
会えば会うほど人を好きになるって本当!?毎日会う人を好きになってしまう心理的な法則について解説します。
よく会う人を好きになるって本当!?
「毎日顔を合わせているうちに、気づいたら好きになっていた……」
あなたも、こんな経験がありませんか?
実は人間は「会う回数が多い人」に好意を抱きやすいと言われています。
これは心理学では「単純接触の原理」と呼ばれていて、私たちの日常生活にも大きな影響を与えています。
会えば会うほど好きになってしまう……この法則を上手に使えば、好きな人と距離を縮めたり恋人との仲をますます深めることも可能です。
この記事では「会えば会うほど人を好きになってしまう心理法則」について、詳しく解説していきますね。
会えば会うほど好きになる「単純接触の原理」とは?
会えば会うほど好きになってしまう心理は、「単純接触の原理」と呼ばれています。
まずは、その法則について確認していきましょう。
会う回数が多い人を好きになる心理法則
単純接触の原理は、心理学者の ザイアンスが提唱したため「ザイアンスの法則」とも呼ばれています。
これは、「会う回数が多い人ほど、親近感や好感度が増していく」という心理法則です。
恋愛で例えを挙げるなら、月に1回だけ会える異性よりも、毎日顔を合わせる職場の同僚やクラスメイトの方が好きになりやすいということですね。
なんとなく心当たりのある人も多いのではないでしょうか?
「学校や職場は恋愛が生まれやすい」と言われていますが、それにはこうした理由も関係しています。
月1の長時間デートよりも週1の食事デート
単純接触の原理に影響するのは、時間よりも回数です。
例えば、月に1度だけ朝から晩までの長時間デートをするよりは、週に1度、短い時間の食事デートをした方が、好意を抱かれやすいということ。
好きな人と距離を縮めたい時は「短い時間でもいいから、こまめに会うこと」が重要なのです。
必ずしも恋愛感情に繋がるとは限らない
単純接触の原理でいう「好意」は必ずしも恋愛的なものではなく、友達としての親近感や仲間意識のようなものも含まれます。
そのため、「好きな人ができたら、とにかくデートの回数を増やせばいい」かというと、そうではありません。
毎日顔を合わせる人とは心理的な距離が縮まりやすいのは事実ですが、相手から恋愛対象として意識されるためには、外見が相手の好みに当てはまっていることや、恋愛的なアプローチをすることも大切です。
会えば会うほど好きになる状況とは?
「会えば会うほど好きになる法則(単純接触の原理)」が働く場所について解説します。
職場や学校は恋が生まれやすい
先にも触れましたが、職場や学校では、会えば会うほど好きになる法則が発動しています。
「同じ釜の飯を食った仲間」などと言う言葉もありますが、職場や学校のように毎日同じ人と顔を合わせる場所では、親近感や仲間意識が生まれやすいです。
よく、「ほとんど会話をしたことのないクラスメイトと、状況先でばったり出会ってそのまま飲みに行った」なんて話を聞きますが、例えほとんど会話をしたことがない相手であっても、毎日顔を合わせていた相手には、それなりに親近感を感じているもの。
職場の同僚やクラスメイトとは心理的な距離が近づきやすいため、恋愛にも発展しやすくなります。
電車やバスにも関係あり!
単純接触の原理では、時間よりも回数が重要だと解説しました。
そのため、電車やバスなど「短い時間だけど毎日顔を合わせる人」にこの原理が働く場合があります。
完全に視界に入っていなければ意味はありませんが、お互いが相手のことを認識しているのであれば、すでにそこには仲間意識や親近感が生まれているかもしれません。
コンビニや行きつけのカフェ
- 毎朝立ち寄るコンビニ
- 毎日昼ごはんを食べに行くカフェ
- 毎週通っているジム
こうした場所でも、単純接触の原理は働きます。
私自身、10年ほど前に毎日通っていたコンビニの店員さんを久しぶりに見かけた時には、思わず声をかけそうになった経験があります。
ただ顔を合わせているだけでも、知らず知らずのうちに「友達」のような感覚になるのかもしれません。
会えば会うほど好きになる理由
会えば会うほど人を好きになってしまうのには、いくつかの理由があります。
相手を知るから好きになる
会えば会うほど相手を知ることができます。
- 来ている服
- 髪型
- 表情
こうしたものからも、人は他者の情報を読み取っているからです。
会話を交わさなくとも、何度もその人のことを見ていれば、相手のことが理解できるし、共感できる部分も増えていく。
会えば会うほど人を好きになるのには、こうした理由もあります。
仲間意識が芽生える
何度も合う人というのは、基本的には「自分と同じ時間を共有している人」です。
同じクラスの人、同じ電車の乗る人、同じ地元に住んでいる人……。
最初はただの他人でも、何度も会っているうちに「この人と自分は仲間だ」という意識になっていくのです。
そのため、いつもと違う場所で偶然出会ったりすると、「あ、こんなところでどうしたの!?」などとお互いに古い友人のように感じる場合もあります。
相手のことを考えるから好きになる
人は関心があるものに対して意識を向けるし、それについて考えたり行動をします。
最初は全く興味がなくても。
何度も会っているうちに「この人は自分にとって重要な人物だ」と脳が錯覚してしまう、という説もあります。
人の意識というのは、案外自分でも分かっていないものなのです。
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嫌いな人とも何度も会えば好きになる!?
