今の時代は、恋愛が難しいと言われています。この記事では、若者の恋愛離れや、男性が恋に消極的になった理由を解説します。
現代は恋愛が難しい!?
「なんだか、今の時代は恋愛がしにくいな……」
こんなふうに感じたことのある人は多いのではないでしょうか?
実際、恋愛や結婚に対して、消極的な姿勢の人は増えていると言われています。
でも、それってどうして?
この記事では、若者が恋愛から離れている理由や、男性が恋に消極的になる理由など、「現代の恋愛」の難しさや問題点と対処法を解説していきます。
恋に悩んでいる人は、参考にしてみてくださいね。
現代の恋愛が難しい理由
まずは、「今の時代は恋愛が難しい」と言われている代表的な理由を見ていきましょう。
金銭的な余裕がなく恋ができない
今の時代は、不景気で給料も上がりにくいうえ、物価もどんどん上がっています。
「デートをしたくてもお金がない」「遊びたいけどもっと働かないと生活できない」
こうした理由で、恋愛を後回しにする人も多いです。
特に男性は、女性に「食事代を半分出して」とは言い出しにくいため、より恋愛をすることへのハードルを高く感じてしまいます。
仕事が忙しくて時間がない
今の時代は、どこも人手が足りていません。
そのため、「恋愛をしたいけれど、仕事が忙しくて余裕がない」という人もいます。
「会社で残業はないけれど、持ち帰り残業が多い」「休日に仕事のための準備をしないといけない」
こんなふうに、一見休みが多いように見えても実は仕事が多いパターンもあります。
男性側の恋愛や結婚への意欲の低下
今の時代は、どちらかというと女性の方が恋愛や結婚に対して意欲的で、逆に男性側は消極的な傾向があります。
これには先に紹介した金銭的な理由も関係していますが、実はそれ以外にも、男性が「恋愛したくない」と感じる、いくつかの要因があるのです。
次の項目で、詳しく解説していきますね。
恋愛に消極的な男性が増えた原因
男性が恋愛に消極的になったのは、どうしてなのでしょうか?
性産業の充実により性欲が満たされている
今の時代は、性産業が充実しています。
スマホがあれば様々なアダルトコンテンツを視聴することができますし、お金を出せば風俗店などで性的なサービスを受けることもできます。
そのため、「別にわざわざ彼女を作らなくてもいいか……」と考える男性が増えているのです。
恋愛や結婚にメリットがない
恋愛や結婚へのメリットを感じにくくなったのも、男性が恋愛に消極的になった理由の1つです。
例えば、恋愛をすることによる精神的な安定や生活の充実は、恋愛をする上でのメリットとして挙げられますが……
今の時代は、恋愛をすることよりも、むしろ他のことにお金を使った方が、こうしたメリットは得やすい場合があります。
例えば、「恋愛よりも趣味にお金を使いたい」「彼女を作るより、いい家電を買った方が生活の質が向上する」「結婚するより、一人の方が快適な生活ができる」などと考える男性もいます。
恋愛に関しては「男女平等」ではない
今の時代は「男女平等」が謳われていますが……実は、恋愛に関しては「男女平等」が適用されていない傾向があります。
例えば、
- デートはリードしてほしい
- 食事やデート代は負担してほしい
- 告白やプロポーズは男性からいい
こんなふうに思う女性は多いです。
でもその一方で、
- 家事や育児は半々がいい
- 対等な関係でありたい
- 「女だから我慢する」なんておかしい
こうした「女性の権利」を当たり前に主張します。これは本人の性格というより、こうした社会的な風潮があるからです。
するとどうなるかと言うと、男性は恋愛をしていても窮屈さや不平等さを感じてしまうのですね。
結果的に、恋愛への意欲も低下してしまいます。
女性が恋愛を難しく感じる理由
では、女性側が恋愛を難しく感じるのは、どのような理由でしょうか?
