
「人より優位に立ちたい」と感じるのは、どのような心理でしょうか?「自分が人より上じゃないと気が済まない」という人の特徴や、そんな人への対処法を解説します。
人の上に立ちたがるのはどうして?
「なんか、この人ってやたらと人の上に立ちたがるな……」
あなたの周りに、こんなふうに感じる人はいませんか?
ことあるごとに自分の功績を自慢してきたり、どことなく上から目線だったり、マウンティングをしてきたり……。
そんな人に出会うと、ちょっとストレスを感じてしまうかも!?
でも、優位に立ちたがる人はどのような心理なのでしょうか?
この記事では、人の上に立ちたがる人の特徴や心理、そんな人への対処法を解説します。
優位に立ちたがる人の特徴
まずは、優位に立ちたがる人の特徴を見ていきましょう。
立場的に「人の上」に立たないといけない人
「立場的に人の上に立たないといけない人」は、人よりも優位に立ちたがるような行動をする傾向があります。
例えば、部長や所長といったリーダー的な立場の人ですね。
こうした立場の人は、周りの人を従える必要があるので、時に自分を大きく見せたり、強く見せようとします。
そうすることで、威厳を保ち自分の立場を守ろうとしているからです。
相手のことを見下している人
相手のことを「下」に見ている人は、人間関係において「自分の方が上であるべき」と考えます。
そのため、対等な関係を築こうとはせずに、ことあるごとに「自分の方が上だ」とアピールしてくるかも。
これは、友達同士でも恋愛関係でも起こりうることで、プライドが高い人にありがちです。
自分に自信がない人
意外かもしれませんが、優位に立ちたがる人には、実は自分に自信がない人が多いです。
自分に自信がない人は潜在的に「自分は相手より下の人間だ」という感覚を抱いているからです。
そのため、自分を大きく見せようとしたり、相手を見下すような態度を取って自分を守ろうとします。
逆に、自分に自信がある人は、「人の上に立つ立場」であっても、無理に優位性をアピールしようとはしません。
「そんなことをしなくても自分は大丈夫」という感覚があるからです。
相手より優位に立ちたい心理
「優位に立ちたい」と感じるのは、どのような心理でしょうか?
プライドや承認欲求を満たしたい
「優位に立ちたい」と感じている人にありがちなのは、「プライドや承認欲求を満たしたい」という心理です。
簡単に言えば、周りの人に「すごいね」と言われて、チヤホヤされたいわけですね。
そうすることで、「自分は優れている」「自分には価値がある」と感じられるため、人より優位に立ちたがるのです。
不安や不満を抱いている
「優位に立ちたい」と感じるのは、今現在の状態に不安や不満を感じているからです。
例えば、恋愛では相手が自分に振り向いてくれない時や、相手からの愛情に不安を感じる時に、優位に立ちたがるような行動をする場合があります。
自分が優位な立場に立ち主導権を握ることで、こうした不安や不満を解消しようとするからです。
主導権を握ることで安心したい
優位に立つことは、主導権を握ることでもあります。
これは、言い換えれば「相手を支配すること」です。
相手を自分の下に置き、自分の言いなりになるような状態にしておけば、自分のペースで物事を進めることができます。
人の上に立ちたがるのには、「相手を自分の支配下に置くことで安心したい」という心理も関係しています。
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優位に立とうとする人の行動
人の上に立ちたがる人は、どのような行動をするのでしょうか?
