
恋活や婚活で理想が高いと言われたら妥協するべき?普通の条件を挙げているつもりなのに、なぜ「高望み」と言われてしまうの?この記事は、そんな男女の疑問にお答えしていきます。
理想が高いと恋人を作るのは難しい?
恋活・婚活をする上で、「もっと条件を下げた方がいいのかな?」と悩んでしまうことってありますよね。
理想が高いとなかなか相手が見つからなかったり、「いいな」と思う人と出会っても人気が高くて相手にされなかったりと、うまくいかない場面も多いです。
でも、できれば条件は下げたくない……!
この記事はそんな男女に向けて、理想が高いと恋愛が難しくなってしまう理由と、「高望みでは?」と思われてしまういくつかの要因、そして妥協するかしないかの判断ポイントを解説していきます。
「頑張っているのに、なかなかご縁に恵まれない」と感じている人は、参考にしてみてくださいね。
高望みしすぎ?理想が高いと言われる原因
自分では普通の条件を提示しているつもりでも、周りから「高望みじゃない?」と言われることがあります。
それはどうしてなのでしょうか?
「普通」が世間とはズレているかも…
自分にとっての「普通」は、実は世間一般の「普通」とはズレているかもしれません。
例えば、年収について考えてみましょう。
国税庁が発表したデータによると、2023年(令和5年)の平均年収は460万円。男性の平均年収は569万円で、中央値は550万円。女性の平均年収は316万円で、中央値は277万円となっています。
年齢にもよりますが、年収の「普通」は277万円〜569万円、ということになりますね。
なので、これ以上の年収を相手に求める場合は、「理想が高い」となりますし、逆に自分がこの数字よりも年収が低い場合「普通よりも条件が悪い」ということになるので、相手への条件も下げないと難しくなるかもしれません。
「理想が高い」と言われた時には、自分が思う「普通」が本当に世の中の「普通」と同じかどうかを、見直してみることも大切です。
男性が思う「普通の女性」とは?
恋活・婚活で男性が求める「普通の女性」とは、どのような女性なのでしょうか?
一例を挙げてみましょう。
- 身長は155cm〜160cm、体重は50kg以下
- 年収は300万円〜400万円くらいが希望
- 清潔感があってレシピを見なくても料理ができる
- 顔はそこそこ可愛ければOK
こんな条件は「普通」に思うかもしれませんが、実はすでにいくつかの条件が「普通以上」です。
例えば、身長が155cmの女性の平均体重は54kgですし、平均年収は先にも挙げた通り277万円〜316万円。
自炊をしている女性の割合は6割と言われていますが、普通に週5日働いているのであれば、惣菜やコンビニ弁当ですませることも珍しくはありません。
「そこそこ可愛い」がどの程度の可愛さを指すのかは人にもよりますが、例えば「すっぴんでも化粧をしていてもどちらでも可愛いレベル」を求めるとすれば、それは理想が高いと言えるかもしれません。
女性が思う「普通の男性」とは?
