類似性の法則とは?自分と似た人を好きになる恋愛心理

「人は自分と似た人を好きになる」というけれど、それってどうして?「類似性の法則」を知れば、その謎が解けて恋愛をよりスムーズに進められるかもしれません。

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自分と似た人を好きになるって本当?

「人は自分と似た人を好きになる」

こんな言葉を、あなたもどこかで耳にした経験がありませんか?

実はこれは、心理学で「類似性の法則」と呼ばれているもの。

人は「自分と似ている人」に無意識に惹かれる傾向があるのです。

でも、それってどうしてなのでしょう?

この記事では、「類似性の法則」や自分と似た人に惹かれる理由を詳しく解説していきますね。

自分と似ている人に惹かれる心理

さっそく、自分と似ている人に惹かれる心理を見ていきましょう。

人は本能的に安全を求めている

生き物にとって「最も重要」と言っても過言ではないこと。それは「自分にとって安全な環境を確保すること」です。

例えば、野生動物なら巣を作ったり、群れを作って外敵から身を守りますよね。

「安全であること」は、生きる上で非常に重要なのです。

そして、「自分と似ている人」には、人は安心感を抱きやすいです。

自分と似ている人とは、意見が対立したり、ぶつかり合う可能性が低いからです。

そのため、「この人なら大丈夫」という安心感や居心地の良さを感じるため、惹かれやすくなります。

仲間意識が芽生え心の距離が縮まる

自分と似ている人は、「共通点が多い人」でもあります。

  • 出身地や家族構成が同じ
  • 血液型や星座が同じ
  • 趣味や好みが似ている

こうした人に対しては、親近感や仲間意識を抱きやすくなります。

「同じ窯の飯を食べた仲間」という言葉がありますが、自分と同じような経験をしている人には、実際には初対面であっても、昔から知っているような感覚を抱くことも多いのです。

そしてこの感覚も、安心感に繋がり、自然と心の距離を近づけます。

自然体な自分で接することができる

安心感がある相手とは、自然体で接することができます。

よく、「好きな人の前では緊張してしまって話せない」という人もいますが、そんな人でも、自分と似たところのある人とは、リラックスして会話を楽しむことができるかも。

本能的に「この人は敵ではない」と感じるため、お互いに心を開きやすくなりますし、「特別な存在」とも感じやすくなります。

自分と似た人を嫌う場合もある?同族嫌悪の心理

自分と似た人には惹かれる一方で、逆に距離を置きたくなる「同族嫌悪」の心理が働く場合もあります。

それはどうしてでしょうか?

自分の「嫌な部分」を投影しているから

「同族嫌悪」が起きるのは、自分の嫌な部分を投影しているからだと言われています。

これは心理学では「シャドウ」と呼ばれていて、例えば「太っている自分」にコンプレックスを抱いているような場合は、太っている異性に対して嫌悪感を抱く場合があります。

  • 家庭環境
  • 出身地
  • 趣味

これらに対しても、「恥ずかしい」「隠したい」という気持ちを抱いているような場合は、同族嫌悪が起きやすくなるかもしれません。

ただ、その一方でこうしたコンプレックスを受け入れ合える関係を築けると、より強固な絆が生まれる場合もあります。

本能的に拒否している可能性も…

人は「自分と異なる遺伝子」に惹かれると言われています。

ここで言う遺伝子とは、免疫関連遺伝子のことで、これが異なる相手との間に子供を作れば「様々な病原体に対抗できる強い免疫系を持つ子供」が生まれる確率が高くなります。

特に、女性は「匂い」で相手の男性との相性を判別できるとも言われているので、「なんとなく本能的に受け入れない」と感じる相手は、実は「自分と似た遺伝子の相手」なのかもしれません。

「成長しなくなる」と感じるケースもある

また、自分と似た人をパートナーに選ぶことで、「成長しなくなるのでは?」と危惧する人もいます。

例えば、

  • お互いに人見知り
  • お互いに無趣味
  • お互いに現状維持したがる

こうした共通点があると、「この人と一緒でやっていけるかな……」などと感じてしまうこともあるかもしれません。

自分と似たタイプの人とは「話が合う」「居心地が良い」などのメリットがある一方で、得意分野も似通っているため、役割分担がしにくくなる場合もあります。

「同族嫌悪」や「自分と違うタイプの人に惹かれる理由」については、こちらの記事でも詳しく解説しているので、興味のある方は参考にしてみてください。

自分と違う人を好きになる理由とは?同族嫌悪は子孫繁栄のため!?

自分と似た人と恋愛をするメリット・デメリット

自分と似た人と恋愛をすることには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

メリット1. 意見の衝突が少なく穏やかな関係が築ける

自分と似た人と恋愛をすると、基本的に意見の衝突が少なくなります。

「この人ならこうするだろう」「きっと相手もこう思っているだろう」というのが感覚的に分かるため、居心地の良さや安心感も感じやすくなります。

一緒にいることに違和感がなく、周りからも「お似合い」と言われることも多いかもしれません。

メリット2. 自然と将来について考えられる

自分と似た人との恋愛は、結婚や同棲などの将来についてイメージがしやすくなります。

ぶつかり合うことが少ないので、「この人となら大丈夫」と感じるからです。

また、お互いが似ているとそれぞれの家族にも受け入れられやすかったり、関係が築きやすい場合もあります。

メリット3. 刺激が足りなく感じてしまう

自分と似た人と恋愛をするデメリットとしては、「刺激が足りなく感じがち」なことが挙げられます。

刺激や興奮は、安心感とは対極にあるものだからです。

そのため、一緒にいてもあまりドキドキしなかったり、異性というより「家族」のような感覚になってしまい、それを物足りなく感じてしまうケースもあります。

恋愛に刺激が足りないと感じたらどうするべき?物足りない原因と対処法

自分と似た人との恋愛の注意点

自分と似た人と恋愛をする場合、何に注意するべきでしょうか?