自慢やマウンティングをする
優位に立ちたがる人に一番ありがちな行動としては、自慢話やマウンティングが挙げられます。
これは、「自分は優れている」と周りにアピールすることで、その優位性を示しているからです。
恋愛で言うなら、
- 「昔芸能人と付き合っていた」
- 「今も複数の人から告白されている」
- 「周りからいつも容姿を褒められる」
こうした自慢をしてくるのは、「優位に立ちたい」という気持ちからかもしれません。
相手を見下すような言動をする
人の優位に立ちたがる人は、相手を見下すような言動をします。
これも、「自分の方が優れている」とアピールするための行動です。
- 「あなたって本当にダメな人だよね」
- 「もっと見た目に気を使ったら?」
- 「君みたいな人は他に誰からも愛されないよ」
こんなふうに相手を貶める発言をするのは、それによって自分が優位に立とうとしているからです。
威圧的・高圧的な態度を取る
威圧的・高圧的な態度を取るのも、優位に立ちたがる人にありがちな行動です。
これは、単純に「力」で相手を支配しようとしているからです。
口調がキツかったり、声が大きかったり、やたらと態度がデカかったり……。
あからさまな行動ではありますが、本人には「優位に立とうとしている」という自覚がなかったりもします。
優位に立つことのメリット・デメリット
人間関係において「優位に立つこと」には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
いい気分になれる
優位に立ちたがる人の多くは、自分がいい気分になれるから、相手を見下したり、上に立ちたがるような行動をします。
周りの人が何でも自分の言うことを聞いてくれて、王様・女王様のような振る舞いができたら、本人は満足なわけですね。
「自分が優れている」「自分はすごい人間だ」ということを感じられることで、心が満たされるのです。
周りからは嫌われる
当然と言えば当然ですが、優位に立とうとする人は周りの人からは嫌われます。
上司や部下など、立場的に上下関係が生まれる場合もありますが、それはあくまで仕事上のこと。
プライベートな人間関係というのは、基本的には対等です。
優位に立ちたがる人は、基本的には相手や周りのことを見下しているので、
- 相手への敬意がない
- 思いやりに欠けている
- 自分中心に物事を考える
こうした特徴があり、周りからは疎ましがられることが多いです。
猿山のボス的な存在にはなれる
人の優位に立ちたがる人は、職場や学校などにおいては猿山のボス的な存在になることが多いです。
というのも、「強いものには巻かれろ」という言葉があるように、世の中には「強い人に従うことで自分の安全を確保しようとする人」が一定数いるからです。
このタイプの人は、優位に立ちたがる人を見つけると、嫌がるどころか自らその配下に下ります。
そのため、「優位に立ちたがる人」と「その取り巻き」という構図が出来上がり、小さな猿山的なコミュニティが形成されるのです。
その猿山の外からは「なんだかなぁ」と思われていても、本人達はこの関係性や状況に満足しているので、それはそれで問題ないのかもしれません。
優位に立ちたがる人への対処法
では、「優位に立ちたがる人」と出会った時には、どのように対処すれば良いのでしょうか?
基本的には相手にしない
他人を見下したり、優位に立とうとする人と出会った時には、基本的には「相手にしない」のが一番です。
このタイプの人は、息をするように相手を貶めるような発言をしてくるので、関わるとそれだけでストレスです。
もしも失礼な発言をされた場合は、適当にスルーして流してしまいましょう。
見た目を整えるのは効果的
優位に立とうとする人と出会った時には、見た目を整えるのは一定の効果があります。
というのも、優位に立とうとする人は、肩書きや表面的な部分を見てその人を判断する傾向があるからです。
なので、
- 髪や爪をきちんと整える
- ブランドもののバッグを持つ
- 背筋を伸ばして自信ありげに微笑む
こうした行動をするだけでも、マウンティング的な行為はされにくくなります。
「この人は従えることができないかも……」と感じさせることができるからです。
適当に褒めれば満足する
優位に立とうとする人と出会ってしまった時、不愉快な発言をやめさせたい時には「適当に褒めてしまう」というのも方法です。
というのも、このタイプの人は褒めておけばとりあえずは満足するからです。
例えば「いつも安っぽい服を着ているよね」なんて言われた時には「○○さんはいつもお洒落だよね、いつもどこで服を買っているの?」と相手に質問をする。
こんなふうに、こちらへの「見下し発言」をスルーしつつ、相手を褒める発言をすると、とりあえずのマウンティングが止まることも多いです。
相手の取り巻きに加わる必要はありませんが、「敵対されてしまうと面倒」と感じる場合は、こうした対処法もあります。
なるべく早く離れるのが一番
優位に立ちたがる人と出会った時には、なるべく早く離れてしまうのが一番です。
もしも相手のことを思う気持ちがあるのなら、「そういう見下すような発言はよくないよ」と指摘しても良いのですが、「人を変える」というのは非常に難しいことです。
また、言ったところで相手がそれを受け入れられるとは限りません。
その人のために自分の人生の貴重な時間を使う必要もないので、可能ならばさっさと離れて「お互いに尊重し合い、居心地の良い関係を築ける人」と一緒に過ごしましょう。
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この記事のまとめ
この記事では、優位に立ちたがる人の特徴や心理、対処法を解説してきました。
まとめると……
- 優位に立とうとするのは、相手を支配下に置くことで自分にとって都合の良い状態を作り出そうとしているから
- 優位に立とうとする人は、自慢話をしたり相手を貶めるような言動をし、猿山のボス的な存在になることもある
- 優位に立とうとする人と出会った時には、適当にスルーしつつ距離を置くのがおすすめ
と、なります。
「優位に立ちたがる人」と出会った時には、今回紹介したことを思い出してみてください。
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