単純接触の原理は、嫌いな人にも影響するのでしょうか?
嫌いが好きになる可能性はある
最初は「絶対に無理!」と感じるほどに嫌いな人だったとしても。
何度も顔を合わせているうちに、好きになってしまう可能性は充分にあります。
先に紹介したように、顔を合わせることで親近感や好意を抱きやすくなるからです。
そして「嫌いな人」というのは、少なからず自分が興味を持っている人でもあります。
よく「好きの反対は嫌いではなく無関心」と言いますが、その人に興味を持ち何度も顔を合わせているのであれば、好きになる可能性は充分にあります。
無関心の場合は影響なし!?
人は全く興味を持っていない人に対しては、意識をほとんど向けません。
興味がない人がどこで何をしていても、全く気にならないからです。
意識に入っていなければ、それはそこにいないと同じです。
学校や職場で毎日顔を合わせていても、全く興味を持たれていない場合は単純接触の原理が影響しにくいかもしれません。
会えば会うほど好きになる法則を恋愛で活用するには?
会えば会うほど好きになる法則(単純接触の原理)は、恋愛ではどのように活用すれば良いのでしょうか?
こまめに会える環境にする
好きな人がいるのなら、なるべくこまめに会える環境にしましょう。
同じ部活やサークルに所属したり、同じ電車を使うのも効果的。
顔を合わせ会話する機会を増やすことで、距離が縮まりやすくなります。
毎日LINEやビデオ通話をしよう
もしも毎日顔を合わせるのが困難な場合は、LINEやビデオ通話でこまめに連絡を取り合うのがおすすめです。
LINEやビデオ通話でこまめにやりとりをすれば、相手があなたのことを考える回数も増えるからです。
好きな人がいるときは「ちょくちょく連絡を取り合うこと」を意識しましょう!
デートも長さよりも回数
好きな人がいる場合は、デートも長さよりも回数を増やすよう意識することをおすすめします。
例えば、月に1日だけ丸1日かけてどこかに出かけるよりも、週に1回近くのカフェでデートをする。
単純接触の原理を活用するなら、こうしたやり方で距離を縮めるのが効果的です。
Q&A|よくある質問
Q1. 遠距離でなかなか会えない場合はどうすればいいですか?
A. 遠距離恋愛をしている場合は、LINEなどでこまめに連絡を取り合うことがポイントになります。できれば、ただメッセージのやりとりをするのではなく、ビデオ通話をするのがおすすめ。5分だけでも良いので、なるべくこまめに「顔を見て話す時間」を作るのがおすすめです。
Q2. 週一でデートをするのが金銭的に厳しいです……
A. 金銭的に厳しい場合は、映画や水族館などのお金のかかるデートではなく、公園を散歩したり、どちらかの家の近所のカフェなどでまったりするのがおすすめです。学生なら図書館で一緒に勉強するのも素敵ですね。Q1でも触れましたが、こまめにビデオ通話をするのもあり。
Q3. 毎日会っていても恋に繋がらないのはどうしてですか?
A. 毎日会う人には親近感や好意を抱きやすいと言われていますが、それが必ずしも「恋愛感情」に繋がるとは限りません。相手から恋人候補として意識してもらうためには、相手の好みのタイプをリサーチするなどして、恋愛対象として意識されることが大切です。
会えば会うほど好きになる法則のまとめ
この記事では会えば会うほど好きになる「単純接触の原理」や、それを活用する方法を解説してきました。
まとめると……
- 「会う回数が多い人」に親近感や好意を抱きやすいという心理法則がある
- 毎日顔を合わせるクラスメイトや職場の同僚とは、恋も生まれやすくなる
- 月に1度の長時間デートをするより、週に1度の食事デートをした方が好意を抱かれやすい
と、なります。
好きな人や気になる人がいる時は、今回紹介したことを思い出してみてくださいね。
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いつも暖かい応援、ありがとうございます。あなたの恋が素敵な未来につながりますように……☆
