他人からの好意を受け取るのが苦手なのはどうして?特徴や心理を解説します。
人の好意を受け取れない…
誰かに優しくされたり、親切にされたとき。
あるいは、誰かから恋愛的な好意を向けられたとき。
「なんだか申し訳ないな……」とか、「受け取り辛いな……」と感じた経験、あなたにもありませんか?
「人の好意を受け取れない」と悩んでいる人は、実は意外と多いのです。
相手のことが嫌いなわけではないし、好意的に接してくれることは嬉しくても、何となく抵抗を感じてしまうのは、実は自然な感情でも。
でも、それってどうして?
この記事では、好意を受け取れない人の特徴心理や、好意を受け取れるようになる方法を紹介します。
好意を受け取れない人の特徴
好意を受け取れない人には、どのような特徴があるのでしょうか?
真面目で律儀な性格
好意を受け取れない人には、真面目で律儀な性格の人が多いです。
このタイプの人は、
- 「理由もなく他人からものを受け取ってはいけない」
- 「何かしてもらったら、お返しをしないといけない」
こんな風に考えていることが多いです。
そのため、誰かからの好意で優しくされたり贈り物を貰ったりすると、「それは受け取れない」と感じてしまうのです。
疑り深く警戒心が強い
疑り深く警戒心が強い人も、他人の好意を受け取りにくく感じることがあります。
これは、相手の行動に対して「何か裏があるのでは?」と考えてしまうからです。
好意を受け取った後で、「あの時、優しくしてあげたんだからお返しをしてよ」なんて言われたら、ちょっと嫌ですよね。
特に、初対面やあまり親しくない人に対しては、「好意を受け取り辛い」と感じる人は多いです。
謙遜や遠慮しすぎな場合も…
人からの好意を受け取れない人は、謙遜や遠慮をしすぎなことも多いです。
「そんなことをしてもらうのは申し訳ない」「自分なんかにはもったいない」
こうした気持ちから、好意を受け取ることに抵抗を感じてしまうのです。
好意を受け取れない心理
好意を受け取れない人の心理について、詳しく解説していきます。
「申し訳ない」という気持ち
好意を受け取れない人に最も多いのは「申し訳ない」という心理です。
好意を受け取るということは、相手から何かを無償で与えてもらうということです。
それは優しさや愛情だったり、何らかの「もの」だったりと様々ですが……
これらを与えてもらうことに対して、申し訳なさや罪悪感を抱いてしまうのです。
「悪いことをしている」という罪悪感
好意を受け取れない時には、「悪いことをしている」という罪悪感を抱くこともあります。
相手の好意に対して、「対価」となるものを払っていないからです。
極端な例えをすれば、お金を支払っていないのにものを盗んでいるような気分になってしまうのですね。
相手からすれば、大したことではないし、むしろ好意を受け取ってくれた方が嬉しいものですが、好意を受け取れない人は「相手に対して悪いことをしている」「相手に迷惑をかけている」と感じてしまうため、好意を受け取り辛く感じてしまうのです。
「お返しできない」という気持ちも関係している
相手からの好意を受け取れない時には、「自分はそれに対するお返しができない」という気持ちも関係してきます。
例えば、好きでもない人から優しくされたり、恋愛的な好意を向けられたら「同じように気持ちを返すことはできない」と感じますよね。
相手がただの友達だとしても、あまり親しくない人に対しては、「お返しができないから困る」と感じるケースもあります。
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好意を受け取れないのは自己肯定感も影響する?
他人からの好意を受け取るのが苦手と感じるのには、自己肯定感も影響している場合があります。
「自分にはそんな資格がない」と感じてしまう
自己肯定感が低い人は、誰かから好意を向けられた時に居心地の悪さや罪悪感を抱いてしまいがちです。
- 自分は役に立たない
- 自分はダメな人間だ
- 自分には価値がない
こんな風に自分に対して否定的な感情を抱いていると、「自分には誰かに好意を与えられるような資格はない」と感じてしまうのです。
自分より他人を優先してしまう
自己肯定感が低い人は、自分より他人を優先する傾向があります。
心のどこかに「自分は周りの人達より劣っている」という感覚があるから、無意識に「他人の方が優先されるべきだ」と考えてしまうのです。
すると、好意を与えられても、「この好意はもっと他の人に与えられるべきだ」「自分に与えられるべきではない」と感じてしまいます。
そして、他人に対しても過剰に遠慮してしまうのです。
「怒られそう」と思ってしまう
自己肯定感が低い人は、誰かから好意を与えられた時に「他の人に怒られそう」と感じてしまいます。
「なんであんたなんかが○○くんに好かれているの?」とか「お前なんかにそれを受け取る資格はない」とか、そんな風に周りに思われているように感じてしまうのです。
これは、心の中で自分自身がそんな風に思っているからなのですが、こうした「批判されることへの恐怖心」から、好意を受け取れなくなる場合もあります。
好意を素直に受け取れるようになる方法
では、好意を受け取るのが苦手な人が、素直に他人からの好意を受け取れるようになるには、どうすれば良いのでしょうか?
