
「一緒にいて楽しい=好き」とは限らない?
「一緒にいて楽しいし、嫌いじゃない。でも好きかどうかはわからない……」
付き合っている恋人や、仲の良い異性の友達に対して。こんなふうに悩んだことはありませんか?
相手のことを嫌いじゃないのに、恋人として付き合うとなると自信がない。そんな気持ちは決して珍しくありません。
「楽しい」と「好き」は似ているようで、実はちょっと違う感情だからです。
この記事では、「一緒にいて楽しい」と感じる相手に対して、自分が本当に恋をしているのかどうかを見極めるためのヒントをお届けします。
「自分の気持ちをはっきりさせたい」と感じるときには、参考にしてみてくださいね。
「楽しい」と「好き」はどう違う?
一緒にいて「楽しい」と思えることは、人間関係においてとても大切な要素です。
でもそれが必ずしも「恋愛感情」とイコールとは限りません。ここでは、「楽しい」と「好き」の違いについて、具体的に見ていきましょう。
1. 一緒にいて居心地がいい=友情かも
一緒に過ごしていて居心地がよく、気を使わずにいられる相手。それは「友達としての相性がいい」ということかもしれません。
もちろん、恋人同士でも居心地のよさは大切です。しかし、そこに「異性としての意識」や「ドキドキ感」があるかどうかは、友情と恋愛を分けるポイントになります。
2. 好きな人=男女の関係になりたい人
「この人と恋人同士になりたい」「スキンシップをとりたい」と思うかどうかは、相手への恋愛的な好意があるかの目安になります。
つまり、相手のことを「異性」として見ることができるかどうか。
恋愛的な「好き」には、「男女の関係になりたい」という気持ちが含まれます。
3. どちらもあるなら「恋愛感情」の可能性大
居心地のよさもあって、ドキドキも感じる。そんな相手には、恋愛感情が芽生えている可能性が高いです。
「友達としても大好きだけど、恋人としても一緒にいたい」
そんなふうに感じるなら、それはもう立派な「恋」なのかもしれません。
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楽しいけど好きかわからなくなる心理
「楽しいけど、好きかわからない……」と感じる理由を、心理的な観点から見ていきましょう。
刺激が少なくときめきを感じない
恋人でも、友達でも。付き合いが長くなると、最初のようなドキドキ感が薄れていくことはよくあります。
また、相手のタイプによっては「刺激が足りない」と感じることも。
例えば……
- 精神的に安定していて感情の波が少ない
- 喧嘩をしても言い返さず素直に謝ることができる
- 派手なデートよりも日常の中にある幸せや穏やかさを好む
こんなタイプの人が相手の場合、穏やかで幸せな恋愛をすることができる反面、「ときめきや刺激が足りない」と感じることもあるかもしれません。
相手との関係に安心しきっている
一緒にいて楽しくて、居心地もいい。だけど、刺激がないから物足りなさを感じる……。
それはむしろ、相手に対して「安心」や「信頼」ができている証拠かもしれません。
例えば、相手が一途に自分のことを愛してくれて、毎日のように会えるのが当たりになっていると、そこには「不安」がありませんよね。
不安がない関係は居心地が良いけれど、それを「物足りない」と感じる場合もあります。
無意識に恋愛感情を抑えている場合も……
本当は相手のことが好きなのに、無意識にその気持ちを抑えている可能性もあります。
例えば、「同じ職場だから恋愛関係になると面倒くさい」とか。「過去に恋愛で傷ついたから、もう同じような思いはしたくない」とか。そんな気持ちで、恋愛感情に蓋をしてしまうのです。
好きになると苦しくなるから、楽しいけどそれ以上は考えないようにしている……そんな心のブレーキが「好き」という気持ちをわからなくさせているのかもしれません。
相手を好きかどうか見極める5つの視点
「楽しいけど、これって本当に好きなのかな?」
そんなときは、自分の気持ちを冷静に見つめ直してみましょう。ここからは「相手を好きかどうか見極めるポイント」を紹介します。
1. 性的な接触に抵抗があるかないか
恋愛感情があるかどうかは、「手をつなぎたい」「キスしたい」といった感情が湧くかでわかる場合があります。
逆に、「触れられるのはちょっとイヤ……」という気持ちがあるなら、恋愛ではなく友情としての好意かもしれません。
2. 他の異性と比べて特別だと感じるか
その人のことを、他の異性よりも「特別」だと感じるかどうかも、ひとつの判断材料です。
例えば、
- 他の誰よりも近くにいたいと感じる
- この人にだけは話したいと思える
