「ギャップ萌え」
この言葉を、聞いたり使ったことがある人は多いと思います。
ギャップ萌えとは、その言葉の通りギャップに萌えること。
- 不良少年が子供に優しくしている姿をみてキュンとした
- 怖くて苦手だった先輩に優しくされて好きになってしまった
- ボーイッシュな女の子が手作りお菓子を持ってきてときめいた
こんな状況を、ギャップ萌えと言います。
そしてこのギャップ萌えには、『ゲインロス効果』という心理学的な要素が影響していることを、あなたがこ存知でしょうか?
この記事では、ゲインロス効果の詳しい解説と、ギャップを使った効果絶大な恋愛テクニックを紹介します。
もくじ
ゲインは上げる・ロスは下げる
言葉や行動の印象
人の言葉や行動にはゲイン(増強)効果のあるものとロス(減衰)効果のあるものがあります。
- ゲイン効果(イメージアップ)
- ロス効果(イメージダウン)
こう考えると分かりやすいかもしれません。
自分を上げようとする人は多いが……
多くの人は、まずは自分のイメージアップになることを言って、逆にイメージダウンになることは隠そうとしますよね。
しかし、ゲインロス効果……いわゆる『ギャップ萌え』をうまく使いたいのなら。
順番を逆にした方が、効果が大きいと言われているのです。
下げて上げるからグッとくる
人は、ロス効果のあとにゲイン効果を得た方が、相手に対して良い印象を持ちやすいとされています。
冒頭で紹介したような、
「不良少年が子供に優しくしていてときめいた」というようなギャップ萌えは、まさにその代表的なもの。
逆に真面目で誰にでも優しい人が同じ行動をしていても、あまり驚かないし印象にも残りません。
なぜなら、そこにギャップがないから。
動かされる感情が少ない分、インパクトも少ないのです。
ゲイン効果とロス効果をうまく活用することで、人により良い印象を残すことができます。
では、ここからはゲインロス効果を活用して好感度を上げる方法を紹介しますね。
【1】自己紹介は短所→長所の順番で伝える
短所があるから長所が引き立つ
好きな人がいるとき。
ほとんどの人は自分の長所をアピールし、短所を隠そうとします。
しかし、これはゲインロス効果をうまく使った例とは言えません。
ゲインロス効果をうまく使いギャップ萌えを引き起こすには、実は自分の短所を隠さない方が良いのです。
マイナスするとプラスしかなくなる
最初にロスがあると、そこから先はゲインしかなくなります。
普通ならなんとも思われないことだとしても、ロス効果のあとだとそれがゲイン効果になるのです。
例えば、いつもニコニコしている人が子供に優しくしていても「やっぱりな」と思うだけだけど。
不良っぽい人が子供に優しくしているとキュンとしてしまう。
こうしたギャップ萌えが生まれるのは、先に『ロス効果』があったからなのです。
ギャップ萌えの逆もある!?
ゲインロス効果はうまく使えばギャップ萌えを生み出せるけれど。
逆に、ゲイン効果の後にロス効果を使うと、それが相手を幻滅させてしまう可能性もあります。
ありがちなのは、「いいなと思っていた女の子がタバコを吸っていてがっかりした……」なんてパターン。
これはギャップ萌えの逆ですよね。
もともとポジティブな印象だけ抱いていた場合には、より強烈にその短所は『ネガティブな印象』を相手に与えてしまうのです。
短所は先に伝えてしまおう
自分の短所を伝えるのは勇気がいるけれど。
ゲインロス効果を活用するなら、実は第一印象では嫌われてしまうくらいの方が良いのですね。
もちろん、わざわざ嫌われるようなことをする必要はありませんが……
普段自分の短所を隠している人は、あえてそこを出せば『ギャップ萌え』させることができるかも。
【2】『謙遜』を上手に使う
日本人はギャップ萌えが得意!?
ゲインロス効果を利用し、ギャップ萌えを作り出すならば。
初めに相手に軽いマイナスイメージを与えておいて、その後ポジティブなイメージを伝えることが効果的。
実はこれ、日本人は古来から活用してきた心理テクニックでもあるのです。
最初に「落とす」テクニック
例えばお土産を渡すときには「たいしたものじゃないけれど」と手渡したり。
お嫁に行くときには「ふつつかもの(気の利かない人)ですが」と挨拶をしたり。
料理を出すときには「お口に合うか分かりませんが」「簡単なものだけど」と前置きしたり。
自覚があるかないかは別として、こうした日本人の『謙遜』も、実はゲインロス効果を活用した素晴らしい心理テクニックの1つ。
多様しすぎると「自信のない人」という印象を与えかねませんが、普段あまり謙遜をしない人は、ここぞというときには『一歩引いてみる』のもおすすめです。
謙遜でギャップ萌え!
いつも自信満々な人もそれはそれで魅力的ですが、最初に引くことができる人は「つつましい」「おしとやか」などの柔らかい印象を相手に与えることもできます。
ただし、相手から「素敵だね」と褒められたときには、遠慮せずに素直に受け取ってあげてくださいね。
自分をしっかり持ちつつ、引くところでは引く。
謙遜は『後』ではなく『先』に。これもゲインロス効果の活用方です。
【3】引き算をして長所を引き立てる
ギャップ萌えには引き算が大切
あなたにとっての『自分の長所』や『自信を持っているもの』は何でしょうか?
人は自分の長所をアピールするとき、足し算でそれを伝えようとしてしまいがち。
でも、ギャップ萌えを作り出すには、あえて『引き算』をするのもおすすめです。
- 料理が得意ならば「昔は苦手だったのだけれど、練習して上達した」と伝える
- スタイルを見せたいならあえてメイクは控える
- 色白の肌が自慢ならば髪色は暗くする
こうして引き算をすることで、ギャップが生まれてその長所がより映えるのです。
ゲイン・ロス効果でギャップ萌えさせよう!
いかがでしたか?
日常生活の中にも取り入れやすいゲインロス効果。
上手に活用してギャップ萌えさせて、気になる彼との距離を縮めてくださいね。
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