男性が積極的に動いてくれない
女性側は、男性に対して積極的にアプローチをしても、「セクハラ」と訴えられるリスクは比較的低い傾向があります。
そのため「アプローチしにくい」という悩みを抱いている人は少ないです。
では女性が何に悩むのかというと、「男性が積極的に動いてくれないこと」です。
特に、恋愛に対して受け身な女性は「誘ってくれない」「告白してくれない」と悩んでしまいがちです。
婚活をしていても相手がいない
婚活市場では、女性が6〜7割、男性が3〜4割と言われています。
これはつまり、単純計算で婚活をしている内の3割程度の女性は、相手が見つからずに余ってしまうということです。
そのため、結婚を視野に入れた交際を望んでいる女性は、今の時代では恋愛を難しく感じる傾向があります。
ヤリモク・遊び目的の人が多すぎる
「ヤリモクや遊び目的の人が多すぎる」というのも、女性が恋愛を難しく感じる理由の1つです。
特に、SNSやマッチングアプリでの出会いでは、「女性側は真剣な交際を望んでいたのに、男性は遊びだった」というのはありがち。
恋愛がしたくても、誠実で将来を真剣に考えてくれる男性となかなか出会えないため、「恋愛が難しい」と感じてしまいます。
恋愛しにくい社会的な要因とは?
恋愛がしにくいのには、社会的・環境的な要因も関係しています。
女性にアプローチするリスクが高い
今の時代は、男性が女性にアプローチすることのリスクが高い傾向があります。
例えば、職場に気になる女性ができても「彼氏いるの?」と聞いただけでセクハラ認定されてしまったり、マッチングアプリで出会った女性とデートをしてホテルに入ったら、後日「訴える」と言われてしまったり……。
こうした状態では、男性は「どうやって恋愛をすればいいの?」と悩んでしまいますよね。
かといって女性側から積極的に行動するかというと、そうではありません。先に紹介したように、女性は男性にリードすることを求めてる傾向があります。
すると、結果的に「女性は待っているのに、男性は行動してくれない」という状況になり、恋愛も進展しにくくなるのです。
アプリの普及による手軽な恋愛の増加
意外かもしれませんが、マッチングアプリの普及も、男性の恋愛への意欲を低下させる要因の1つ。
マッチングアプリは匿名性が高く、簡単に「遊び相手」を見つけることができるからです。
「ちょっと女の子と遊びたいな」と思った時には、マッチングアプリで適当な遊び相手してその場限りの関係を楽しめれば十分。
特に、「恋愛で責任やリスクを負いたくない」と感じている男性は、真剣な交際をせず、こうした「遊びの恋愛」を繰り返す傾向がありますし、それで十分満足できるのです。
強い女性の増加による男性の弱体化
「男女平等」が謳われる現代では、強い女性も増えています。
例えば、男性にもはっきりものを言ったり、男性と変わらずバリバリと仕事をこなしたり……
こうした女性は魅力的ですが、しかしそれによって、「男性が強くある理由」は無くなってしまいました。
女性が「守るべき存在」ではなく、むしろ「恐るべき存在」になってしまうと、男性の恋愛をしたいという意欲は低下します。
また、男性が「強くあること」をやめてしまうと、女性は男性に性的な魅力を感じにくくなり、結果的にお互いに惹かれ合う機会も減ってしまうのです。
結婚する人が減っている理由とは?
では、結婚する人が減っているのには、どのような理由があるのでしょうか?