- この人の代わりになる人はいないと感じる
こうした気持ちは、恋心のサインかもしれません。
3.「この先も一緒にいたい」と感じるか
将来のことを考えたときに、「この人と一緒にいたい」と思えるかどうかも大切です。
未来のイメージにその人が自然に浮かぶなら、気づいていないだけで「好き」という気持ちが育っている可能性も。
4. 周りの人の客観的な意見を聞いてみる
信頼できる友達や家族に話してみると、自分では気づけなかった気持ちを教えてもらえることもあります。
「それって好きなんじゃない?」
そんなひとことにハッとさせられることもあるはずです。
5. 他の人に取られる想像をしてみる
その人が他の異性と仲良くしていたらどう感じるか。
「ちょっとイヤかも」「モヤモヤする」と感じたら、それは独占欲がある証拠。
あなたの中には、すでに恋心が芽生えているのかもしれません。
好きかわからないときのNG行動
気持ちがはっきりしないときに、注意するべき行動について解説します。
今すぐ答えを出そうとする
「一緒にいて楽しいけど好きかわからない」と感じるとき。
モヤモヤした気持ちから逃れたくて、すぐに答えを出そうとしてしまうかもしれません。
でも、自分の気持ちを正しく知るためには、それなりに時間も必要。時間を置くことで頭の中が整理されて、納得できる答えが導き出せる場合もあります。
「ときめきがない=嫌い」と決めつける
ときめきやドキドキがないからといって、それが「嫌い」かというと、そうではありません。
例えば、自分と似たところの多い人には、初めて会ったときからどこか安心感を感じたりするもの。そんな人との関係は、居心地がよく大切なものである場合が多いです。
でも、自分と似ている人には、親近感こそ感じても、ときめきやドキドキは感じにくいかも。
他人の恋愛観に流される
「こういうときはこうするべき」「本当に好きならこうなるはず」など、周囲の意見に振り回されると、自分の本音を見失ってしまいます。
恋愛のかたちは人それぞれ。
自分の気持ちを信じてあげることが、いちばん大切です。
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Q&A|よくある質問
Q1. 一緒にいて楽しいのにドキドキしない……それって恋じゃないの?
A. 恋愛のドキドキには、ドーパミンやアドレナリンが関係しています。これは「戦闘ホルモン」とも言われるもので、緊張とも関係しています。相手への安心感や信頼感があり「居心地がいい」と感じていると、そうしたドキドキは感じにくいかもしれません。
Q2. 相手を好きかどうか見極めるにはどうしたらいい?
A. 本文で紹介した5つの視点を参考に、自分の感情をひとつずつ丁寧に探っていくことがおすすめです。無理に答えを出そうとせず、“感じたこと”を大切にしてみてください。
愛丸さくらから、あなたへ
「楽しいけど、好きかわからない」
そんなふうに感じるときは、自分にモヤモヤしてしまいますよね。
曖昧な気持ちで関係を続けるのも不誠実な気がするし、かといって離れたいわけではないし……。
世の中には一目惚れから始まる恋もあるけれど。そうではない恋もたくさんあります。
「最初は異性としては意識していなかったけれど、ふとしたきっかけで相手を意識し始めてそこから恋が始まった」なんてパターンもあります。
人を好きになる感情は、最初から明確なものではありませんし、途中で変化することもあります。
だから、今すぐに答えを出さなくても大丈夫。
まずは、丁寧に自分と向き合っていきましょう。
まとめ|「好き」がなくても付き合える?
いかがでしたか?
「好きという気持ちはないれど、一緒にいて楽しいしとりあえず付き合ってみようかな?」
そんな気持ちで交際を始める男女も、実は少なくありません。
正式にお付き合いをすれば、
- 一緒に旅行に行く
- キスや手を繋いだりできる
- お互いの家族や友達にも紹介できる
こんなふうに「これまで以上の関係」になることができるからです。
その結果「やっぱり違ったな」と感じることもあるかもしれないけれど、逆に「付き合ってみたらすごく相性がよくてそのまま結婚した」というケースもあります。
なので、「離れたくない」という気持ちがあるのなら、その気持ちを大切に、相手との交際を視野に入れてみても良いかもしれません。
「自分にとって後悔のない選択」をしてみてくださいね。
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いつも暖かい応援、ありがとうございます。あなたの恋が素敵な未来に繋がりますように……☆