人に愛されるには自分から!?
「愛されたければまず自分が愛しなさい」
この言葉を、あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか?
言っていることはなんとなく分かるような気がするけれど。
でも、それってどうしてなのでしょう?
「愛が欲しい!」と思っているのに、どうして先に人に与えなければいけないの?
実はこれには、ちゃんと理由があるのです。
この記事では「愛されたければまず自分が愛しなさい」と言われている理由や、「愛されたければ愛する」の具体的なやり方を解説していきますね。
もくじ
【理由1】人生では自分が「出したもの」が返ってくる
「愛されたければ愛しなさい」と言われる理由は、この世界の法則にありました。
エネルギーには法則がある
この世界にはいくつかの法則があります。
その中でもよく言われるものの1つがこれ。
「出したものが自分の元へ戻ってくる」
憎しみを出せば憎しみが。愛を出せば愛がその人の元に返ってくるのです。
愛を与える人に愛が返ってくる
愛を得たいときには先に愛を与えないと、自分の元には戻ってはきません。
「愛が欲しい!」と人に愛情を求めている人は、愛を与えてはいませんよね。
人から愛されるのは、損得を考えずに人に愛を振りまいている人なのです。
愛情のバケツリレーを想像してみよう
4〜5人の人間が、大きな円を作っているところをイメージしてみてください。
そこでは、人々がバケツリレーのように「愛」を循環させています。もらっては与え、与えてはまたもらい……。そうして愛情のやりとりをしているのです。
でも、ある日その中の1人が、次の人に愛情を渡すのをやめたらどうなるでしょうか?
その人のところにバケツがたくさん集まる?
いいえ、違います。
そもそも、バケツを次の人に渡さなければ、その人は前の人からのバケツを受け取ることもできないのです。
すると、やがてその人はバケツリレーから外れてしまいます。
バケツを受け取ることも回すこともしないから、周りは「この人はバケツを回したくないんだ」と考えるのです。
結果的に、その人は「愛を渡すことも受け取ることもできない(しない)状態」になってしまいます。
抽象的に感じるかもしれませんが、こうしたことは日常生活の至る所で起きています。
出し惜しみをすればするほど、徐々に入ってくる量も減ってしまう。愛情を受け取りたければ、まずは自分が持っている愛情を周りにしっかり流すことが大切なのです。
【理由2】人は自分を好いてくれる人を好きになる
「愛されたければまず自分が愛しなさい」と言われるのには、心理的な法則も関係しています。
「好意の返報性」という心理
2つ目の理由は、心理的なものです。
実は、私たち人間にはある心理があります。それは「好意の返報性」というもの。
これは「自分に好意を与えてくれる人には、好意を返したくなる」という心理です。
人間とは、自分を愛してくれた人には愛情を返してくなる生き物なのです。
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「あなたが好き」と言われると嬉しい!
以下のような人がいたら自然とその人のことを好きになってしまいませんか?
- 親身になって話を聞いてくれる
- あなたのことをよく理解してくれる
- あなたとの時間を何より大切にしている
こんな風に愛されて大切にされると、人はその人のために何かしてあげたくなるのです。
「愛されたければまずは自分が愛しなさい」と言われているのも、納得できてきたのではないでしょうか?
自分から愛を与える方法とは?
愛されたければまずは自分から。では、いったいどうすれば人に愛を与えることができるのでしょうか?
愛する=自分にできることをする
「愛する」と言うと、なんだか大変な印象を持つかもしれません。
でも、愛するという行為はそもそも私たち人間が誰しも自然に行っていることです。
愛するとは、自分の力を誰かのために使うこと。
そして愛されるとは、誰かの力に感謝することです。
「誰かを愛そう」と思ったら、まずは自分にできることを探して、誰かのために行動してみましょう。
相手が「ありがとう」と笑顔になってくれる行動ができれば、大正解です。
相手のことをよく知ろう
誰かに愛を与えたいと思ったら、その人のことをよく知らなければなりません。
相手にとって必要のないものを押し付けるのは、ただの自己満足です。
誰かを愛するには、まずはその人がどのような人なのかを知りましょう。
- 何に興味があるのか?
- 休日は何をして過ごしているのか?
- 将来の夢はなんなのか?
こうしたことを知ると、相手が何をすれば喜んでくれるのかも見えてくるかもしれません。
誰かを愛するには、まずは相手を知ること。
意外と忘れがちなことですが、とても大切なことです。
自分から心を開こう
誰かを愛するには、自分から心を開いていくことも大切。
多くの人は、他人に対して少なからず警戒心を抱いているものです。
するとその人は、なかなか自分のことを見せてくれませんし、あなたが愛を与えようとしても受け取ってくれないかも。
誰かを愛するには、相手に心を開いてもらうことが大切。そしてそのためには、まずは自分から心を開く必要があるのです。
- 自分のことを話す
- 相手に笑顔を見せる
- 弱さやダメな部分を見せる
こうした行動をすると、相手もあなたに対して心を開きやすくなるます。
すると自分のことを話したり、あなたからの愛情を受け取ってくれるようになるかもしれません。
相手のことを信頼しよう
「愛する」というと何かを与えることに意識が向いてしまいますが、
- 相手を褒める
- 相手に誠実に接する
- 相手を信頼する
こうした行動も、愛情表現だと言えます。
「あなたは素晴らしい人だよ」と認めて信じてもらえると、人は嬉しいのです。
誰かを愛そうと思ったら、勇気を出して相手を信じてみること。
これもぜひ意識してみてくださいね。
愛を与えるのが下手な人の特徴
愛情を与えるのが下手な人は「愛されたければまずは自分から」が実践できていない状態です。では、そんな人にはどのような特徴があるのでしょうか?
