
9月14日はメンズバレンタインデー。「男性が女性に下着を送って気持ちを伝える日」なのですが、これに関しては「気持ち悪い」という意見も多いです。この記事では、メンズバレンタインデーについて詳しく解説していきます。
メンズバレンタインが密かな話題
9月14日は「メンズバレンタインデー」という日だとご存知でしょうか?
恋愛関係のイベントは、恋する男女にとっては外せないもの。
しかし、このメンズバレンタインデーに関しては、活用せずに見送る人も多いです。
というのも、メンズバレンタインデーは「男性が女性に下着を贈って愛を伝える日」だから。
一見ロマンチックなイベントのようにも思えますが、いくら気心の知れた相手でも、「男性が女性に下着を贈るのって、なんか気持ち悪い……」と感じてしまう人は多いです。
でも、どうしてこのようなイベントが生まれたのでしょうか?
また、メンズバレンタインデーに下着を贈って喜ばれるのはどんなパターン?
この記事で詳しく解説していきます。
メンズバレンタインデーとは?

そもそも、メンズバレンタインデーはいつどこで生まれたものなのでしょうか?
19991年に日本ボディファッション協会が制定
「バレンタイン」という言葉やその内容から、海外の文化だと思う人も多いのですが……
メンズバレンタインデーは、日本ボディファッション協会が1991年に制定した、日本独自のイベントです。
日本ボディファッション協会は大手下着メーカーなどからなっているそうなので、簡単に言えば「下着の販売促進のために提案されたイベント」ですね。
文化としてはかなりマイナー
実は、2月14日のバレンタインデーに「女性が男性にチョコレートを贈り愛を告白する」というのも、日本のチョコレートメーカーの広告が起因となり生まれた日本独自の文化です。
こんな風に企業や業界によって「○月×日は△△の日」と宣伝されることは、決して珍しいことではありません。
ただ、「男性が女性に下着を贈る」というハードルの高い内容からか、あまり文化としては定着しなかったようです。
SNSやネットの普及で知る人が増えた
あまり知られていないメンズバレンタインデーですが、最近ではSNSやネットの普及により知る人が増えています。
ただ、「男性が女性に下着を贈る」というのは、今の時代では30年前と比べるとさらに難しくなっています。
恋人や夫婦ならまだしも、付き合う前の女性に下着をプレゼントするのは、下手したらセクハラ。
「気持ち悪い」と思われてしまう可能性もあるので、「そういうイベントがあることは知っているけれど、何もしない」という人が多いです。
メンズバレンタインデーが気持ち悪いと言われる理由
「メンズバレンタインデーが気持ち悪い」という意見について、詳しく紹介していきます。
30年前と現在では価値観や捉え方が違う
メンズバレンタインデーが提唱されたのは、1991年。今から30年以上前、平成初期のことです。
と言ってもあまりイメージが湧かないかもしれないので、具体的な例を挙げると……
- デートでは男性がお金を出すのが当然
- 職場の飲み会などではセクハラが日常茶飯事
- スマホが存在していない
こうした時代と現代では、男女の在り方も価値観も変化しています。
「男性が女性に下着を贈る」というのも、当時は「ロマンチックなイベント」として受け入れられたのかもしれませんが、現代では「気持ち悪い」と感じる人も多いのです。
性的な意味合いが強すぎるから
下着というのは、直接肌に身につけるもの。そして普段は自分以外の人には見せないものです。
また、下着は性的な魅力を演出するアイテムでもあります。
だからこそ、それをプレゼントするのはよほど親密な関係でなければNG。
下着をプレゼントとして渡すことには、
- あなたを性的に意識しています
- あなたの一番近くにいたいです
- あなたの秘密を共有したいです
こうしたメッセージが含まれます。
食べ物や雑貨と違い、「性的な意味合いの強いプレゼント」だからこそ、それを送られることに嫌悪感を抱く女性は多いのです。
サイズを予想されたり調べられるのも嫌
また、下着をプレゼントするには、サイズを知らなければなりません。
SNSなどで調べたり、直接質問をしたり、見た目から予想したり……
女性からすると、こうした行動をされること自体も気持ち悪く感じるものです。
片思いの場合は気持ちが重い
先にも触れましたが、下着は直接肌に身につけるし、普段は自分以外の人には見せないものです。
そのため、あまり親しくない人からの贈り物としては重すぎます。
- 一方的な片思い
- ただの顔見知り
- 付き合って間もない
こうした関係性の場合は、下着をプレゼントするのは避けておくのが無難。
たとえサイズを知っていた(予想できた)としても、「気持ち悪い……」と思われてしまう可能性が高いです。
下着を贈って喜ばれるパターンとは?