一方で女性の「普通の男性」には、以下のような条件が含まれやすいです。
- 身長170cm以上で、清潔感のある人
- 年収は600万円以上で安定した仕事についている
- 太ってはいなくて、ほどよい筋肉がついている
日本人男性の平均身長は170cm〜171cmと言われているので、身長に関してはギリギリOK。しかしこの条件によって、約半数の男性は恋愛対象から外れてしまうことになります。
また、年収600万円以上というのは、平均年収より50万円以上高いです。ここに「土日や長期休暇がある」「残業がない」などの条件が加わるとさらに厳しくなってしまうかも。
最後の体型に関しては、日本人でジムに通っている人の割合は男性で10〜20%と言われているので、これも実はかなり厳しい条件だと言えます。
どれか1つだけならまだしも、「これら全ての条件を満たす人」となると、なかなか難しくなってしまうのです。
理想が高い男女にありがちな特徴
「理想が高い」と言われる男女には、共通する思考パターンや傾向があります。
ここでは特に恋愛や婚活の場で見られる特徴を紹介します。
恋活・婚活市場での自己価値を理解していない
「理想が高い」と言われる男女は、恋活・婚活での自己価値を冷静に把握できていないことがあります。
例えば、先ほど「男女が婚活で求める普通の異性の条件」を解説しましたが……
自分がこの「普通の条件」を満たしていない場合、恋活・婚活市場では「条件の悪い人」とみなされてしまいます。
実際には、この条件だけでその人の魅力を判断できる訳ではありませんが、恋活・婚活の場では「恋愛対象外」にされてしまう可能性が高いのです。
すると必然的に、「条件の良い異性」とマッチングするのは難しくなってしまいます。
恋愛で一発逆転することを狙っている
理想が高い男女の中には、「恋愛で人生を変えたい!」と一発逆転を狙ってしまう人もいます。
例えば……
- お金持ちと結婚して、今の仕事をやめて専業主婦になりたい
- 年下の可愛い彼女を作って、みんなに自慢したい
- 素敵な恋人を見つけて、自分の価値を証明したい
など。
特に、「今の自分の生活」に不満を感じている人ほど、こうした傾向は強まる傾向があります。
相手に自分の生活を良くしてもらおうと思っている
理想が高い人の中には、「付き合ったら自分の生活がもっと良くなるはず」と、どこか依存的な気持ちを抱えている人もいます。
例えば、「毎日手料理が食べたい」「旅行に連れて行ってほしい」などはありがちですね。
中には、「親の介護を手伝ってほしい」なんて人もいます。
でも、恋愛相手は家政婦でもATMでも介護要員でもありません。
本来なら自分がやるべきことや、お金を払って外部に委託するようなことを恋人に求めてしまうと、やはり相手は見つかりにくくなります。
理想が高いと恋愛が難しい理由
理想を持つこと自体は悪いことではありません。
ただ、理想にとらわれすぎると、恋愛のチャンスを逃してしまう原因になることも……。
ここでは、理想が高いことで恋が難しくなる理由を見ていきましょう。
条件に合う相手が見つからない
理想が高くなればなるほど、条件に合う相手は見つかりにくくなります。
例えば、先に挙げた「普通の男性の条件」を基準に見てみると、
- 身長170cm以上で、清潔感のある人……50%以下
- 年収は600万円以上で安定した仕事についている……30%以下
- 太ってはいなくて、ほどよい筋肉がついている……20%以下
となります。
これらの条件を全て満たす人となると、実に3%という割合になってしまうのですね。
これはつまり、恋活・婚活で100人の異性と出会ったとしても、そのうち3人程度しか「理想の条件に合う人」がいないということです。
理想が高ければ高いほど、出会いの数は減ってしまうのです。
ライバルの数が多い
理想を高くすればするほど、出会いの数は減ってしまいますが、その反面ライバルの数は増えていきます。
自分にとって理想的な人は、他の人にとっても理想的である可能性が高いからです。
ライバルの数が増えると、それだけ条件で弾かれてしまうリスクは高まります。
理想が高いと「選ばれること」が難しくなってしまうのです。
減点方式で異性を見てしまう
「こんな人と付き合いたい」という理想を持つこと自体は悪いことではないのですが、それにこだわりすぎてしまうと、減点方式で異性を見てしまいがちです。
例えば、理想の異性の条件が「身長175cm」だったとすると、「170cm」の異性と出会ったときに「ちょっと身長が低いな……」と思ってしまい、自分の中での「減点ポイント」になってしまうかも。
理想を高く持つことで自然と「減点ポイント」も増えてしまうため、恋愛が難しくなってしまいます。
妥協せずに理想の相手と交際するには?
「理想が高いと言われても、妥協はしたくない」
そんなふうに感じるときには、どうすれば良いのでしょうか?