無理をして頑張っている
愛情を与えるのが下手な人の中には、「自分にできなこと」を頑張ってやろうとしている人も多いです。
- 料理が苦手なのに料理を頑張る
- 本当はボーイッシュな服が好きなのに相手の好みに合わせてガーリーな服を着る
- 仕事で疲れていても恋人のために送り迎えをする
もちろん、こうした行動を続けているうちに好きになれたなら、それは良いのです。
でも、本当は辛いのに無理をして頑張ってしまうのはNG。
「どうして私はこんなに頑張っているのに、愛してくれないの!?」と思ってしまうからです。
無理をして頑張っていると、特別な見返りが欲しくなります。
辛い思いを我慢しているから、普通の状態に満足できなくなってしまうのです。
「愛を与える」とは、無理をして頑張ることではありません。あなたはあなたにできることを相手にしてあげれば良いのです。
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相手を無視して押し付けている
愛情を与えるのが下手な人の中には、自分を押し付けてしまう人もいます。
- 相手の話を聞かない
- 相手の好みを無視する
- 相手の気持ちを考えない
こうした状態では、相手が喜ぶものを与えることはできません。
そのため何をしても空回りで、「愛すること」に疲れてしまうかも!?
このタイプの人は、まずは自分と相手は別の人間なのだと理解すること。
そして相手の話を聞き、相手を理解しようと歩み寄る姿勢が大切です。
愛情の受け取り下手
愛を与えるのが下手な人は、他人から愛されることも下手な傾向があります。
- 他人に甘えるのが苦手
- 自分のことは自分でやらなきゃと思う
- 誰かに迷惑をかけてはいけないと感じる
こうした気持ちが強いと、他人から愛情を与えられても「受け取ってはいけない」と感じてしまうかも。
「愛するのが苦手」と感じている人は、まずは自分が愛される練習をしてみるのも良いかもしれません。
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「愛されたい」の気持ちは手放すべき?
「愛されたい」という気持ちは手放した方が良いのでしょうか?
見返りを求める理由とは?
「愛されたい」という気持ちが強い人ほど、見返りを求めた行動をしてしまいます。
- 愛されたいから尽くす
- 愛されたいから自分磨きをする
- 愛されたいから彼氏を探す
こうして見返りを求めていると、人はどんどん苦しくなります。
無理をして頑張ってしまうし、その割にリターンが少ないと感じるからです。
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「愛されなくていい」と考えた方が楽!?
「愛されたい」という気持ちが強い人は、そもそも「自分には価値(魅力がない)」と感じている場合も多いです。
だからこそ、そのコンプレックスを埋めたくて、愛を求めてしまうのですね。
でも、そもそもそうした気持ちは勘違い。
人は生まれながらにして素晴らしい存在です。あなたにはあなただけの特別な魅力があります。
そのことに気づけると「愛されたい」という気持ちは自然と薄れます。
「愛されたい」という気持ちを手放したい場合、「そもそも愛されなくても大丈夫。自分にはもともと素晴らしい価値がある」と考えると、気持ちが楽になるかもしれません。
先に愛する効果とは?
先に愛すると、どのような効果があるのでしょうか?
人間関係が良くなる
あなたが「先に愛を与えること」を意識しだすと、人間関係は抜群に良くなっていきます。
なぜなら、あなたが愛を与えることで、周りの人は幸せな気持ちになるからです。
すると自然と、相手もあなたや周りの人に愛を与えるようになります。
あなたから始まる愛のリレーは、どんどん広がってやがてあなたの元へと返ってきます。
異性にモテ始める
「先に愛すること」を意識すると、異性にもモテ始めます。
- 「可愛い」
- 「一緒にいると楽しい」
- 「この子のために何かしてあげたい」
こんな風に思ってもらえるからです。
愛に飢える気持ちがなくなる
「先に愛すること」を意識しだすと、愛に飢える気持ちもなくなるかもしれません。
「自分は人に与えるほどすでに愛を持っていたんだ」と気づけるからです。
そしてあなたが自分の中の愛に気づくと、どんどんあなたは「与え上手」になっていきます。
結果として愛を与えることも受け取ることも上手になり、ますます満たされていくのです。
この記事のまとめ
いかがでしたか?
「愛されたければまずは自分から」という言葉を聞くと、苦しい気持ちになる人もいるかもしれません。
「愛が欲しいのに、どうして与えないといけないの?」って。
でも、そんな人にこそこの言葉は有効なのです。
人から愛される方法は実はとてもシンプル。
- 相手を知る
- 自分にできることをする
- 人からの愛を受け取る(愛に気づく)
これらを実践していくと、自然と求めていた以上の愛情が返ってくるようになります。
できることから少しずつチャレンジしてみてくださいね。きっと想像以上の効果を感じるはずですよ。
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