メンズバレンタインデーは今から30年も昔に生まれたもの。
そのため、現代では「気持ち悪い」と思われがちですが……男性が女性に下着を贈って喜ばれるパターンも存在します。
それはどのような状況でしょうか?
すでに深い関係の場合
- 交際している
- 結婚している
- 身体の関係がある
こうした状態であれば下着をプレゼントしても不自然ではないし、女性側も抵抗なく受け取ることができます。
むしろ、「自分のことを女性として意識している」と、嬉しく感じるかも。
セクシーな服装が好きな女性
セクシーな下着や服装が好きな女性であれば、男性からの下着の贈り物を喜んで受け取ってくれる可能性も高いです。
男性が「着て欲しい」と思っているデザインの下着をプレゼントするのもありかもしれません。
普段は買わないようなお高めのランジェリーや、ベビードールなどには密かに憧れている女性もいます。
男性のセンスが良い
センスが良い男性からの贈り物は、単純に嬉しいもの。
普段からセンスの良い贈り物をしている場合は、下着を贈っても「この人からの贈り物は素敵なもの」という先入観があるため、喜ばれる可能性も高いです。
もちろん二人の関係性にもよりますが、「下着」というハードルの高いプレゼントだからこそ、上手に贈れば「他の男性とは違う」と印象に残るかもしれません。
メンズバレンタインはどう活用するべき?
メンズバレンタインは、実際にはどう活用するべき?
何もしなくてもOK
恋愛関係のイベントは、「相手が楽しみにしているかもしれない」という気持ちから、男女ともに気合いを入れて臨む人が多いです。
ただ、メンズバレンタインデーはクリスマスやバレンタインデーなどのイベントと比べてマイナーですし、内容的にも扱いが難しいので、スルーしても問題ありません。
9月には恋愛系のイベントがないので「仲良くなるきっかけが欲しい」と思うかもしれませんが、下着を贈るよりは花火大会やお祭りなどのイベントに行く方が、距離は縮まりやすいかも。
付き合う前ならスルーが正解
メンズバレンタインデーは、付き合う前の関係性ならむしろスルーするのが正解です。
まだ付き合ってもいない男性から下着を贈られても、女性は戸惑ってしまうもの。
腹巻や靴下などなら受け取りやすいかもしれませんが、「メンズバレンタインデーだから……」と言われると、相手から性的に見られていると感じて、嫌な気持ちになるかもしれません。
ネタ的に盛り上がれるならおすすめ
メンズバレンタインデーは、すでに交際しているカップルや夫婦が「ネタ的に盛り上がるイベント」としては、非常におすすめです。
というのも、普段は男性が女性の下着を選ぶ機会など、なかなかないから。
「彼女にもっとセクシーな下着を着て欲しい……」と思っているような場合も、メンズバレンタインデーなら自然と自分の好みを伝えることができます。
あまり真剣な空気にせず、「こんなイベントがあるらしいんだけど、知ってた!?」と相手に提案すれば、一緒に盛り上がることができるかも。
プレゼントで喜ばれる下着の選び方
プレゼントの下着は、どのように選べば良いのでしょうか?
センスの良いブランド品
女性に下着をプレゼントするのなら、センスの良いブランド品を選ぶのがおすすめ。
というのも、下着は消耗品なので、女性は定期的に買い替えています。
「普段自分が購入しているものよりも安い値段の下着」をもらっても、珍しさも新鮮さもないため、あまり嬉しく感じないのです。
サイズをしっかり確認しておく
下着をプレゼントする時には、事前に相手にサイズを確認しておきましょう。
サイズが合わない下着をもらっても、着用することができないからです。
また、メーカーによって着用感は異なるので、もしも彼女にお気に入りのメーカーやブランドがあるのなら、その中から選ぶのが無難です。
腹巻や靴下などの温活グッズもあり
メンズバレンタインデーには、腹巻や靴下などを贈るのもあり。
女性は男性から体を気遣われると嬉しいものです。
特に、日頃生理痛などで悩んでいる女性には、温活グッズを贈ると喜ばれます。
「彼女が恥ずかしがってサイズを教えてくれない」というような場合も、無理に聞き出そうとせずにこうした贈り物をするのがおすすめです。
下着以外のギフトのおすすめは?
下着以外にプレゼントをする場合は、何が良いのでしょうか?