自分自身の付加価値を上げる
条件を下げずに理想の相手と交際するためには、自分自身の付加価値を上げることが大切です。
相手にとって「魅力的だ」と感じる条件を増やせば、それだけ選ばれる確率を上げることができます。
例えば、
- 契約社員から正社員になり給料を上げる
- 「相手の親との同居可能」など多くの人が嫌がる条件を可能にする
- 家事・料理のスキルを磨き特技として記載する
など。
自分自身の条件を良くすることで、恋活・婚活で「条件の良い相手」に選ばれやすくなります。
複数のサービスを利用し出会いの数を増やす
理想の相手と出会うには「数」も大事です。
例えば、「結婚相談所を利用しているけれど、月に1〜2人しか相手を紹介してもらえない」なんて場合には、マッチングアプリ・婚活パーティーなどを合わせて利用するのもおすすめ。
また、「自分の好みの異性と出会えそうな出会いの場」を探すことも、理想の相手を見つけるためには大切です。
譲れる条件は限界まで下げる
「これだけは絶対に譲れない」と感じる条件がある場合は、それ以外の「妥協しても良い条件」を思い切り下げるのがおすすめです。
例えば、「身長175cm以上」「年収600万円」「中肉中背」という条件が「譲れない」と感じる場合は、
- 家事・育児には一切参加しなくてもOK
- 顔にはこだわらないし髪が少なくても大丈夫
- 年齢は10歳以上年上でも可能
という具合に、その他の条件を緩和すると、出会いの幅がグッと広がります。
自分にとって「譲れる条件」と「譲れない条件」を見極めて、うまくバランスをとることが大切です。
Q&A|よくある質問
Q1. 理想が高い女性って男性からどう思われてる?
A. その女性の恋活・婚活市場での価値によります。条件の良い女性なら、理想が高くても「それが自然だな」と思いますし、逆に条件があまり良くない女性なら「高望みでは……?」と感じることも。
Q2. 妥協せずに理想の人と付き合いたいけど現実的?
A. 確率は低くなりますが、妥協せずに理想の人と付き合うことも不可能ではありません。ただ、なかなか出会いが見つからない時には「譲れる条件を見つける」「相手に選ばれやすい条件を記載する」など、工夫も必要です。
Q3. 理想の条件にこだわりすぎないためには?
A.「自分はこの理想に当てはまっていない人とも、幸せな恋愛ができる」と考えてみるのがおすすめ。例えば、年収が低い相手を選んでも、自分が仕事を続けるのであれば問題なかったりしますよね。「足りない部分は自分がフォローする」という気持ちを持てると、理想へのこだわりを手放しやすくなります。
愛丸さくらの考察|理想を超えた出会いもある
恋活・婚活をしていると、どうしても「条件」で相手を見てしまいますよね。
でも、人の魅力というのは「数字」や「肩書き」では判断できません。
また、自分が思い描く「理想の異性像」というのは、これまでに自分が見てきた異性を基準にイメージしているものです。
そのため、「自分が想像もしていなかったタイプの異性が、実はパートナーとして理想的」という可能性も、十分にあります。
例えば、「身長が低い異性は恋愛対象外だと思っていたけれど、実際に会ってみたら、誠実で頼りがいがあってとても素敵な人だった」とか。「料理ができない人はパートナーにはできないと思っていたけれど、美味しいお店をたくさん知っていて、付き合ってみたら楽しかった」とか。
理想の条件から外れる人が、実は「思い描いていた理想以上に素敵だった」というのは、意外とよくあるパターンです。
理想にこだわりすぎて恋活・婚活が難しいと感じるときには、妥協するのではなく「自分が知らない世界に踏み出す」という感覚を持つと、出会いの間口も広がるかもしれません。
まとめ|理想はあなたの恋のコンパスになる
この記事では、理想が高い男女にありがちな特徴や、妥協せずに相手を見つける方法を解説してきました。
まとめると……
- 自分が思っている「普通」は実は「平均以上の相手」の可能性がある
- 理想が高い場合は、複数のサービスを利用するなど出会いを増やす工夫が必要
- 理想的な相手はライバルも多いので、「選ばれるための工夫」とすることが大切
と、なります。
理想の相手のイメージを持つことは、「この人だ」と思える人を見つける「恋のコンパス」にもなります。
その理想を大切にしつつ、今回紹介したような「理想の恋を叶える工夫」を取り入れてみてくださいね。
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