恋愛以外で「世界を広げる工夫」をする

自分と似た人との恋愛では、考え方や行動が偏ってしまう場合があります。

それは必ずしも悪いことではないのですが、場合によっては「ふたりだけの閉じた世界」で生活をするような状態になってしまうので、恋愛以外で「世界を広げる工夫」をしてみると良いかもしれません。

例えば、

  • 時々、自分と違うタイプの友達と食事に行く
  • 普段は読まないような本や漫画を読んでみる
  • 自分たちとは違う意見にも、耳を傾けてみる

こうした行動をしてみるのもおすすめです。

ふたりの「弱点」を早めに自覚しておく

自分と似た人は、「自分と同じ弱点」を持っている可能性も高くなります。

例えば、「お互いに口下手」なんて場合は、普段は居心地が良いかもしれませんが、喧嘩をした時にはどちらもうまく自分の気持ちを伝えられず、長期化してしまうこともあります。

自分たちの弱点を早い段階で自覚し、「もし喧嘩をしたら、手紙やLINEで解決しようね」などと対処法を考えておくことで、乗り越えやすくなります。

「同一視」に注意する

人は、無意識のうちに恋人などの親しい人に対して同一視(同一化)をしてしまう場合があります。

同一視とは、「本来は別々のもの」を「同じもの」とみなしてしまう、心理的な現象を言います。

恋愛でこれをしてしまうと、

  • 恋人を自分の思い通りに動かそうとする
  • 自分の人生の責任を恋人に押し付けてしまう
  • 自分と同じ感情や価値観が恋人の中にもあると思い込んでしまう

こうした行動をしてしまい、関係性がこじれてしまいがちです。

そして「自分と似た人」に対しては、同一視をしやすくなってしまう場合があるので注意。

いくら似ていても、付き合いが長くても、相手は別の人間であり、支配したり思い通りに動かすことはできません。

このことを意識することでも、「自分と似た人」との恋愛が進めやすくなります。

同一化(同一視)とは?憧れの相手を自分に取り込む心理と投影との違い

Q&A|よくある質問

Q1. 自分と似た人と違う人、どちらと恋愛するべきですか?

A. 一概には言えませんが、安心感を得たいのなら似ている人、刺激が欲しいのなら違う人を選ぶと、満足感が高まるかもしれません。結婚を前提としているかどうかでも、基準は変わってきます。

Q2. 自分のことが嫌いでも自分と似た人に惹かれますか?

A. 自己嫌悪が強いと、自分と似た人には無意識のうちに「嫌悪感」を抱いてしまう場合もあります。ただ、自己嫌悪が強い人は、同時にどこかで「自分を好きになりたい/許したい」という気持ちも抱いているものです。自分と似た人と恋愛をすることで、傷が癒えるようなケースもあります。

Q3. 自分と似た人との恋愛を退屈に感じてしまいます…

A. 自分と似た人に対しては、安心感や親近感を抱きやすくなるので、恋人というよりは「家族」のような感覚になるかもしれません。それは悪いことではないのですが、刺激が欲しい場合は、「ふたりで新しいことに挑戦する」など、外部で刺激を得られるようにするのがおすすめです。

愛丸の考察と体験談|年齢によっても惹かれるタイプは変わる

著者の体験を踏まえて、「自分と似た人」との恋愛について解説します。

若い頃は「安心」より「刺激」を求める

恋愛に何を求めるかは人それぞれですが、多くの人は若い頃は恋愛に「刺激」を求めて、年齢を重ねるごとに「安心」を求めるようになっていきます。

これは、結婚を視野に入れるかどうかも関係していますが、恋愛を娯楽的な要素として捉えるか、「生活の一部」として捉えるかによっても、相手選びは変わってくるのです。

私自身も、10代・20代は「自分とは違うタイプの人」に惹かれることが多かったのですが、30代になってからは居心地の良さや安心感を求めるようになり、「自分と似た人」に自然と惹かれるようになっていきました。

似ているからこその問題もある

自分と似た人との恋愛は、すれ違いが少ないので、精神的にも楽です。

仕事などで心をすり減らした時などは、「安心できる恋人」と一緒に過ごすと、それだけで気持ちもリフレッシュされます。

……ただ、自分と似た人と恋愛をしてみて感じたのは、こうしたメリットがある一方で、「悪い部分」も似ているため、問題に直面した時に、解決しにくい場合がある、ということでした。

お互いに慎重すぎると恋愛が進まなくなる

私自身もそうだったのですが、「同棲」「結婚」などの大きな決断をする時には、ある程度は勢いや無鉄砲さも必要です。

しかし、

  • お互いに内向的
  • お互いに慎重
  • お互いに奥手

こうした特徴があると、恋愛が進まなくなってしまうことも多いです。

なので、もし「自分は優柔不断なところがあるな」などと感じているような場合は、「決断力のある人」「思い切りの良い人」など、あえて「違い」がある人を選ぶことも、大切なのかもしれません。

この記事のまとめ

この記事では、人が自分と似た人を好きになる理由を紹介してきました。

まとめると……

  • 人は自分と似た人には、安心感や親近感、居心地の良さを感じる
  • 自分と似た人とは、自然と将来や共同生活もイメージしやすい
  • 自分へのコンプレックスが強いと「同族嫌悪」をしてしまう場合もある

と、なります。

「似ている人」が気になった時は、今回紹介したことを思い出してみてくださいね。

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