お菓子なら日持ちする小さめのもの
下着以外のギフトのおすすめは、日持ちがする可愛くて小さめのお菓子です。
女性には甘いものが好きな人が多いけれど、同時に体型を気にしている人も多いからです。
そのため、お菓子を選ぶのなら量より質。
少量でも満足できるものを選ぶのが、お菓子をプレゼントする時のポイントです。
……そして、実はこれに最も適しているのは、チョコレートだったりするんですよね。
「下着よりも、お高めのチョコレートの方が嬉しい」という女性は多いかも!?
石鹸やハンドクリーム
ギフトの王道である石鹸やハンドクリームもこの時期にはおすすめです。
夏から秋に季節が変わるこの時期は、期間限定のものも販売されているので、お店の人と相談しながら選んでみると良いかもしれません。
ブランドもののコスメも、ハンドクリームならそこまで高額にはならないので、「メンズバレンタインに何か贈り物をしたいけれど、下着はハードルが高い……」と感じる時には選択肢のひとつです。
Q&A|よくある質問
Q1. 男性が女性用下着コーナーに行くのはありですか?
A. 法律で禁止されているわけではなく、お店側に断られることもないのですが、男性が女性用下着コーナーに立ち入ることを嫌がる女性は多いです。なので、下着を購入するなら基本的にはネットがおすすめ。メーカーによってはプレゼント用に商品をピックアップしているので、値段やデザインなどを比較しながら選んでいきましょう。
Q2. 片思いの人に下着を贈るのは気持ち悪いですか?
A. 相手との関係性にもよりますが、基本的にはNGです。下着を贈ることで「性的な目で見ている」とアピールすることになってしまうからです。片思いの相手に対しては、メンズバレンタインデーはスルーするか、下着以外の贈り物をするのがおすすめです。
Q3. メンズバレンタインデーのお返しはいつですか?
A. メンズバレンタインデーにはホワイトデーのような「お返しの日」や内容は設定されていません。なので、女性がお返しをしたい場合は、1ヶ月以内くらいを目安にちょっとした贈り物をするのがおすすめです。
愛丸の考察と体験談|下着よりもチョコレートが欲しい!?
メンズバレンタインデーに関する著者の考察と体験談を紹介します。
下着はもらっても正直微妙
メンズバレンタインデーは、「男性が女性に下着を贈る日」なのですが……
メンズバレンタインデーに関して意見を求めたところ、私の周りの女性たちが口を揃えて言っていたのは、「どうせなら下着よりもチョコレートが欲しい!!!」というものでした。
というのも、下着というのはやっぱり異性から贈られると気持ち悪く感じてしまうし、素材やつけ心地も気になるもの。
それなら自分で選んだ方がいいし、もらって嬉しいかと言うと正直微妙なところなのです。(※もちろん、その気持ちは嬉しいのですが……)
男性が選ぶ下着は普段使いしにくい
また、男性が選ぶ下着というのは、普段使いがしにくいことが多いです。
例えば、女性が下着を選ぶ時には、
- つけた時にパカパカしないか
- ワイヤーの部分が痛くならないか
- 服を着た時にラインが目立たないか
こうした部分を意識しますが、これって試着してみないと分からなかったりするんですよね。
また、男性が好む女性の下着は、女性が好むものよりもセクシー路線なことが多く、人によっては「派手すぎて普段は使えない」と感じるかも。
こうした理由からも、「下着のプレゼント」を微妙に感じる女性が多いのです。
「バレンタイン」という言葉からチョコレートを想像する
「メンズバレンタインデー」という言葉から「女性がチョコレートをもらえる日」と想像する人も多いです。
しかし、内容を調べてみると「男性が下着を贈る日」なので、ガッカリしてしまうことも。
元々「下着記念日」などの名称ならこうした現象も起きなかったかもしれませんが、日本人には「バレンタイン=チョコレート」というイメージが根付いているため、「メンズバレンタインデー」にチョコレートを期待してしまう女性は意外と多いのかもしれません。
この記事のまとめ
この記事ではメンズバレンタインデーについて解説してきました。
まとめると……
- メンズバレンタインデーは「男性が女性に下着を贈る日」だが、認知度は低い
- 下着を贈ることを「気持ち悪い」と感じる人も多く、よほど親密な関係の場合を除いてはスルーするのが無難
- 下着の代わりにプレゼントとしておすすめなのは靴下や腹巻などの温活グッズや、少しお高めのチョコレート
となります。
「メンズバレンタインデーには何か贈り物をした方がよいのかな……?」と悩んだら、参考にしてみてくださいね。
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