デートで遠慮しないでと言う男性心理と遠慮してしまう女性の心理

デートの時、男性が女性に「遠慮しないで」と伝えても、気を遣って遠慮してしまう女性は多いです。この記事では、それぞれの心理と、距離を縮めるデートでの振る舞い方を解説します。

迷惑をかけたくない心理!好きな人に申し訳ないと感じるのはどうして?

デートは遠慮するべき?しないべき?

異性とデートをしている時、「相手に迷惑をかけたくない」という気持ちから、遠慮をしてしまう女性は多いです。

その一方で男性は、女性に「遠慮しないで良いよ」と声をかけることも多いですよね。

そんな時、女性側は素直にその言葉に甘えても良いのでしょうか?

食事や飲みに連れて行ってもらった時などは、遠慮しすぎてしまうと距離が縮まりにくくなってしまう場合があります。

とは言え、あまりに遠慮がなさすぎると、それはそれで「デリカシーのない人だ」と思われてしまう可能性も。

この記事では、デートで遠慮してしまう女性・「遠慮しないで」と言う男性のそれぞれの心理や、距離を縮める振る舞い方について解説します。

デートで遠慮してしまう女性の心理

まずは、デートで遠慮してしまう女性の心理を見ていきましょう。

相手に申し訳なく感じる

デートで遠慮してしまう理由として一番に挙げられるのは、「相手に申し訳ない」という気持ちです。

  • 自分の好きな場所に行く
  • 自分の好きな食べ物を注文する
  • 自分が欲しいものを伝える

こうした行動をすることで、相手に嫌な思いをさせたり、金銭的・体力的な負担を増やしてしまう可能性があるからです。

特に男性が食事代などを負担してくれる場合、自分が食べたいものを選んで相手の金銭的な負担が増えてしまうことを申し訳なく感じる女性は多いです。

相手の負担になりたくない

遠慮する心理としては、「相手の負担になりたくない」というものも挙げられます。

わがままを言ったり、自分の要望を伝えることで、「面倒だな」「一緒にいるとお金がかかるな」などと思われて、距離を置かれてしまうことを避けたいからです。

特に、男性側が年下だったり、女性の方が収入が多いようなケースでは、こんな風に感じる女性が多いです。これには「嫌われたくない」という心理も関係しています。

相手に借りを作りたくない

「相手に借りを作りたくない」という気持ちから、遠慮する女性もいます。

「ご馳走するよ」と言われても割り勘で支払ったり、デート代をきちんと精算するのは、相手と対等な関係でいたいと思っているからかも。

恋愛対象として興味のない異性から食事に誘われた場合などに、「相手とこれ以上親密な関係になりたくない」という心理から、借りを作ることを避けようとするケースもあります。

デート代は男性が支払うべき?それとも割り勘?恋愛研究家が徹底考察

「遠慮しないで」という男性心理

では、デートで「遠慮しないで」という男性は、どのような心理なのでしょうか?

女性に楽しんで欲しい

男性が女性に「遠慮しないで」と言うのは、デートを楽しんで欲しいという気持ちからです。

たくさん笑顔を見せて欲しいし、一緒にいる時間をリラックスして楽しんで欲しい。

こうした気持ちから、「遠慮しないで」「好きなものを頼んで良いよ」と伝える男性は多いです。

女性に良いところを見せたい

好きな女性には、カッコいいところを見せたいものです。

そのため、「経済力や頼りがいのアピール」として、「遠慮しないで」と言う男性もいます。女性の希望を叶えたり、喜ばせることで、男らしさを見せることができるからです。

女性は「負担になりたくない」という気持ちから、食事に行った際にも値段を気にして注文をすることもありますが、それをすることで「頼りない男だと思われている」と感じさせてしまう場合もあります。

男性が「遠慮しないで」とデート中に何度も言うような場合は、その言葉に甘えて素直に行きたい場所を伝えたり、食べたいものを注文するのが良いかもしれません。

その後の目的のために貸しを作ろうとするケースも…

男性が女性に対して食事を奢ろうとしたり、プレゼントなどを贈ろうとするのは、下心の場合もあります。

というのも、人の心理として「何かをしてもらったら、お返しをしなければいけないような気持ちになる」からです。

食事をご馳走したり、プレゼントを贈って「貸し」を作れば、その後にホテルなどに誘っても、応じてもらえる可能性が上がります。

初対面なのにやたらと羽振りが良かったり、「好き」「可愛い」などの言葉を連発してくる場合は、いわゆる「ヤリモク(体目的)」の可能性もあるので、注意が必要です。

ヤリモク男の特徴や心理とは?LINEや行動から体目当てを見抜く方法

「遠慮しないで」と言われたらどうするべき?

デートで男性から「遠慮しないで」と言われたら、どうするべきでしょうか?