子供を持つことへの意欲の低下
今の時代は、男女ともに「子供を持つこと」への意欲が低下しています。
- 子育てにはお金がかかる
- 育児で自分の時間が奪われる
- 仕事と子育ての両立が難しい
こうした理由からです。
「子供がほしい」という気持ちはあっても、「今の自分の状況を考えると現実的に厳しい」という理由で諦める人もいます。
そして子供を望まないとなると、「結婚する必要性」も薄れてしまうのです。
結婚で得られる社会的な評価がなくなった
少し前の時代なら、「男は結婚して一人前」「結婚していない人には何か問題がある」という評価も一般的でした。
しかし、今の時代は独身を貫く人も増えています。
そのため、「結婚しなければいけない」という考えを持つ人が少なくなりました。
結婚してもしなくても自分への評価にあまり影響がないため、「結婚したい(しなければならない)」と思う人も減っているのです。
男女の役割分担の崩壊
「男は外で仕事をして、女は家を守る」
昭和の時代のこうした考え方は、男女の役割をはっきりと分けていました。
そのため、結婚をすることで、初めて「一つの家庭」が成立していたのです。
しかし、今の時代はそうではありません。
女性も男性と同じように外で働き、男性も女性と同じように家の仕事をします。
するとどうなるかというと、結婚をしなくても「個人」で「家」が成り立ってしまうのです。
実際、「一人暮らしだけど、家事にも困っていないし仕事も充実しているて毎日が楽しい」という人も多いですよね。
異性がいなければ「子供を作ること」こそできませんが、それ以外の部分では、今は結婚する必要性を感じない人も多いかもしれません。
若者の恋愛離れの要因
10代〜20代の若者が「恋愛離れ」をしている理由を見てみましょう。
お金がかかるから嫌
10代〜20代の若者にも、「お金がかかるから嫌」という理由で恋愛をしない人は多いです。
恋愛をすると、デートをしたりプレゼントをしたりと、どうしてもお金がかかります。
「そのお金を、もっと自分のために使いたい」と考え、恋愛から離れる人は多いです。
自由な時間を減らしたくない
恋愛をすると、自由な時間も減ってしまいがち。
特に、バイトや仕事で忙しく毎日を過ごしている人は、恋愛を「無駄な時間」に感じてしまうかも。
今の時代は、恋愛以外にも楽しいことがたくさんあります。
そのため、恋愛への意欲も下がってしまいがちなのです。
深い関係を築くことが苦手
10代〜20代の若者には、「人と深い関係を築くのが苦手」という人も増えています。
これは、SNSなどの普及により「気軽な人間関係」が増えたためだと言われています。
深い話をしたり、相手と真剣に向かったり、自分の気持ちを打ち明けたり……
こうした行動にストレスを感じる人は、恋愛も面倒になってしまいがちです。
今の時代でも恋愛できる人の特徴
では、今の時代でも恋愛ができるのは、どのような人でしょうか?
お金や時間に余裕がある
不景気だと言っても、お金や時間に余裕のある人はいます。
例えば、大手のホワイト企業に勤めていたり、不動産などを所有している場合、お金や時間には比較的余裕があるかも。
こうした場合は、恋愛をしていても負担に感じにくいため、気軽に異性を誘ったり、恋愛を楽しむことができます。
恋愛や結婚への憧れが強い
恋愛をすることや、結婚への憧れが強い人は、逆境に負けません。
リスクやデメリットよりも、「恋がしたい」という気持ちが強いから、「恋愛が難しい状況」にあっても、努力や行動を続け、恋愛を楽しむことができるのです。
対人関係のスキルが高い
対人関係のスキルが高い人も、恋愛はしやすいです。
人と円滑なコミュケーションを行ったり、トラブルを避ける能力が高ければ、それだけ恋愛にも自信が持てて、積極的な行動ができるからです。
このタイプの人は、今の時代でも「恋愛は難しい」とは感じにくいかもしれません。
今の時代で幸せな恋愛をする方法
幸せな恋愛をするには何を意識すれば良いのでしょうか?