相手はあなたに喜んで欲しいのだと知る
好意を受け取るのが苦手な人は、好意を与えられた時に「申し訳ない」と感じてしまいがち。
でも、好意を与える側の人間は、あなたに喜んで欲しいから、その行動をしているのです。
だからこそ、「ごめん……」と申し訳なさそうな顔をされるよりも。
「ありがとう」と笑ってくれた方が、好意を与える側は嬉しいのです。
まずは小さなことから受け取ろう
「人の好意を受け取るのが苦手」と感じている人は、まずは小さな好意から受け取る練習をするのがおすすめ。
- 小さなお菓子を分けてくれたとき
- 「大丈夫?」と心配されたとき
- 「手伝おうか?」と言われた時
こんなとき、遠慮するのではなく「ありがとう」と受け取る練習をしてみてください。
心配してくれてありがとう。気遣ってくれてありがとう。
「大丈夫」と遠慮するのではなく、「ありがとう」と受け取ることで、相手も喜んでくれますよ。
「お返し」にこだわらなくても良い
好意を受け取るのが苦手な人には、真面目で律儀な性格の人も多いです。
そのため、「好意を受け取ったらお返ししないといけない」と考えがちですが……
好意を与える人は、あなたからの見返りを期待して好意を与えている訳ではありません。
もちろん、世の中には見返りのために他人に優しくしている人もいるかもしれませんが、全ての人がそうではないのです。
あなたに優しくしてくれる人は、純粋にあなたを思い、あなたに幸せでいて欲しいと感じています。
そのことを知ることも、好意を受け取れるようになるためには大切です。
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好意を受け取る時のコツと注意点
好意を受け取れるようになりたい時の、ちょっとしたコツと注意点を解説します。
「ごめんなさい」を言わないようにする
好意を受け取るのが苦手な人は、誰かから優しくされた時についつい「ごめんなさい」と言ってしまいがち。
でも、謝られてしまうと相手も「なんか気を使わせてしまったな……」と申し訳ない気持ちになってしまうものです。
好意を受け取れるようになりたい時は、「ごめんなさい」はなるべく言わないように意識してみましょう。
最初のうちは落ち着かない気持ちになりますが、「ありがとう」と言うことで、お互いの笑顔が増えていきます。
「嬉しい」と気持ちを伝える
好意を受け取る時には、「嬉しい」と喜びを伝えるのもおすすめです。
ただ「ありがとう」と言われるよりも「嬉しい、ありがとう」と言われた方が、好意を与えた側の人も嬉しく感じるからです。
この方法は、特に「人から優しくしてもらっても、どう反応すればいいのか分からない」という人におすすめです。
相手が異性の場合は「受け取らない」も正解
相手が異性の場合は、時には「好意を受け取らないこと」も正解になります。
なぜなら、好意を受け取ることで「脈ありかも?」と誤解されてしまう場合があるからです。
「この人とはこれ以上距離を縮めたくないな」「恋愛対象として見られたくないな」
こんな風に感じる場合は、相手に優しくされてもあえて、「大丈夫だよ、気遣ってくれてありがとう」と好意を受け取らず、その気持ちに感謝を示すだけにしておくと、誤解されることを防げます。
この記事のまとめ
この記事では、好意を受け取るのが苦手な人の特徴や心理、好意を受け取れるようになる方法を解説してきました。
まとめると……
- 真面目で律儀な性格の人は、好意を受け取ることに申し訳なさを感じてしまいがち
- 自己肯定感の低さが原因で、他人からの好意を受け取ることに罪悪感を感じてしまう場合もある
- 好意を受け取れるようになるには、「相手はあなたの幸せを望んでいる」と気づき小さな好意を受け取る練習から始めていく
と、なります。
「好意を受け取るのが苦手……」
もしもあなたがそんな風に悩んでいるとしたら。
ぜひ、この記事で紹介したことを意識してみてください。
あなたが好意の受け取り上手になると、あなたの周りの人も喜んでくれますよ。
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