「こんなに、こんなに、こんなに頑張ってるのに……!どうして周りは分かってくれないのよ!」

かつて、私はよくこんな風に考えていました。

仕事でも人付き合いでも、自分よりも他人の気持ちや都合を優先してしまう。それは一見悪いことではないようにも思えますが、実はこれには大きな落とし穴があったのです。

  • 周りのことを気にしすぎて疲れてしまう
  • 周りから理解されていないと感じる
  • 自分ばかりが損をしているような気分になる
  • 充実しているはずなのになぜか虚しさを感じる

今回は同じように悩んでいるあなたへ。『他人中心』な考え方をやめると得られる5つのメリットを紹介します。

【1】『自分の気持ち』に敏感になれる

常に周りの人のことを考え、あれこれ気を使ってくれる他人優先の人は『自分の気持ち』を無視しがち。

どんな時でも「一緒にいる人は何が食べたいかな」「みんなは今楽しいかな?」と周りの人の気持ちばかりを考え、「自分は今楽しんでいるか」「自分はどうしたらもっと楽しくなるか」ということを忘れてしまいがちなのです。

周りの人のことを考え、気遣いが出来るのはとても素敵なこと。しかしそればかりに気を取られて『自分の気持ち』を無視していると、心の中に不満や物足りなさが蓄積されてしまいます。

周りの人それぞれに『心』があるように。あなたの中にも『心』があるのです。そしてそれは、周りの人のそれを同様に大切にしなければならないもの。

仕事でもプライベートでも。時には『自分中心』の考え方をしてみてください。「自分は今どうしたいのか?」「自分は今何を感じているのか?」と自分自身に尋ねる癖をつけるのです。

たとえ結果的には他人の意見に合わせるにせよ、一度自分の心に意識を向けるようにすると、ストレスの蓄積のされ方が変わってきます。

【2】他人にイライラすることが減る

他人主体に物事を考えている人というのは、実は周りに対して『不満』を抱きがちです。というのも、自分自身が当たり前に『思いやり』を持って生活しているだけに、周りの人が自分に対して同じような扱いをしてくれないと、どうしても「なんで自分だけが」と感じてしまうのです。

よく気づく人、いろいろなことが『見えてしまう』人ほど、こうした傾向が強くなります。

時には自分主体に物事を考え、わがままを言ってみる。すると、案外周りの人は自分がわがままを言っても許してくれるのだな、と気づくことができます。自分の中の「こうでなければいけない」という規則が緩むのです。すると自然と周りの人の『自分勝手な行動』も許せるようになります。

最初は勇気がいると思いますが、「周りにイライラすることが多い」という人は思い切って少しわがままになってみること。自分を甘やかしてみることに、チャレンジすることをお勧めします。

もちろんわがままを受け入れてもらえないこともありますが、それでも『他人がわがままを許してくれる場面』も思っていた以上に多いのだと気づけるもの。

人に許してもらえると、自分がこれまで我慢していたことも自然と許せるようになります。また、これまでただの「嫌な奴」と思っていた人が、以外と心が広い人だと気づくきっかけになるかもしれません。

【3】余計な思考にエネルギーを使うことがなくなる

『人の気持ち』というのは、当の本人以外には正確なところは分からないものです。「怒っている」「楽しそう」「幸せそう」など、言動や表情から判断することはできますが、あくまでそれは『自分』というフィルターを通して見た相手の姿。その人が実際にどう感じ、どんな精神状態でいるのかは、誰にも分かりません。

だからこそ、他人の気持ちを考え行動することは、とてもエネルギーを使います。正解がない計算式を永遠に解き続けているようなものです。(しかもその答えはコロコロと変わる)

一方、自分の気持ちには明確な答えがあります。「嬉しい」「心地よい」「これは好きじゃない」など、自分で感じることができるからです。

自分自身の気持ちを主軸に行動するようになると、余計な思考にエネルギーを使うことが減るため、余ったエネルギーを本当に自分がやりたいことに回せます。

【4】物事がスムーズに進むようになる

他人主体の生き方をしていると、物事は思うように進みません。

『自分が思っていたのと違う行動』を他人がすることというのは、想像以上に多いのです。

それはつまり、やっぱり『他人の気持ち』を完全に理解することは不可能だということ。だからこそ、お互いにきちんと言葉にして気持ちを伝えること。そして、『合わない部分』も許して、助け合うことが重要になってきます。

自分ができることはできる。やりたいことはやりたい。やりたくないことはやりたくない。

そんな風に、自分の気持ちを主張することは、実は物事をスムーズに進めるためにとても大切なのです。これをして初めて、周りの人はあなたの得意なことを任せたり、そして逆に苦手なことを手伝ってくれるようになります。

あなたが周りの人の気持ちを知りたがっているように、周りにいる人も『あなたの気持ち』を知りたがっているからです。

あなただけが自分の苦手なことを我慢し、他人に合わせて自分を変形させる必要はないのです。

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