「ありがとう」と伝えて少しだけわがままを言う

男性から「遠慮しないで」と言われたら、「ありがとう」と感謝を伝えた上で、少しだけわがまま(自分の要望)を言うのがおすすめです。

というのも、「遠慮しないで」と言われたのに、自分の意見を全く言わなかったり、一番安いメニューばかりを頼んでいると、男性に「心を開いてくれていない」「楽しんでくれていない」という印象を与えてしまうからです。

かと言って、「遠慮しないで」の言葉の通りに無遠慮に振る舞うと、「図々しい」という印象を与えてしまうリスクも。

男性は、自分勝手・好き勝手に振る舞って欲しいわけではなく、甘えたり、デートを楽しむ姿を見せて欲しいのです。

相手へのマナーや気遣いは大切ですが、「遠慮しないで」と言われた時には、少しだけ男性に甘えてみると、距離が縮まりやすくなります。

相手の性格や状況によって判断する

「遠慮しないで」と言われた時、その言葉にどの程度甘えて良いかは相手の性格や経済状況によっても変わってきます。

女性が楽しんで笑顔を見せてくれれば嬉しいものの、毎回のデートで「想定以上の時間や金額」がかかってくると、やはり負担が大きくなってしまうものです。

また、女性側が「これが当然」という態度でいると、男性もモヤモヤしてしまうかも。

お互いが心地よく交際を続けていくためには、遠慮しすぎず、かと言って甘えすぎない「程よいバランス」を見つけていくことが大切です。

甘えるメリット・デメリットを知っておく

男性に甘えたり、デート代を負担してもらうことを申し訳なく感じてしまう女性は多いのですが、甘えることで相手との距離が縮まりやすくなったり、男性にとって「価値のある女性」になりやすいというメリットもあります。

人は何かにお金や時間を「投資」すると、自分の中でそのものに対しての価値や重要度が上がり「手放したくない」と感じるからです。

しかし、負担が大きくなりすぎると、「ここまでする価値があるのかな?」と疑問を抱いたり、「この先、交際を続けていくのは難しいかも……」と感じてしまうケースも。

甘えること(遠慮しないこと)にはメリットとデメリットがあるので、相手の状況やふたりの関係性を見て、「どのくらいまでなら甘えてOKか」を判断していきましょう。

男性にとって価値のある女性とは?価値のある女性になる8つの方法

「遠慮しない人」がモテる理由

遠慮しない人は、「デリカシーがない」「自分勝手」などと言われることも多いのですが、その反面、年上から可愛がられたり、異性にモテることも多いです。

その理由を解説します。

心を開いてくれていると感じるから

遠慮をしない人は、周りの人に「心を開いてくれている」と感じさせます。

初対面の人や目上の人に対して、親しい友達や家族のように接するのは「失礼なこと」のように感じるかもしれませんが、それを「壁を感じなくて嬉しい」と思う人も多いのです。

素直に自分の意見を口にしたり、相手に甘えることで、「この人は自分を信頼してくれている」と感じさせ、相手からも心を開いてもらいやすくなるのです。

受け取り上手な人だから

遠慮しない人は、自分に差し出された好意を素直に「ありがとう」と受け取れる人です。

これを「図々しい」と捉えるか「可愛い」と捉えるかは人それぞれですが、意外と後者のように捉える人は多いのです。

特に、年上や立場が上の人は、自分の好意を喜んで受け取ってくれる存在を好ましく思います。

そのため、遠慮しない人は目上の人から可愛がられたり、好かれることも多いのです。

自分の気持ちを周りの人に伝えられる人だから

遠慮しない人は、自分の気持ちを周りに伝えられる人でもあります。

「これを食べたい」「あれをしたい」「これは嫌だ」

こうした気持ちを素直に伝えてくれる女性は、男性からするとありがたい存在です。というのも、男性は女性が考えていることを察するのが苦手だからです。

「言わなくても分かって欲しい」という態度でいるよりも、ストレートに要望を口にしてくれた方が、余計な気遣いをせずに心地よく安心して付き合うことができます。

思い通りにならないと拗ねる彼女は面倒くさい!?拗ねる心理と対処法

Q&A|よくある質問

Q1.「遠慮しないで」と言う男性は脈ありですか?

A.「遠慮しないで」という言葉だけで「脈あり」と判断することはできませんが、相手の中には「あなたともっと仲良くなりたい」という気持ちがあると考えられます。少しだけ相手に甘えたり、心を開くと距離が縮まりやすくなりますよ。

Q2. どうしても遠慮してしまうのですが、どうすればいいですか?

A. 遠慮する女性は、気遣いができる優しい性格の人です。その魅力はおそらく、相手の男性にも十分に伝わっています。「もっと甘えたい」「遠慮をやめたい」と思う時には、まずは「小さなお願い」や「自分の気持ちを表現すること」から始めてみましょう。例えば、「パスタが食べたいな」「夜景が見たいな」などと行きたい場所を伝えてみるのもおすすめです。

Q3. 相手に遠慮をやめてもらいたい場合は、どうすればいいですか?

A. こちらからも少しずつ「壁をなくす行動」をしてみるのがおすすめです。例えば、お互いを下の名前で呼ぶように提案したり、ちょっとした失敗談を話すと、相手もリラックスしてくれるかも。安心感や親しみを感じてもらうことが、遠慮をやめてもらう第一歩になります。

この記事のまとめ

この記事では、遠慮してしまう女性・「遠慮しないで」という男性のそれぞれの心理と、デートで距離を縮める振る舞い方のコツについて解説してきました。

まとめると……

  • 「遠慮しないで」と言う男性は、女性に自分との時間を楽しんで欲しいと思っている
  • 女性は「負担になりたくない」という気持ちから、食事やデートで遠慮することが多い
  • 「遠慮しないで」と言われたら、相手の状況を考慮しつつ少しだけ甘えてみるのがおすすめ

と、なります。

男性からすると、女性に甘えられるのは嬉しいことでもあります。

気遣いや思いやりをなくしてしまうのはNGですが、「遠慮しないで」と言われた時には、少しだけその言葉に甘えてみると、距離が縮まりやすくなりますよ。

この記事を読んだ女性には、こちらもおすすめです。

甘え方がわからない女性へ|甘えられない心理と彼に甘える具体的な方法

いつも暖かい応援、ありがとうございます。あなたの恋がうまく進みますように……☆