「男女平等」の不平等に気づく
今の時代に幸せな恋愛をするためには、「男女平等」の不平等さを知ることが大切です。
これはどういうことかというと、男性側の「恋愛のしにくさ」や「恋愛への意欲の低下」を女性側が理解すること。そして、男性側は女性に対して、無理なことは無理だときちんと伝えることです。
例えば、「男性の方が給料が安いのに、いつもデート代を負担している」というような状況だと、女性側はそれに甘えてしまい、男性は言い出せない……というのはありがちなパターン。
女性側は男性の状況を考慮して、時には自分がお金を出したり割り勘を提案する。そして男性側も「男だから」と変に見栄を張らず、「金銭的に厳しいから、割り勘でもいい?」と提案する。
良い関係を築いていくためには、こうした意識も大切です。
男らしさ・女らしさを大切にする
「男女平等の不平等さに気づくことは大切なのですが……
だからと言って、「男性らしさ」「女性らしさ」を捨ててもいいかというと、そうではありません。
なぜなら、これらを捨ててしまうと、「性的な魅力」や「異性としての魅力」を感じにくくなってしまうからです。
具体的にいうと、男性側は初回のデートや記念日くらいは、割り勘ではなくデート代を負担する。女性側は、時々は手料理を振る舞ったり、男性を立てるような行動をする。
特に、「恋愛がうまくいかない」と感じている人は、こうした行動がかけている場合があります。
「異性」としての魅力的を感じてもらうためには、「男性らしさ」「女性らしさ」も大切です。
お互いが居心地の良い関係を模索する
男女の関係で大切なのは、お互いが居心地の良い関係を築くことです。
例えば、「デート代はいつも男性が負担する」「家事は全て女性が担当する」という状況でも、お互いが満足できるのなら全く問題ありません。
逆に、「デート代はいつも割り勘」「家事も完全に分担」という状態でも、どちらかが不満を感じるのなら、それは良いバランスだとはいません。
何を心地よいと感じるか、恋愛に何を求めるかは人それぞれ。
価値観や考え方の合う人を選び、「お互いにとって居心地の良い関係を模索していくこと」は、今の時代の恋愛ではより重要なポイントです。
Q&A|よくある質問
Q1. 恋愛はした方がいいですか?
A. 今の時代には、恋愛以外にも楽しいことがたくさんあります。ただ、恋愛には恋愛でしか得られない経験や学びがあるもの。無理にする必要がありませんが、「してみたい」という気持ちが少しでもあるのなら、挑戦してみるのがおすすめです。
Q2. 恋愛をする意味がわかりません…
A. 恋愛や結婚をしなくても幸せに生きることはできます。むしろ「一人の方が楽」というタイプの人は、恋愛をストレスに感じてしまうかも。ただ、「この人と一緒にいたい」と思えるような好きな人とまだ出会っていないだけの可能性もあるので、まずは友達として、焦らず異性と関わってみてくださいね。
Q3. 今の時代は恋愛は諦めるべきですか?
A. いいえ、諦める必要はありません。恋愛のしにくさを感じることもあるかもしれませんが、ちょっとした意識や工夫で乗り越えられる部分もありますし、「恋愛がしたい」と感じている異性もたくさんいます。恋愛がしたいと感じるのなら、その気持ちを大切に行動してみてくださいね。
まとめ|難しいが恋愛ができないわけではない
この記事では、若者の恋愛離れの原因や、男性が恋愛に消極的な理由、今の時代の恋愛の難しさを解説してきました。
まとめると……
- 今の時代は、特に男性側に「恋愛をするのが難しい」と感じさせる要因が多い
- SNSやマッチングアプリの普及が「真剣な交際」の妨げになっている部分もある
- 幸せな恋愛をするには、「お互いにとって居心地の良い関係」を築く意識が大切
と、なります。
簡単にいうと、「男性が真面目な恋愛に対して消極的になったから、女性側はアプローチされたり求められる機会が減ってしまい、結果的にお互いに恋愛を難しく感じている」というような状況ですね。
これはどちらが悪いということではなく、時代の流れに私たちがまだ対応できていないだけなのかもしれません。
また、難しい部分はあるけれど、恋愛には恋愛でしか得られない喜びもたくさんあります。
恋愛がうまくいかないと落ち込んでしまいがちですが、前向きな気持ちを忘れずに、恋に臨んで見てくださいね。
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