せとはいえませんよね。
相手を思う気持ちも大切ですが、自分の気持ちを尊重することも大切です。
3. 少しずつ信頼関係を育てていく
「信頼関係がないのに好意を向けられるのが苦手」と感じる人もいます。
心を開くには時間がかかるものです。
好意を受け止める準備が整っていないなら、まずは「信頼」を積み重ねることを優先しましょう。
昼間のデートを重ねたり、LINEや通話をしたり……
「好き」の前に「安心できる」があると、恋愛はぐっと楽になります。
恋愛で冷めてしまったときの注意点
冷めてしまう気持ち自体は悪いことではありません。
ただ、その伝え方や向き合い方によって、相手との関係性が大きく変わることもあります。
思いやりのある伝え方を意識する
相手に冷めてしまったとき、伝え方によってはその後の関係に悪影響を与えてしまうことも。
一方的に冷たくするよりも、「自分の気持ちを整理したいから、少し距離を置きたい」といった形で、自分の状態を伝えることが大切です。
相手も人間です。優しさを忘れない対応が、お互いの心を守ります。
急な拒絶は逆効果になりやすい
急にブロックしたり、無視したりすると、相手を混乱させてしまう可能性があります。
「今まで仲が良かったのに、どうして?」と感じてしまうからです。
感情が不安定なときこそ、なるべく冷静に対応できるとベストです。
モヤモヤを放置せず整理する
自分の中にある違和感を無視して恋愛を続けると、さらに冷めてしまうこともあります。
しかしだからと言って、距離をとって後悔しないとは限りません。
「この気持ちは一時的なもの?」「過去と重ねてるだけ?」など、自分の内側と向き合う時間をつくってみましょう。
それが結果的に、後悔しない選択に繋がります。
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Q&A|よくある質問
Q1. 好かれると気持ち悪くなるのはおかしいことですか?
A. いいえ、感覚には個人差があります。相手との関係性やタイミングによって、不快に感じることは誰にでも起こり得ます。
Q2. 恋愛感情が冷めるのを防ぐ方法はありますか?
A. 焦らず信頼を育てたり、自分のペースを大切にすることが、恋愛感情を長続きさせるポイントです。
Q3. 冷めやすい性格は変えられますか?
A. 無理に変える必要はありませんが、原因を知ることで「冷めにくくなる工夫」は可能です。
愛丸さくらのプチ体験談
実は私も、「好意を寄せられたら逃げたくなってしまった」という経験があります。
それはまだ恋愛経験がほとんどなかった頃で、当時の私はまだ自分に対しても、恋愛に対してもあまり自信を持てていませんでした。
そんな中で知り合った男性がいたのですが、何回かデートをして、相手からの好意を感じるうちに、なぜだか「距離を置きたい」と感じてしまったんですよね。
もちろん、相手に何か落ち度があった訳ではありません。
後から振り返れば、それは「好意を向けられること」に不安があったからなのですが、当時の私はそんなこともわからず、自分の感情に戸惑い、一方的に相手を拒絶するような行動をしてしまいました。
もしもあの時の自分に、もっと自信があったなら。相手の好意を素直に受け取れていたのなら。
そんなふうに、後悔したこともありますし、何より相手の男性には申し訳ないことをしてしまいました。
だからこそ、もしもあなたが同じように悩んでいるとしたら。
焦らず、自分の気持ちと向き合ってみてほしいのです。
不安や恐怖は、その理由がわかると軽減する場合があります。
相手と自分のどちらにとっても心地よい恋愛をするために、「自分の本音」を見つけてみてくださいね。
まとめ|冷めることは悪いことではない
恋愛で冷めたり、逃げたくなってしまうのは、「自分を守ろう」とする心の反応です。
それは決して、悪いものではないのです。
ただ、不安や恐怖の気持ちが強すぎると、過剰防衛になって、必要以上に恋愛を拒絶してしまいがち。
「恋愛がしたいのに、なぜか気持ちが冷めてしまう……」
そんなふうに感じるときには、今回紹介したことを意識してみてください。
大切なのは、その気持ちを責めるのではなく、ちゃんと理解してあげること。自分の心に正直になることで、もっと心地よい恋愛ができるようになるはずです。
あなたのペースで、大切な人との関係を築いていってくださいね。
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